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バイデン米大統領、インドと日本は「外国人嫌悪」と

5/3(金) 13:54配信 BBC

アメリカのジョー・バイデン大統領は1日夜、日本とインドには「ゼノフォビア(外国人嫌悪)」があり、「移民を受け入れたがらない」国だとして、ロシアや中国と並べて語った。

アジア系アメリカ人が多く集まる選挙資金集めのイベントで発言したバイデン大統領は、今年11月の大統領選では「自由とアメリカと民主主義」が問われるものだとしたうえで、「なぜか?  私たちは移民を歓迎するからだ」と話した。

「考えてもみてください。どうして中国は経済的にこれほどひどく停滞しているのか。どうして日本は大変な思いをしているのか。ロシアはどうして?  インドはどうして?  この国々は、外国人を嫌っているからです。移民に来てほしくないから」

日本の岸田首相は今月8日から14日まで、アメリカを公式訪問した。その際にバイデン大統領は、アメリカと日本の同盟関係は「強固」だと述べていた。

インドについては、アメリカ国務省がインド国内の人権状況について懸念を示しているものの、インドもアメリカにとって重要な協力国のひとつ。

ホワイトハウスは、バイデン大統領は日本もインドも不快にさせるつもりはなかったと説明している。

ホワイトハウスのジョン・カービー戦略広報担当調整官も、大統領の発言はアメリカの移民政策全般に関するものだったと述べた。

「我々の同盟国や協力国は、いかにバイデン大統領が自分たちと友情と協力を重視しているか、具体的な形で承知している」、「大統領がいかに同盟や協力関係を全面的に徹底的に重視しているか、(各国は)理解している」と、カービー氏は強調した。

日本の在米大使館は3日、アメリカ説明によるこうした説明を承知していると述べ、「日本の政策の正確な理解に基づかない発言があったことは残念だ」とコメントした。(抜粋おわり)

https://news.yahoo.co.jp/articles/1879f0d78a22b1f53d7a9f9d3ed2363b3b938f7e