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「お金を生む作品」を生んでくれた本の紹介

思い返してみると、今までお金を生んできた自身の作品って、お金を生もう!と思って制作したわけではなく、勉強のために本を読みながら作った楽曲が多いんですよね。

ということで、今日はそんな本たちに敬意を表しつつ、どんなところで参考になったか紹介してみようと思います。とは言え、全部まぐれ当たりなので、再現性はかなり低いです。参考にする方は、「勉強のために」と割り切ってみてください。


イメージしたとおりに作曲する方法50 / 梅垣ルナ

DOVA-SYNDROMEで素材配布を始めたての頃に、とりあえずこれを全部作ってみた、という本。アイディアも何も、頭から作る曲が指定されているので、「とりあえず数を作りたいな」という方は買っておいて損はないと思います。

ここで作った素材はほぼフリーで公開しているので直接的にお金は生んでいないのですが、この初期公開のフリー素材をきっかけに、フリーランス時代はじめての有償依頼が来ました。また、ちゃんと集計はしていないですが、ニコニ・コモンズでこの素材たちが稼いだ額も20万円は超えていると思います。

かっこいいコード進行88 / 篠田 元一

ジャズっぽいコードの運び方が知りたいな、と思って買った本です。全てのコード進行を試聴できるので一通り聞いてみて、これかっこいい!と思った曲をハウス風にアレンジして制作してみました。

売れ線を意識したわけではないのですが、これが素材販売サイト「オーディオストック」に登録している音源の中で今は一番売れていて、いまのところ5万円弱の収益をもたらしています。投資にしてはすごく割のいい買い物でした。

コード編曲法 ~藤巻メソッド~ / 藤巻 浩

パソコンで作曲をしている人はDTMマガジンなどでもおなじみ、藤巻先生の編曲本です。藤巻メソッドの中では割と上級者向け。

Funk作りたい!と思ったときに、「V7(#9)がファンキー!」と書いてあった(本当はもっとちゃんと説明してあります!ざっくりでごめんなさい)ので、それだけ鵜呑みにして制作したのが「HOW TO PLAY」。

出だしのコードがE7(#9)です。こちらもフリー素材ですが、フィッシャーズさんにEDテーマとして使ってもらったことで、有名になった楽曲です。スコア制作の依頼が来たり、広告収入が増えたり。入ってきた額こそ小さい(数千円)ですが、何より楽曲が広く聞かれるというはじめての経験をして大変マーベラスでした。

まとめと補足

今回は本にフォーカスをあててみましたが、いずれの曲も複合的な知識や経験が絡まっているので、もちろん本一冊で出来上がる曲ではありません。

逆に、最近作っている歌ものもなにかの本を直接参考にしたわけではなくとも、今まで読んできた本・見てきた動画・聞いてきた音楽、いろいろなものに影響を受け、少しずつエッセンスを汲みながら制作しています。

紹介はしたものの、どの本がどのくらいお金を生んだのか、本当は全然わかりません。すべてのコンテンツに感謝。

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