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完璧な答えを探している僕に送る手紙

元号が令和に変わりましたね。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
本日、ふらっと街に出てみると、なんだか不思議なムードに包まれていました。
ゴールデンウィークの中日で休みは続くこと疑わない喜びなのか、元号が変わって祝賀ムードなのか(令和ラングドシャとかいう謎のお菓子があった)。
いずれにせよ、味わったことのない雰囲気でした。ただ、なんというか「浮ついてるなぁ~」ということはわかります。もちろん僕も含みます。
初めての元号が変わるシチュエーションですが、改元に関わる方々のおかげで、僕はのんきにゴールデンウィークを過ごしています。ありがたいなあ。
さて、平成から改元し令和元年最初のnoteは「答えを探している僕に送る手紙」というタイトルです。
いつも理想の答えを探してしまう僕に、完璧な答えなんかねーんだよ!と、このnoteにはっきり書き残しておきたいわけです。


僕は、物事には常に正しい答えが存在すると考えているタイプでした。いや、今もそうですね。どうしてもそう考えてしまいます。
最近ですが、常に正しい答えが存在すると考えるのは、僕にとっては非常にネガティブなことであると気づきました。
例を上げるとするなら、4月6日の同人誌即売会の主催でしょうか。
イベント自体はとても上手く行きました。もちろん改善点は多くありますが、色んな方々に支えられている、非常に恵まれたイベントでした。
ですが、僕はイベントが無事に終わったのにもかかわらず、とても落ち込んでいました。
僕は、もっともっと良いイベントにできた、こうすれば、ああすればと頭の中でぐるぐると考えていました。
イベントの責任者は自分です。当然、イベントの出来なんて嘘はつけません。
もうね、よくわからんぐらいネガティブになってました。
そう!僕の考え方は、成功と失敗はオール・オア・ナッシングなのです。この時は完全に「ナッシング」でした。無茶な話です。頑張ってきたことが、100%理想の通りにならないと 0%なのです。
つまり、何をやっても失敗を積むことになるのです。もしかしたら当たり前なのかもしれないけれど、僕にはとても辛いです(甘々ウォンバットですから……)。
だって、何も上手くいったことがないのだから。卑屈にもなりますよ。
けれど、その思想は自分の為にならないなと、やっと腑に落ちた出来事がありました。
それは、周りの仲間や参加者の方々に「イベントよかったよ!」と言っていただけたことです!

…………ベタだと思いましたか?ベタだと思ったでしょう。僕も分析していて驚きましたが、本当なのです。

そもそも、イベントについて本来であれば、成功であったのにも関わらずネガティブをこじらせたのには理由があります。
それは、僕はイベントの主催なので、成功か失敗かを決められる立場にあったと勘違いしたことでした。
勿論、より良いイベントになるように努力するのは大事ですが、自分の思うプロセス通りに行くとは限りません。
プロセスを踏むのも勿論大事ですが、当日になってしまえば参加者がいかに楽しめたかがより大事なのです。
そのことに気づけたのは、やはりイベントに来てくださった方々や、応援してくださったの声だったんですね。
そんなあたたかいお声を頂いて、やっと気づくことが出来ました。読み返してめちゃくちゃ恥ずかしいですが、それが僕なんだなと思います。

今思えば、オール・オア・ナッシングというのは、ある意味とても簡単な考え方のように思います。
なんというか、本来はそんなわけないんです。1~99%の何かがある。そこに目を向けることは大変だけれど、より答えに近づけるヒントはここにあります。
今までは、「すべて失敗してしまった」ということにして、大事な中身に目を向けていなかったのだと思いました。
あ~きっと皆さんにとっては当たり前のことなのだろうと思いながら、このnoteを書いています。
どうして僕は考えの浅いのだろうか。そんな、なんというかしょうがない僕の為にわざわざ手紙のようなnoteを書くわけです。

いいかよく聞け僕よ、世の中には完璧な答えなんてないんだよ!

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