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冬のハケ散歩会を開催します。

明日、2020年12月20日は、初めての方をお連れしての散歩会をします。
記念の第一回。どう回らせてもらおうかとロケハンに行ってきました。
武蔵小金井駅集合。まずは、滄浪泉園から。

銀行家・外交官の波多野承五郎がハケを活かして大正4年から8年に造成された別荘で、昭和12年からは、大久保利通の甥で旭硝子会長の山田三次郎、それから三井鉱山の会長の川島三郎が取得して、川島別荘とも呼ばれていたところです。湧水地形を活かした素晴らしい庭園と武蔵野の自然林です。
住宅地開発が計画されたのを市民の反対運動で、昭和52年東京都が買収しました。緑地保全地区に指定されて小金井市が整備して、一般公開しています。

まずは、湧水の水琴窟へ。今日も澄んだ響きが脚元からも身体に響きました。

ハケには、縄文遺跡がたくさん。つまり、縄文人が好んでここで暮らしていたという良い土地、ステキな土。黒ボク土といいます。実は、自然のものではなく縄文人がちゃんと管理して森が豊かになる土を作っていたのだそうです。

せきしょうです。清らかに豊かに湧き出している湧水にだけ生える多年草。初夏には白いかわいい花が咲きます。
水もせきしょうも枯れないように!

リュウノヒゲの碧い宝石、皆さんに見つけてもらおう。

湧水は年中15度ぐらい。夏冷たく、冬に「温い」から貫井なんです。大正時代には、温井と書いたものもあったようです。
ぜひ、水に手を入れてみてください。
ほんとうに、あったかいんです。

心がしんどい時、ここの団子地蔵さまに来ると(母に少し似ていて)不思議と落ち着くのです。
リカバリースポットの一つ。

早蕨の坂や、貫井遺跡の水源地、大瀬戸という大瀧のあったところ、やはり大正時代に前田家の別荘だった跡の三楽の森を巡って
今回の散歩のメインの貫井神社へ。
本殿裏からは少なめでしたが、西側の湧水ポイントからは滔々と湧いています。

小さな葉のホウライシダが水に映えて美しい。

旧野川の湧水の道を周り、弁天橋を渡って、少し国分寺よりの階段を降ります。野川の川縁を、新小金井街道のあたりまで土の道を歩きます。

住宅街の秘密の暗渠の迷路を進むと、湧水の用水路に出ます。水路沿いに遡って薬師通りに出ましょう。
あとは平代坂か、念仏坂から駅方面に戻ります。
連雀通りのでみカフェさんでランチにします。
鶏ひき肉とキノコの生姜スープ、温まりました。

明日、皆さんとご一緒に歩けるのが楽しみでなりません。
少しずつ慣れて、もっと多くの方にもご案内できるようになれたらいいなと思っています。

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