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【ガンバ大阪】昌子が真っ先に諦めてどうするのか/J1第13節:川崎戦●0-2

もう絶望しかない。川崎との歴然たる差にしてもそうだし、上向く気配すら感じられないチーム状態もそう。いつまで活動停止の影響を言い訳にしようというつもりなのか。

□ 2021年5月8日:J1第13節
ガンバ大阪0-2川崎フロンターレ

万全な状態でも勝機は薄い相手である。またしてもあっさりと退けられたのは仕方がない。ただ、例によって何の爪痕も残せなかったのが残念でならない。何か狙いは徹底できただろうか、ただ漠然と90分が過ぎていっただけではないだろうか。
ケガ人の影響もあるとはいえ新人の佐藤を不慣れな右SBとして起用し、これまでまともにプレータイムを与えられてこなかった一美を突然サイドでスタメン起用。奥野に関しても急にスタメンで使われたりしばらく出番がなかったりで、宮本監督が各選手をどう評価しているのかがさっぱりわからん。固定メンバーで戦えというつもりはないが、いい加減にチームの核を構築してもらわないと..

無意味な敗戦だけが重なっていく。

何かポジれる要素はないものかとダイジェストVTRを見てみた。黒川は試合を経るごとにキレと自信がみなぎっており、藤春不在のダメージを感じさせないデキ。宇佐美も徐々に相手の危険なところに顔を出せるようになってきた。後半の左足シュートも好セーブに阻まれてのもので、感覚は良くなっているんじゃないだろうか。

ただ、先制点を許した場面で目を疑いたくなるようなシーンが..

一連の昌子の対応を見てほしい。1分51秒くらいから。

ポストに入った家長昭博に付ききれない。逆サイドに展開されてから脇坂泰斗に寄せられない。そして極めつけは長谷川竜也にスルーパスを通されてからの傍観..
最初の2点に関しては相手の巧さもある。家長が絶妙に距離を取って受けているし、脇坂もうまく逃げながらのドリブルで、簡単に詰めさせない。もうちょっと厳しく当たれた気もするが..
ただ、佐藤が裏を突かれた時点でサイドに立ち尽くしてるのは絶対おかしいですよね? その後のプレーに備えて、ゴール前のスペースを埋めないとダメですよね?

完全に諦めが出てる。しかもよりによって精神的支柱としてチームを引っ張ってほしい昌子のプレーからそれが見られてしまったのが残念でならない。失点の責任が彼にあるわけではないが、彼がチームにもたらしてほしいものが何かを考えると、あまりにも残念なワンシーンだった。



活動停止からの復帰初戦となった広島戦で、チーム一丸となって無失点に抑え込んだその姿には心動かされたものだ。

洗練された組織力も爆発的な個人技も見られない今、せめて粘り強さだけは大切にしてもらいたい。それすら無くしてしまっては、もう宮本ガンバには何の魅力もなくなってしまう。

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