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【スターティングnote】走りながら自分軸を見つけていく

-自分自身が泥臭く生き、泥臭く人間らしく生きる人を世の中に増やしていきたい-


人生曲線の1枚


自分の人生を振り返り、ターニングポイントを認識して次のステップを見据える。「スターティングnote」と名付けて、細々とインタビューしていきたいと思います。
今回は、自分の軸を認識しながらも目の前のやりたいことがこれだ!と見えてこなかった20代女性のお話しです。

実は最初にお話をしてからしばらく経ってしまい、彼女なりに軸の真ん中にくる次のステップが見えたと報告を貰い、ホクホクした気持ちでこの記事を書いています。

自分の人生を振り返りたい
本当にやりたいことを見つけたい
自分のことをもっとよく知りたい
新しいことにチャレンジしたい
新しいチャレンジを前に、一歩踏み出せずにいる。なんとかしたい!
自分のことを好きになりたい
自分に自信を持ちたい

そんな想いを持った人たちからお話しを聞きながら、わたしはそれを文章にしていきます。

自分らしさに磨きをかけて、人生イキイキ楽しく過ごすために、
軸を探し、チャレンジをしていく。
その準備をサポートするワークにしたいと思っています!
軸を持つことが人生を面白く、生き生きさせていく。はず!(笑)


幼少期から「自分らしさ」を考える癖がついた


お話しを伺っていると、かなり早い段階から自分らしさを意識しているように感じましたが、何か周りの環境や関わる人が理由ですか?

そういわれると、母の存在かもしれません。母は自営業でバレエ教室をしていました。母自身がやりたいことを真ん中にして生きていたので、自ずとそう考えることが多かったのか、母が忙しくてそうなったのか曖昧ですが、「自分でよく考えなさい」と事あるごとに言われたことを思い出します。
主体性を持たせるように声掛けしてもらえてきましたね。そのおかげで、いつも自分で考える癖が付いていたように思います。

「信じてくれる人」の存在


高校生の頃に漠然と留学をしたいと思っていながら、何から手を付ければいいのか分からない時に、英語塾に入りました。初めて先生に会った時、自分の状況を打ち明けると、凄く耳を傾けて、共感してくれたんです。
初めましてなのに、心から自分のことを信じて、後押ししてくれる。安心感と自分ならできる!という感情が生まれました。どんな言葉をかけられたか、明確に覚えていませんが、その時の安心した感情は今でもよく覚えています。

自分一人でできることには限界がある、だから人に頼れるようになった

自分を大きく変えてくれたのは、中学時代の吹奏楽部での活動でした。
上手くもなかったのに、副部長になったことで、責任感が生まれました。
保育所時代、小学校時代も内向的だった自分からしたら大役でした。
とにかく部活では、初めてやり切れたという感覚がありました。それが徐々に自分に自信を付けてくれたんだと思います。最後の演奏会ではやり切って、大号泣しました。
人にはできること、できないことがある。だから、できないことは人に頼る、できることは最大限やり切る、それを身体全体で学んだ経験でした。

マレーシアでの交通事故を機に、自分らしさを出せるようになった


マレーシアの大学に入学し、通っていましたが正直、馴染めずにいました。留学が始まって人間関係に悩んでいたときに、まさかの交通事故にあいました。一時帰国し、いきなり休学することになり、周りからもそのまま日本に残れば?と言われたこともあります。ただ、何も始まっていない自分の留学生活を辞めるのは早すぎると思い、復帰後マレーシアに戻りました。
驚いたことに、一年休学して戻ったら、悩んでいた人間関係が全てリセットされ、自分らしく過ごせるようになったんです。くよくよしていたのは自分だけだったのかもしれないと今は思います。

インドネシア人のルームメイトがくれたこと


留学時代はインドネシア人の子とルームメイトでした。自分とは真逆で、意見を真っ向からぶつけてくるタイプの子で、正直苦手でした。全く話さないこともあるくらいでしたが、一緒に生活することで、議論する大事さ、更にその力が付いたように思います。最初は嫌でしたが、今となっては有難いことです。

難しい環境に身を置きたい


マレーシア留学中、生活に慣れが出てきた頃、オーストラリアへ短期留学をしました。短期留学を経て、長期でタフな環境に挑戦したいと思い、オーストラリア校に編入学を決意。オーストラリアは個人主義で、自分が入りこむ隙がない。けれど、もっと自分にできることはあるなと思ったので、チャレンジしたいなと思いました。難しい環境に身を置きたい。そういう気持ちでした。英語にしても、マレーシアとは違い、第一言語のため、スピードも速く、内容も高度でした。ネイティブとディスカッションするのもハードルが高いと感じました。ただ、短期留学中に自分で職を見つけたりしながら、やれることが見えてきたので、もっと何かできるのでは?と思い、挑戦しようとしていました。
しかし、世の中がコロナウィルス拡大でロックダウンになり、日本帰国となりました。

コロナ渦のインターンシップで、「人の想いを引き出す、自信を引き出す」ことが淡い軸として見えた


コロナ渦で見つけた、自分の軸が「人の想いを引き出す、自信を引き出す」でした。一時帰国(結果的には本帰国)中に始めた教育系のオンラインインターンシップにて、生徒と向き合うことで自分のやりたいことが何となく見えてきた感覚でした。

見えてきた軸を活かし、その後「まちづくり×教育」の会社で教育事業に関わりました。仕事の関係で福島の田舎に移住するという大きな決断もありました。ただ、当初は上司と上手くいかなかったり、これまでの力が活かせないことが多く苦労しました。それでも、生徒の伴走ができるプロジェクトを動かす中で、自分の得意を活かした働き方を実践し、やっぱり自分の軸はここだと納得感が出てきました。
ただ、その会社では100%自分のやりたいことにマッチした仕事が実現できないことがわかり、環境を変えることにしました。

繋がりを見つけ、仲間と突き進むこと


前職がベンチャー企業だったので、プロジェクトを丸っと一つ担当することが普通でした。当初は、任されたプロジェクトに目的も分からず、手をつけていたこともあり、中々任せられた業務を自分事化することができていませんでした。
仕事をするにつれ、徐々にやっていることの繋がりが見えてきたことで、楽しくなっていきました。ひとつの仕事を単体で見るのではなく、全体との繋がりを見つけて進めること、更に仲間とゴールを目指して突き進むことが楽しいと思うようになりました。どんなに小さな仕事も何かに繋がっていて、それを見つけ、仲間と突き進む、それが楽しいと思えるようになりました。

泥臭く生きる人でいたい、そういう人を増やしたい

「自分の信念にむかって、生きていく人」を泥臭く生きる人と私は、表現しています。自分自身もそうやって今まで、様々な場所で自分の軸を整えてきました。少しずつ自分の色を出していく。走りながら、見つけていくという表現が適切かもしれません。それを通して自分の方向性が分かってきて、人生が面白くなるような気がするんです。自信を持って歩んでいける、結果的に唯一無二の自分だけの人生をデザインすることができると思っています。
チャレンジする経験が、人を泥臭くさせると思います。失敗しても、その経験の中で自分の好き嫌いを知る。そして、自分の方向性(信念)を知っていく。
それって凄く面白いし、そんな人が世の中に増えていったらいいなと思っています。

自分らしい「場」を作る


今は、自分の軸を大切にしながら、自分が思い描く「場づくり」を実現するために、いくつかの現場で自分を磨いています。この先どんな形になるかわからないけれど、自分らしい場を作る人になりたいと思っています。そのための準備期間であり、道の途中にいると感じています。どんな道を進むことになっても、それから先も進んでいくし、死ぬまでもがきながら人生を最大限に楽しんでいきたいなと思っています。関わり方、進み方は一つじゃないと思うんです。だからこそ、チャンスがあればいつでも飛び込めるように今は準備を進めている段階だと思ってます。キーワードは、越境体験デザイン、まちおこし、イベント企画、ファシリテーション、伴走支援、実践教育。今後もまだまだ増えていくと思いますが、これらの領域の中で自分だけのものをより一層かたちづけ、色付けしていきたいと考えています。


今後のステップ


自分の軸を大切にしながら、「場づくり」を実現するために、いくつかの現場で自分を磨いています。この先どんな形になるかわからないけれど、自分らしい場を作る人になりたいと思っています。

実は、直近で創業支援という枠組みの中で教育、地方創生、日本の国際競争力向上に取り組んでいる企業にご縁があり、そこで活動できることになりました。まだまだ始めたばかりですが、すでに楽しみでワクワクしています!

編集後記

お話しを聞きながら、自分の軸をしっかり持たれている方だなあという印象が強くありました。その一方で、目の前の行動は少しやりたいこととずれていて、迷いが見えました。
正直、何に迷ってるの!と背中を叩きたくなる瞬間でした。でも、人ってやっぱり自分じゃ見えない時ってありますよね。必死に考えて、行動しているのに思考と行動が伴わないこと、よくあります。

少し時間が経ち、次のステップのご報告を頂いたときには、彼女らしい場所を見つけ、踏み出したということだったので嬉しく思いました。
今後の彼女の活躍が楽しみです!











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