見出し画像

無印良品の強み

この動画はじっくり見るべきではないかと。とても勉強になりました。


MUJI無印良品: 無印良品とクリエイター| 深澤直人「Micro Consideration」

無印について個人的に思っていたことがあったので下記にまとめます。

①すごい必然性

無印ってシンプルでいいよね。とひとことで片付けてしまいますが、
なんかもっとすごいことが隠されているように思っていました。
上の動画ではMicro Consideration=細やかな配慮:調和と言われていますが
これみてよくわかりました。アフォーダンスという言葉があって、

アフォーダンス(affordance)とは、環境が動物に対して与える「意味」のことである。アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語であり、生態光学、生態心理学の基底的概念である。「与える、提供する」という意味の英語 afford から造られた。
※Wikipediaより引用

つまり“モノが使い方を教えてくれる”ということで、コップの取っ手を
みれば、指を入れて持ち上げたくなり、続けて中にあるコーヒーを口に
運んで飲む、といった一連の動作を生むデザインを持ったモノのこと。
この一連の動作のつながりがよどみなく流れることがまた重要らしい。
この“すごい必然性”とも言えるアフォーダンスが、
この動画を見ても大切にされていることがよくわかります。

※MUJIホームページより引用

引っ張りたくなります。

②これでいい

動画の中でも“MUJI is enough”と言っていますが、アフォーダンスに
立脚した、ある意味機能だけにフォーカスした無駄を削ぎ落とした商品は、
デザインなど目に見えるところだけでなく、バリューチェーン全体の無駄も
削ぎ落として、あらゆる方面に“無理のない”ものになっているのだと思う。
外部不経済生という言葉が昨今話題になっているように、
過剰にある方面での経済性を追いかけるばかりに、他の部分に
影響を及ぼして、課題を生んでいるようでは本末転倒ということに
今やなりかねない。そういう点でも無印の思想はすごいと思う。

※MUJIホームページより引用

③無印良品とJ-CSV

調和を考えたきめ細やかな適性を見つけていくという思想は
日本人の品の良さを強みにした、
J-CSVにも通じるところがあると思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?