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Seriaドールの作り方(7cm)

サムネイルは最初に作った子なので、別個体での作成です。

10年以上前に、リカちゃんオタクの延長から、100均人形の塗装を落としてドールアイを組み込んだりしていた者です。SDにずっと興味がありつつ、敷居が高かったのですが、勢いフルカスタムしてお迎えまで期間があるのでメイクや服の練習用にSeriaドールに手を出しました。

転居時に裁縫道具を手放してしまったので、それらの再購入や、布系、リューターや試行錯誤なんかで1万弱くらいの投資になってしまいました。ウィッグ作成が一番苦戦したので、今回は省略します。


①素材

  1. ドールヘッドmini

  2. ドールボディ7cm

  3. 刃先30度のカッター

  4. 紙やすり(耐水)

  5. パステル(Seriaだと3本100円×2)+水

  6. アクリル絵の具

  7. 極細筆

  8. 除光液

  9. 綿棒

4くらいまではSeria、5以降はダイソー等でパステル等もお得に入手できるのかなと思います。アイホールや、メイク練習等を考えると、ヘッドは多めに買っておいて損はないと思います。ウィッグを作るならその素材も。

絵画を描くのと、充分なレジン機器を置く場所がないので頬や鼻先や唇にはジェルメディウムを使用しています。また、アイホールの下書きの際に柔らかい鉛筆を使用すると色が乗りやすいです。やってないけど、油性ペンであとからアセトン等で落ちるかもしれない。


②アイホール

基本的には下書きをフリーハンドで描いてますが、説明のために図解します。

裏技として、個人的にはアニメ系が苦手なので、SDのヘッド等を検索して好みの顔立ちの目の形を分析します。

Seriaヘッドはどうしてもブライスバランスで、かつ、せっかくのドールアイに光が入らないのも寂しいので、切開の段階で少しずつ調整します。基本的には、右下の感じで、菱形を曲線で好みの印象にするのが自然かなと思ってます。

私は真ん中の図のように、頬が盛り上がった曲線が好きだけれど、Seriaバランスだとアイに光が入らなくなったりバランスが変になるので調整します。

30度カッターで、消しゴムハンコの要領でカットしていきます。リューターややすり等も購入してみましたが、結局カッターと紙やすりが一番でした。

コツとしては、薄くした方が良いので、粘膜部分と裏側のバランスを考えて角度を変えてスライスしていくといいです。

ゴミを出したり、どこかのタイミングでアイの固定等で使用するので、後頭部の線に沿って切開しておきます。

どの段階で撮影したか不明。目の調整と、私は人中を深くしてから上唇をスライスして上向きに。イメージとしてはあとで化粧をする際に、ハート型にしやすいようにする感じです。

リューターを使う際は、輪郭や口周りなど弄りますが、多分カッターでも紙やすりをかければ馴染むような気がします。そんなわけで紙やすりをかけてアイホール完了です。


③メイク

全部、勢いの独学なので順番はわからないけれど、まずはアクリル絵の具から始めます。イメージが掴みやすいので。

②で作成した粘膜部分や唇に色を乗せます。アイホールに筆を入れて黒いアイラインを引いて、下まつげを書き、眉毛も書きます。必要があれば二重ラインや黒子を書いたりします。

つけまつげを接着するのも良いんだけれど、固定が難しいのと、弄っているうちに取れたり、サイズとメンテ的に面倒なので今は付けてないです。

綿棒でパステルを取って、フワッと入れていきます。あまりに乗らない時は水を付けます。耳にオレンジとピンクを入れ、ティッシュでオデコ周りにオレンジをまんべんなく入れるだけでも自然な感じになります。

その後は、メディウム等を使用して光沢を入れます。レジンの硬化に問題がなければレジンで十分だと思います。

メディウムもアクリル絵の具もパステルも、除光液で落ちるので、綿棒などで都度修正します。


④ドールアイ

Seriaもアクリル製のやつがある程度あるので蛇足です。球体だとどうしても浮くのが気になったり、個性を出したかったので作っています。

  1. 樹脂粘土ホワイト

  2. アクリル絵の具

  3. UVレジン

  4. スパチュラ

  5. 筆(柄の部分が眼球サイズに合うので)

  6. 引っ付き虫(既存ドールアイでも多分必要)

樹脂粘土は、今はモデナを使用していますが、悔しい事に100均の方が白かったり湿度が高くて扱いやすかったです。100均の方が乾燥時の伸縮率が高い気はします。

アクリル絵の具は、金や銀を塗ってレジンを入れると、光り方が綺麗になります。

丸めた樹脂粘土を、筆の柄の部分で潰していきます。あまり半球を意識せずに、平べったくすると、後でくっつけた際に浮きが出づらいです。

樹脂粘土に絵具で色付けをして、それを混色しないように混ぜて、丸くして再び同じ大きさの筆の柄で潰します。

細い線で光彩を描きます。スパチュラでも良いですが、100均のピンセットを使っています。一本あると色々楽です。

スパチュラで瞳用の穴を空けます。金や銀を使用する際は、この時に使います。

黒い粘土を小さく丸めて、瞳用の穴に入れた後にレジンで硬化します。固まった後は全体にレジンをまぶして白目部分にも光沢を付けます。


⑤完成


ウィッグの作成は未だに苦手なので、一旦保留。

衣類系は薄手でなるべく柔らかい物にして、少なくとも7cmドールは小さすぎて縫ってもほつれて汚らしくなるので布用両面テープを細く切るのがおすすめ。

ちなみに、サムネイルの子は(男設定のはずが、ウィッグが難しすぎて男に見えない)全てSeria素材と両面テープで出来ています。

生首と眼球ばかりが増えていく、、、

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