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outer Wilds -echoes of the EYE-クリアに添えて

だいだいだいだいすきなゲームのDLCをクリアしてしまったので感想、と今後宇宙に向けて旅に出て、そして「幻想的な種族」の痕跡を追いかけるどこかの宇宙の、どこかのループの中にいるouter wildsの誰かに向けた攻略メモを置いておきます。できるだけ簡潔に、手掛かりをここに記す

  • 感想=DLC=

  • 全体を通しての感想

  • DLC攻略メモ-どこかの誰か、宇宙の神秘に挑む人へ-

感想=DLC=

「知る、ということは恐怖を持つことだ」
プレイヤーの種族も、Nomaiたちも、知的好奇心で科学を発展させ、そして進化し、星々を移動する人々になった。
その果てに「いずれこの宇宙が滅ぶ」と知ったとき、どんな選択をとるだろう。nomaiたちはその滅びを利用しさらなる発展を求めたし、我々は選択をする。
鹿ちゃんたちは知識を蓄え、見えた景色に恐怖した、それが今回のDLCの内容だったんだなぁと思った。だからBGMも宇宙の広大さと恐怖を感じるようなものが多かったと思う。
故郷の星を更地にしてまで追い求めた宇宙の神秘は、ただ等しく破滅を与える。その圧倒的な概念に「消えたくない」という抵抗を試みた、別のベクトルの進化を遂げた種族の、そんなお話だった。
知恵を持つ生き物たち、文明を持ち、探求心の果てにあるものが必ずしも良いものであるとは限らないのだ。

今作のDLCは番外編などではなく既存の22分のループの中で、探索できる要素が増えた……いわゆる”拡張パック”のようなものだとして見ると、とてもよく美しくまとめ上げるための内容だった。
たった一つのバタフライエフェクトが、その後の大きな流れを生み出していく、その一つの羽ばたきで滅ぶ種族もあれば、栄える種族があり、そしてまた新たな流れを生み出していく、そうして紡がれてきたあの宇宙の流れを読み解き、プレイヤー自身もまた抑えきれない”探求心”でその痕跡を追いかける。
本当によくできた作品だと再認識するDLCだったと思う。あの宇宙で旅をした記憶がとても清々しいものだったなら、やって損はない。
そしてDLCのクリアの果てに、再び宇宙の始まりと終わりを見届けること薦めたい。

Outer Wilds全体の感想

それなりにたくさんのゲームをやってきたけれど、本当にこの経験は”唯一無二”だ。
このゲームに存在する謎は、すべて現実の科学者たちが頭を抱える謎でできている。私たちはこの数十年にわたって研究されている”宇宙の謎、宇宙の不思議”をゲームという体験で学び、興味を持つことができる。しかもそれが「勉強です!!」と大手を振って学ばされるのではなく、どうしてこんなことが起こるんだろう、とプレイを通して同じ疑問を抱かせてくれるのだ。
代表的なのは量子だ。二重スリット実験、もとい「量子の月は観測することで実在する」これをうまくゲームに落とし込んでいる。現実でも観測下にある量子は必ずスリットの中を通って進む。
そういう現実にある疑問や問題を、ゲームのなかのプレイをとおして抱かせてくれる。そして、それは押しつけがましいのではなく、自由気ままに旅ができるからこそ感じられるもの。本当に「ゲーム体験」としても群を抜いて優秀な作品だと思う

小さなスケールに収められた宇宙、そこを通して現実にも興味が持てる。
圧倒的な”自然”の美しさ、無力な自分、あらがえない大きな濁流の中で、私たちは知恵を磨き、経験を積み上げ、そして進化していく。
ほんとうにすごいことなんだけど、ゲームであり、成長であり、人類史そのものでもある。そんな大きくて曖昧なテーマをこのタイトルは見事に表現しきっている。
本当にすごい名作。ぜひ、遊んでほしい。
このゲームをクリアした後、現実の宇宙観測にもきっと興味が出ていると思うから。

あと、私は音楽が大きなテーマのゲームが大好きなので、Outer Wildsを聞きながら、マシュマロ焼いて食べたいなって気持ちでいっぱいです。
音楽を奏でて楽しむ心に、言葉や種族は関係ないのだ。




DLC攻略メモ-どこかの誰か、宇宙の神秘に挑む人へ-

ここからは宇宙のどこかで、22分の命を生きているouterwildsの仲間へむけて探索メモを置いておきます。

DLCへの行き方
博物館の中、展示が増えているとのこと。見てみると、故郷の星に観測所が増えているらしい。それを調べ、謎を追いかけていくとDLCで追加されたミステリに会いに行くことができます。

衛星を見つけた
衛星になにか表示されていませんか?この衛星は太陽系に対して縦向きに周回しています。目的のものは”いつ”見えてますか?

一通り探索したけど、何を探せばいいの?
この宇宙船は壊れています。その原因を見に行きましたか?
何に使うかわからない、謎の道具はありませんか?そして、それは家に描かれていたりしませんか?

暗いし扉が閉まってるしで、行ける場所少なくない?
闇に包まれたこの場所は「光」によって管理されています。
あかりを「消す」という方法は試してみましたか?

焼却室が見当たらないけど
エリア1:河川浅瀬は「建物」ではないんです…じつは…。わたしも1時間くらいさまよいました。草葉の陰を探してみてください。排水口のように隠されている場所がありませんか?
エリア2:湖畔より。ちなみにランタンは水にぬれると消えてしまいますのでご注意。扉が閉まるのは「見られたくない記録を持っていかれてから」です
エリア3:エレベーターはおいておける場所を選べます。エレベーターがいなくなった跡地から、見えるものはありませんか?

焼却室のあと何するの
燃やされなかった記録の中に、ヒントがあります。残された記録の中に行くべき場所があるはずです。

どんちき騒ぎの建物の前を通るエリア
鹿たちは徘徊しているように見えて実はまっすぐ目的地に向かっています。
そして彼らは「ランタンの火」があるから存在しているのです。
暖炉の前にいる彼らもまた、同様です。さて、この星には「突然水がやってくる」現象はありませんか?”現実の”あなたの火を消さず、鹿たちの火を消す方法があるはずです

大きな竪穴の潜り方
私はこれを忘れて2ループ無駄にしました。
ランタンは地面にも置くことができます。
そして、なぜかここにだけある往復できる筏。
よーーく壁を見てみてください。それこそ、遠くまで見渡せるように。

ステルスさすな!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怖いよね。私も深夜3時に叫んだよ。
まじでこのゲームでそんな要素が出てくると思わなかったよ。
急にゲームですいませんなんですけど、鹿は光→音の順で認識します。また、光が見えなくなると所定の位置にそれなりの速さで戻ります。
また、鹿の発見レベル(警戒レベル)は3段階あって
1段階:気づいていない状態
2段階:光や音により注意状態
3段階:発見、追跡モード(プレイヤーより足が速いがほんのわずかなので、それなりの距離鬼ごっこができる)

特徴的なのですが2から3にレベルが上がるにはそれなりに至近距離になる必要があります。なのでガチで追われるまでは意外と余裕があります。
これを利用してライトの光をあててにらみ合いながら左右の部屋に引き寄せ、鹿ちゃんが室内に入ったら完全ににらみ合いしつつ、じりじりと目的の階段のほうに寄る…とうまくいきます。暗闇にする必要がなく、そんなに焦る必要もないのでこの方法がおすすめです。

エリア3
遺影?が壁に一杯飾られているエリア。ここもゲームですいませんなんですが、鹿の視野は円形に取っていて高低差で距離が開いても見失ってくれます。
なので、↑に倣って、あえて発見されて、警戒レベル2段階目の状態を維持しつつ中央の通路に引き寄せ→柱を目安に左右の通路から抜ける
がおすすめ
です。
階段途中にはアラームがあるので火消しを忘れずに。

大きな鐘状の建造物の中、3つの封印
それぞれの図書館にて「禁止事項」「バグ」「エラー報告」のような記録は見つかりましたか?
それはこの裏世界の中の「抜け道」です。徹底的にパスワード・記録を焼き切った彼らの一族が想定できていない方法を用いれば見えるものがあるかもしれません。
それに、アラームは「肉体が寝ている」から聞こえるものです。魂だけの状態になれば、肉体の周りで騒音が鳴っても気になりませんよね?

立ち去ったもの
建造物からひとり出ていった彼はどこへ行ったのか。
既に体の失われた彼が手に持っていたものが近くにあるはずです

え、これでおわり?
ひとまず終わりです。この種族にまつわる物語は。
しかしEDまでいけば、見えるものがあるかもしれません。

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