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耕作放棄地に食用バラ園をつくってみた

耕作放棄地の景観が良くなって、周辺環境に害を及ばさず、食べられて、特産品開発にもつながり、収益化できればおもしろいと思い耕作放棄地を食用バラ園にするプロジェクトは動き出しました。

まず耕作放棄地って何?

それは以前耕作していた土地で、過去1年以上作物を栽培せず、この数年の間に 再び栽培する意思のない土地の事です。例えば以前におじいちゃんおばあちゃんが家庭菜園をしていて、高齢になり畑作業ができなくなり跡継ぎがいない農地などで、田舎にはたくさんあります。今回の耕作放棄地も私の祖父母が以前に畑をしていた農地です。

なぜ耕作放棄地はダメなのか

耕作放棄地は、周りの環境に様々な悪影響を与えるおそれがあります。また、一度耕作をやめ数年経てば、農地は荒れ果て原形を失うほどに姿を変えてしまいます。その結果、害虫や獣害の住処になってしまい周辺環境に悪影響を及ぼしてしまいます。

私の祖父母が以前、畑をしていた耕作放棄地をまずは草刈りしました。

食用バラとは

バラの中にも食用にも適する種類のバラが存在します。食用専用というわけではなく、栽培が容易であったり、食感や香りがよく、開花性に優れていたりするものを食用にも適するバラとして昔から栽培されてます。中国の山東省済南市平陰県の「メイクイチン」で1000年以上前から食用・香料用に栽培されているバラなどを今回は選定しました。

資金はクラウドファンディングで

初めてクラウドファンディング(以下クラファン)を活用して資金を集めてみました。コロナ過でもクラファンを活用してみたいと幾度か考えてみましたが、なんとなく自分に資金を集められる気がしなかったのと、全然集まらなかったときに恥ずかしい気がしてクラファンを活用できませんでした。そんな中、知り合いがクラファンのローカルパートナーをしていると知り、相談することにしました。彼とは地域おこし協力隊活動時代の県内の仲間みたいなものでした(彼(植田さん)の会社 http://mediart-llc.com/)。植田さんの伴走支援の後押しもあり、やってみることを決めました。振り返るとやってみて良かったなと感じるとともに、多くの気づきもありました。クラファンの詳細は今回は割愛しますが、また別の機会に書きたいと思います。

食用バラ園のこれから


クラファンの資金でバラ苗を購入し、植え込みました

私たちは食用花に魅力を感じ食用花専門農園87farmを運営しています。その中で、耕作放棄地が地域にも多く存在していることから、食用バラ×耕作放棄地で地域の活力になれるよう、次の世代への架け橋になれるようにプロジェクトを進めていきます。クラファンで支援してくださった方のお気持ちも繋げていきたいと思います。

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