見出し画像

第一回ハケのお散歩会&妖精のブーケブローチワークショップ、無事に終了しました。

12月20日(日)
今日は雲一つ無い気持ちのよい晴れでした。お天気でほんとに良かった!
JR武蔵小金井駅で4名の参加者さんと集合。同じ目的で集まってくださったので、自己紹介しただけであっという間に打ち解けて楽しく出発。


なそい坂の上から、長野まゆみさんの小説のワンシーンを解説を交えて下の見えない急坂の感覚を味わってもらってから、ロケハンのルート通りにあの坂、この坂の(私が思う)地形的歴史的見所を巡りました。

ハケの地形や湧水を活かした、大正時代に造園された別荘地の跡の「滄浪泉園」は特にお勧めなので、ゆっくり時間を取って。

「貫井は温井なんです」
実際に湧水に手を浸けてもらって納得。年間通してだいたい15℃ぐらいだから、外気よりあったかいのです。
温泉みたいにまろやか!との声も。
縄文人と同じ景色、同じ水…。

四阿の木の長椅子で休みながら、ハケとは何か、どうやってできたのか、なぜ貴重なのかを資料を使ってお伝えさせてもらいました。
(ハケのオタクな話を、皆さんが笑顔で頷きながら聴いてくださるなんて…夢のようです!)

山楽の森の手前でガラッと気配が良くなる瞬間。
貫井神社の本殿の裏の木の前に来たら急に静謐な気配になる瞬間。
私が感じていた不思議を、みんなで体感してもらえてすごく嬉しいです。

この階段の上のビューポイントから、今日も木立の間に蒼い富士山がきれいに見えました。ちょっと内緒にしておきたいスポットだけど、お正月に毎年ここで拝んでいます。


さわらびの坂では、あるお家の前に、家庭菜園の立派な大根が山積みにしてありました。なんと、「どうぞご自由にお持ち帰りください。重いですけど。」と書いてあります。
ありがたく、みんなそれぞれ一本ずついただきました。ありがとうございます!
そのお宅の前の道路は、地下に湧水が流れているようです。みんなで道に立って暫し水琴窟のような地下の水音を味わいました。
「大瀬戸」という昔の地名や瀧の話と一緒に、素敵なお土産の記憶に残してもらえて嬉しいです。

旧野川の流れの開渠と遊歩道の「湧水の道」を経由して、野川を歩いて駅方向へ帰りました。土の道が脚に優しく、冬の植物観察もしながらです。
春の期待を桜の枝の芽が膨らませてくれます。桜の季節は息が止まりそうなくらい素敵ですから!!

皆さん、違う季節にもぜひ来てみたいとおっしゃってくださいました。

ランチを兼ねて、午後のワークショップの会場である「でみカフェ」さんに。
美味しい心づくしのご飯をいただき、そのままテーブルに材料を広げて、「ハケの妖精のブーケブローチ」を作りました。
「ハケのこびとの…」ってこれまでは言ってたんですが、やっぱり「妖精」のほうがイメージに合うかも。

みんなで作ると嬉しい、楽しい、楽しすぎます!

思い思いのかわいいブーケブローチが次々とできあがりました。
皆さんどれもとても素敵です😍💓

自分が嬉しい事で、同じように誰かも嬉しくなってもらえるってこんなにも幸せなことだった。
皆さん、これからもハケを護ってほしいと心から願っておられました。

イベントが開催できるように支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。
そして、関心を持ってここまで読んでくださったみなさま、ほんとうにありがとうございます。
身近で美しい場所へ、ぜひ深呼吸しにおいでください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?