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【看護学生】看護から進める道

男子看護学生の鳩ぽっぽです。今回は看護から進めるさまざまな道について書いていこうと思います。

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看護の道は多岐にわたる

看護は看護師だけではない

看護学生となったら看護師にならなければならない、看護師しか道がないと思っている人が多いと思います。
自分も最初専門学校にいたときは将来は看護師になるしかないか、と思っていました。
しかし、実際は看護師だけではなく、また、看護師といっても病棟だけではない、様々な分野や職種があります。
この情報が看護学生の皆さんの一助になればと思います。

看護の主な道

主な看護から進める道は以下のものです。

・病棟看護師
・専門・認定看護師
・診療看護師、特定看護師
・訪問看護師
・助産師
・行政保健師
・産業保健師
・学校保健師
・看護学校の教員

看護師にはまだまだ多くの働く分野や職場がありますが、今回は数が多いため割愛させていただきます。
では、順番に説明していきます。

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病棟看護師

言わずと知れた病院の病棟で働く看護師です。
日勤夜勤とあり、残業も結構あります。
看護師の質もばらつきがあり、ピンからキリまでいます。そのため、現場での教育や看護についてもばらつきがあるのが現状です。
しかし、最も基本的な看護技術や患者対応を身につけやすい環境でもあるため、特になりたいものがない、という人であれば無難に選べる選択肢です。

専門・認定看護師

病棟看護師の専門性を高めた看護師です。その領域の看護において、高い水準の看護技術や倫理観を有しています。大学院で修士号を取ることや臨床経験5年以上とハードルはそこそこ高いです。病院によってもそれを取得する支援が不足しているところもあります。
しかし、エキスパートとしてその領域一筋で働けます。(兼務の場合だとその限りではありませんが)
専門領域を突き詰めたいという人には目指す価値があると思います。

診療看護師、特定看護師

診療看護師は修士号を持ち、迅速かつ安全な医療を提供できるよう、手順書に沿って診療行為を行うことができる看護師です。いわゆるミニドクターです。
特定看護師は定められた特定行為を研修修了することで手順書に沿って行うことができる看護師です。できる特定行為は限られていますが、看護師にはできなかった医療行為が行えます。
これらの看護師は、医学知識、医学行為を主軸にした看護師です。なるまでには病院でかなりの経験が必要になりますが、看護よりも医学に興味があるひとは向いているかもしれません。

訪問看護師

訪問看護ステーションで働く在宅領域の看護師です。
近年の在宅医療の伸びに伴い需要が増している看護師であり、病院ではなく、利用者の家がフィールドです。
そのため、病院で通じていた常識が通じず、また、医療知識や看護に関しても熟達していることが求められやすいです。
しかし、患者のQOLや意思を最大限に尊重した看護を行うことができるため、最も看護らしいことをしている看護師というイメージです。
最近では新卒でも採用しているステーションが増えてきており、研修制度が整備されたりと、需要の高さを感じられる看護師です。
ちなみに、給料は夜勤や残業がない分、病棟看護師より少なめです。

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助産師

周産期に携わる看護職者です。
妊娠、出産、産褥、子育てまで、女性のライフサイクル、周産期、育児に渡って支え続ける助産師は、修士課程となっているところが多く、レベルが上がっています。
病院や診療所で働く人がほとんどであり、助産所や行政機関で働く助産師は合わせて15%もありません。
正直男性ということもあって、助産師についてはあまり詳しくはないのですが、給料は看護師の上位職ということもあり、高めに設定されています。
母性領域に興味のある人が目指す資格です。

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行政保健師

市町村、県庁等で働く保健師です。原則、公務員という扱いになります。行政保健師の対象はその地域に住むすべての人々であり、地域住民の健康増進、疾病予防のエキスパートです。
公務員なので、安定した職場ではありますが、分野としては基本、母子・高齢者領域がほとんどです。
特に小さな自治体などはその傾向が強く、それだけを行なっているところもあります。
政令指定都市など、保健所を独自で持っている大きな自治体はそれ以外にも難病、感染症、精神疾患、障害者などの分野があり、そこに携われる可能性があります。
保健師の中では最もメジャーであり、毎年募集がありますので、なりやすさでは行政保健師が最も良いです。

産業保健師

労働者の健康増進、疾病予防を行う保健師です。
職場は企業、単一健保組合などで、その企業の従業員を対象とします。
対象が成人期であることに加え、健康への関心が高くないことが多いため、介入がかなり難しいことが多いです。
給料はその企業の社員と同様の給与体制のところが多く、場合によってはかなり高いところもあります。
基本日勤で残業も無いところが多いためワークライフバランスが取りやすい職種ですが、求人数がかなり少なく、就職することがかなり難しいです。

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学校保健師

養護教諭が代表的ですが、学校の児童、生徒、学生、教員を対象とした保健師です。
保健室の先生といえばイメージがわきやすいでしょうか。
保健師の中ではかなり珍しく、求人数も少ないです。
保健師と養護教諭は別の資格のため、必要単位や取得可能かどうかも自分で調べてみる必要があります。

看護学校の教員

臨床やその他の分野の経験があれば看護学校の教員になれる可能性もあります。
教員は看護学生という迷える子羊を導き、看護師として成長させていく仕事です。
看護専門学校や看護大学ではOB、OGに声がかかる可能性がありますが、公募で出している場合もあるので、常々よく見ておく必要があります。
しかし、個人的に教員を見ていて、看護師よりも大変な仕事である一面もあると思うので、覚悟して目指す必要があると思います。

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まとめ

以上が看護でいける道です。
他にも細かくみていくと様々ありますが、主なものとしてはこれらがあると思います。
看護学生の内にこれらの道があることを知っておくことで、看護師以外の逃げ道があることが理解できて、心に余裕ができたり、転職について考えやすくなると思います。
鳩ぽっぽも看護師以外の道を見つけられたからこそ、今の道を歩み始められたといっても過言ではありません。
看護は視野が狭くなりやすいので、様々な道を知って、看護の世界を少しでも生きやすいものにしていきましょう!

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