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Google検索であなたの天職を見つける方法 〜検索リテラシーて転職も有利に〜

転職活動中のあなたへ。

転職というのは、なかなかチャレンジングであると同時に、情報が足りなかったり、錯綜したり、なかなか大変ですよね。
どうして、ネットに落ちている転職関連情報ってフワッとしているんだろうと、疑問に思いませんか?
実は、それには秘密があるんです。

ネットで転職関連の情報を得ようと、検索をすると、大手転職サイトのページがズラーーーっと出てきますよね?
でも、転職を有利に進めるための情報は、そこには載っていません。

なぜなら、、、本当のことを書いてしまうと、人材業界が自分で自分の首を絞めることになるから。

僕は、採用を支援したこともあれば、実際に採用もしているし、なんなら転職活動も通算で割と長いことしていました。

こんな経歴の僕が、転職活動中のあなたへ、内定を獲得するのにとっても大事な視点を一つ教えます。簡単なことですけどね。

まずは人材ビジネスの仕組みを理解しよう


転職活動をするときには、リクナビやマイナビの様な転職サイトに登録してみたり、人材紹介会社に登録してみたりしますよね。当たり前のようにそれらのサービスを使っているのですが、彼らのビジネスモデルって考えたことありますか?

まず疑問に思ってもらいたいのが、転職サイト経由であっても、人材紹介会社経由であっても、転職するあなたは1円も彼らにお金を落とさずに済んでいるのはなんで?ということです。

大まかに、転職サイトと人材紹介会社のビジネスモデルを整理しておきましょう。
■転職サイト
リクナビNEXT、マイナビ、enジャパン、DODAあたりが有名どころですね。これらの転職サイトの収益源は求人広告です。
もう一度書きますね。「求人」広告です。
そう。求人なんですよ。人を求めると書いて“求人”。つまり、転職サイトの「お客さま」は、他人を欲しがっている企業であって、その企業の広告を転職サイトという名のメディアに掲載することで収益を得ているんですね。

転職サイトはあくまで「メディア(=媒体)」でなので、広告を出稿したい企業がメディアにお金を払い、その広告を見る人は別にお金を払う必要はありません。
人材紹介会社
リクルートエージェント、JACリクルートメントあたりが大手ですね。他にも中小の人材紹介会社は数万社あるといわれています。

では、彼らはどのようなビジネスモデルなのでしょうか?一般的な人材紹介会社のビジネスは、
・紹介会社の営業がいろいろな企業にアポを取り、求人票をもらう
・同時に、転職したい人を探す
・転職したい人の話を聞いて、自分たちが持っている求人票を渡す
・同時に企業に対して、転職したい人を紹介する
・その企業にその人が入社すれば、決定年収の約30%を企業からもらう

これが、人材紹介会社のビジネスモデルです。
人材紹介会社は、企業からお金をもらうので、転職したい人はお金を払う必要はありません。
もっと深堀をすれば、決定年収の30%がもらえるので、高い年収を払える大手企業や外資系企業に優秀な人材は紹介されやすくなります。


採用企業から見れば、どこ経由で応募してきたかはかなり重要

転職サイトと人材紹介会社のビジネスモデルは理解できましたか?
このビジネスモデルを理解すれば、おのずとお分かりになるかと思いますが、転職したい人が「どうやって応募するか」はとても重要になります。

例えば、リクナビNEXT(転職サイト)に求人広告も出しているし、リクルートエージェント(人材紹介会社)に求人票を渡しているような企業に転職したいと思ったとき、あなたを採用する企業は、

・リクナビNEXT経由で入社:求人広告掲載時にリクルートに払っている広告掲載料以外はコストはかからない。掲載料は概ね、2週間で20万円~150万円
4週間では~200万円くらいです。(※2019年9月現在)

・リクルートエージェント経由で入社:あなたの転職後の年収(オファー年収)の約30%をリクルートに支払う。

となります。

仮にあなたを年収500万円で採用する際の企業側のコストは、
リクナビNEXT経由ならば、掛け捨ての広告費のみ。
リクルートエージェント経由ならば、500万円×30%=150万円。
となります。

なので、採用担当者的には、同じ優秀な人材であれば、
人材紹介会社経由ではなく、転職サイト経由で採用したいのです。


採用コストが0円の応募経路がある!

なんとなくわかってきていただけましたでしょうか。
転職活動中のあなたにとって、転職先を見つけるのはとても大きな関心事ですが、あなたを採用する企業にとってもそこそこ大きなお金が動く一大事なんです。

では、企業側が採用コストをどこにも払わなくて済む方法はあるのでしょうか?

あります!!!!!
ずばり、「企業の採用サイト経由での応募」です。

先のビジネスモデルの話に戻りますが、
優秀な人を採用したいと思っている企業が、転職サイトや人材紹介会社を使って採用活動をするというのは、つまり、採用という経営課題をアウトソースしているということなんですね。
しかし、当然アウトソースするだけではなく、多くの企業のコーポレートサイトには、採用ページがあります。

狙い目は、ここなんです。

よっぽど採用への意識が高いベンチャー企業や、人材流動性が高い業界でない限り、採用ページというのはなかなか企業側は力を入れません。(どちらかというと製品紹介ページの更新に力を入れているから)

しかし、だからこそ、この採用ページ経由での応募があると採用担当は狂喜乱舞します。【本当です】
だって、採用担当者から見れば、
・採用コストはかからない
・自分から応募してきている人だから、自社への転職意向は高い
・自社のビジネスに興味を持っている人なので即戦力である可能性が高い
こんなにうれしいことはありません。

なので、お目当ての企業がある場合は、必ず採用ページから自分で応募してください。
たったこれだけのことで、内定が出る可能性は2倍以上(勘ですが)に跳ね上がります。

どうやってお目当ての企業を見つけるのか?

ここまで読んでいただいたあなたが、
「(例えば)Googleで働きたい!」と具体的な企業があるのであれば、ここから先は飛ばしてしまって構いません。それよりも早くGoogleに応募してください。

お目当ての企業がまだ見つかっていないというあなたは、
①まずは転職をしようと思ったきかっけを思い出してみてください。(課題認識)
②自分が3年後や5年後、10年後でもいいので、どういうキャリアを積んでいたいか、という未来をイメージしてください。(ゴール設定)
③その未来にたどり着くためにはどのような仕事をすべきかを考えてください。(課題解決方法)

この3ステップは、僕の本業でもあるコンテンツマーケティングで最も重要な、戦略策定フェーズの思考方法と同じです。

自分のやりたい仕事を募集している会社を探す具体的な方法は?

上記①②③のステップが整理されたら、③で出てきた「どのような仕事」を検索キーワードとして、検索エンジンの検索窓にこう打ち込んでみてください。

allintitle: ○○(仕事内容) 募集(もしくは採用)

これで検索結果に出てくるサイトは、あなたが欲している仕事に関連していて、且つ、今採用活動をしている会社です。

ちなみに、allintitle: という検索方法は、
「全ての複合キーワードが記事タイトルに含まれている」ページを検索するときに使います。
例えば「allintitle:コンテンツマーケティング 募集」という検索をすると、ページタイトルに「コンテンツマーケティング」と「募集」という単語が入っているページのみが表示されます。

転職は会社選びではありません。仕事選びです。
「どうしてもこの会社じゃなきゃいやだ!」という頑固なこだわりがない限りは、上記の方法で出てき企業に片っ端から応募することをオススメします。
恐らくほとんどの企業から面接の案内が届くでしょう。
その裏側では、採用担当が狂喜乱舞しているんです。
既に相思相愛な感じすらしますよね。

まとめ

ここまでお付き合いいただきましてありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
転職を最も有利に進める方法は、直接応募なんです。
でも、これを大々的に広めてしまうと、求人サイトも人材紹介会社も商売あがったりになります。
だから、この真実はなかなかネットに載らないんです。

人材採用の手法は多様化してきているので、転職サイトや人材紹介以外の転職方法も多々あります。最近だと、リファラル採用なんて呼ばれ方もしますが、現役社員による紹介で採用するという企業も増えてきていますね。

または、ダイレクトリクルーティングといわれる、企業が直接優秀な人材にスカウトメールを送って採用する手法も有名になってきました。

しかし、採用手法は多様であっても、転職手法ってそこまで選択肢がないんですよね。選択肢が少ない中でもどうせなら効率的で且つ、良い転職をしたいものです。

今回ご紹介した、
・人材ビジネスの収益モデルを知ること
・企業が喜ぶ応募経路であること
・やりたい仕事ができる会社の見つけ方
を活用して、納得のいく転職活動をしてください。

ではまた。

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