最近のティッシュ配りって、ちょっと昔と変わっている気がしませんか？

昔はあっさりと、「お願いしまーす」という掛け声とともにさわやかな感じで渡してくれていた記憶があります。駅前とかで。
ただ無料のティッシュではありますが、実は無料じゃないというか、そういうティッシュもありますよね。

ほらあの、携帯ショップやクレジットカード、ウォーターサーバーなどなどの人達が浮かんできます。
ティッシュを配るとすかさず「お使いの携帯キャリアはどちらで？」「ご自宅でウォーターサーバーは使っていらっしゃいますか？」と声をかけられます。

これ、ちょっとした心理テクニックなんですよね。ティッシュをもらっている手前、話を無下に断れない。うまいなあ。

ティッシュをもらう代わりに、お話を聞かなければいけません。あと、ティッシュではありませんが、子どもをおもちゃで釣るパターンもありますね(笑)

というわけで、実は無料のティッシュじゃない（お話を聞く時間が必要）ことを知っているので、わたしは華麗に通り過ぎることを決めているんです。片手でごめんなさいのポーズ、軽い会釈をしてさようなら。ちょっとおじさんみたいだなと自分で思うのですが。

ちょっと前までは、スルーしたら「ありがとうございますー」「またお願いします～」なんて感じの反応が返ってくることが多かったんですけど、最近はちょっとクセがつよいというか。歌舞伎町のキャッチぶりにがんばるお兄さんお姉さんもいます。歌舞伎町行ったことないけど。

ついこの間言われたのが、
「すんご～く柔らかいんです、このティッシュ…！」

あまりにも切実な感じだったので、ちょっと吹き出してしまいました。笑ってしまったけど、すみませんと言って立ち去り。

こんなのもありました。かしづきスタイルで
「お受け取りください…！」

これは、流石に受け取る人いないだろうなと。やりすぎ次郎。ちょけた感じで、周りと楽しんでやってましたね。

あとあと反応に後悔したやつがこれです。
「ティッシュお嫌いですか？もしくは僕のことが嫌いとか…」

めっちゃ笑いました。ちゃんと表情までしゅんとしてたんで。
「いや、お兄さんのことは好きですよ」って真顔で言えばよかった。そのまま立ち去ってしまったんですが。

あとこんなのも。ニコニコ顔で
「今、僕と目が会いましたよね？」

ポケモンバトル仕掛けられるんかと思いました。言わなかったけど(笑)

という感じで、ちょっと一風変わった声掛けが増えている気がしまして。できるだけ近づかないよう歩いてますが、遠目で見ていてもあの手この手だなと。営業さんも大変なんでしょうかね。

昔わたしも携帯ショップのキャンペーンガール的なやつを一瞬だけやってました。まあなんというか、恰好もそうですし、マニュアルで決まっている文言などなど超恥ずかしかったですね。給料はよかったんですけど、ちょびっとでやめちゃいました。

というわけで、キャンペーンの裏の目的がお客さんに契約or乗り換えしてもらうことだと肌感で知っていたんです。そんな経験がなくても、わかっている人は多いのだと思いますが。

まあでも、面白いことを言われたら面白い返しをしたいですよね。関西人の血なのかもしれません。これも策略なんでしょうか。