見出し画像

玉鷲おめでとう!9月場所総括その一

更新をサボる間に9月場所も終わってしまいました。
照ノ富士の休場を始めとして、上位陣がバタバタと崩れる中で自力のあるベテランが賜杯をさらっていきました。

髙安はまたもや、あと一歩優勝に届かずでした。
若隆景が制した3月始め、混戦する場所では大体優勝争いに絡む印象があるんですが何故か勝ちきれない、、、。

元大関なんですから、優勝して然るべき力は当然あるんですが未だ0回。
兄弟子の稀勢の里も、嫌というくらい賜杯が手から滑り落ちてきましたが、段々その勝負弱い所も似てきたような、、、。

稀勢の里に関しては、そもそも白鵬や日馬富士モンゴル勢が席巻した時代にいて日本人が優勝すること自体が稀だったという所もありますが、
幕尻だろうが誰でも優勝出来るチャンスがあるという、無秩序な相撲界の状況を考えると、髙安にはもう少し奮起して欲しいものです。

優勝争いで言えば、今場所は北勝富士も好調で初日から9連勝を記録したあたりではこのまま突っ走るかと思いましたが、後半失速し結局10勝5敗で場所を終えました。
元々、気迫の籠った相撲ぶりには定評がありますが場所前半はいつも以上にそれが全面に出ていた気がします。
押し相撲なので、乗ると強いんですが後半負けが続いたのは一度ペースを乱すと脆いというその裏返しでしょうか。
御嶽海と同学年で学生時代からお互いライバルで、1、2年の頃は学生横綱のタイトルを取って北勝富士がリードしていたんですが、最終学年で一気に御嶽海に捲られて、大相撲に入っても御嶽海が先に優勝して大関になったりその状況が続いていました。

御嶽海が要領が良いのに対して、北勝富士というと学生の頃から性格なのか、良くも悪くも力を抜いたりが下手というイメージがあります。
片手でも勝てそうなだいぶ力の差がある相手にガチガチに立ち合いからかまして行ったと思うと、肝心な大一番では上手く力を発揮できず負けたり、どこかチグハグで勿体ないという印象を抱いてました。

ただもっと肩の力を抜いてやって欲しいのかというと、そういう不器用で無骨な部分が魅力なのでそれも違うんですが、、。
やっぱり北勝富士は力みまくってるくらいが、良いかもしれません。
御嶽海が逆に弛みまくっているので、喝を入れもう一度抜き返すような活躍に来場所は期待しましょう。

幕内下位、十両についてはまた後日!








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?