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パソコン起動時トラブルの件

パソコンに携わっていて一番嫌なのがハードウェア系のトラブルです。それも起動時に動かなくなるやつ。

先週、そんな事案がありました。

パソコンは電源投入後、モニターにメーカーロゴを表示。
ここまではいつもと同じ。

次に、本体にあるストレージを動かしに行った時に点滅するんだろうオレンジのランプが一瞬点灯したような感じからのシャットダウン。

その後、一旦本体の電源を抜き再度電源を投入すると、トラブル時のグリーンのトラブルシューティングを促す画面が表示するという現象。

どう考えてもストレージの故障だと考えました。

幸いにもトラブルシューティングからセーフモード起動ができたのでデータのバックアップを行いました。

行っている最中に、ふと、セーフモードが動くってことはストレージの故障じゃないのでは?と思いました。
けれど、これまで何度もこの手のトラブルでサポートに言われたのは「ディスクの故障ですね」だったはず。
ストレージじゃなければマザーボードなんだろうなぁと漠然に考えながらサポートセンターにパソコン本体を持ち込む段取りを始めました。

改めて考えてみるとここでもっと真剣に状況を考える必要があった。というのは置いておいて。

今回のパソコン、いわゆる小型PCとよばれている機種です。
この機種の特長はノートパソコン同様電源部分がACアダプタ化されているので一般のデスクトップパソコンのように電源部分を内蔵していないところです。
なので、サポートセンターに持ち込む時は本体と一緒にACアダプタがついた電源ケーブルを持っていかなければなりません。

本体から丸いピン状の電源を取り外しケーブルを取り出しました。
そして、そのケーブルをみてびっくり!といいますか、はぁ〜?ってなりました。
それってモニターの電源ですよね?と。

そう、現在使用中のASUSの24インチモニターの電源は、パソコン本体と同様丸いピン。
それもピンのサイズも同じなのでどっちにも挿さってしまいます。


モニターのACアダプタ
パソコンのACアダプタ先端

つまりパソコン本体にモニターのケーブルが接続されていたというのが今回のトラブルの原因でした。

24インチのモニターとパソコン本体とでは必要とする電気の量が違いすぎます。
パソコン本体にモニターが必要とする電気しか供給されなければ、そりゃ本体コケますよ。という事です。

当然ですが電源ケーブルを直してあげると全く問題なく起動できました。

頭の中で「なんなんだ!これは!」と、うっかり声にでてしまうくらい激しく思いました。

確かに「パソコンが壊れた」という一報を受けた時、机移動を行なっていた
はず。
その情報は知っていたけど頭の中でリンクさせる事ができなかった。

まずは、ストレージをフォーマットさせないといけない深刻な故障じゃなくてよかったのが一番だけど、この原因に気づけなかった自分自身に腹が立ちましたね。

でも、サポートセンターに持ち込んでサポートから「ちゃんと動きますねぇ〜」と嘲笑気味に言われるよりはよかったと思っています。

まだまだ修行が足らん!ということでここに記しておこう。



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