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大人の読書感想文:上級国民/下級国民 著:橘玲

世界に進行している分断の真実や、経済の裏側を記すなど人気作家の橘玲さんが著書の上級国民/下級国民をアウトプットしていきます。

橘玲さんのブログ

〇日本サラリーマンの矛盾

日本のサラリーマンは、主要先進国で一番仕事が嫌いで会社を憎んでいるが、世界で一番長時間労働をしておりそれにも関わらず労働生産性が低い。。泣
今となっては、これが現実になっています。1996年には、2位だったものの現在、OECD加盟国37ヵ国中、26位となっているのです。

ここでは、終身雇用を推進してきた日本であり製造業で登りあがってきたため工場生産、長時間労働することでバンバン生産し売り上げが上がっていったものの今では、物が世の中に溢れかえっており簡単に売れる時代ではなくなってきたのです。。

→この終身雇用が日本人の幸せを守ってきたとの主張もあるが、経済変動により正社員の割合は変化なくこの主張は間違っていました。
また、就業者数は増加し、女性の無業種割合が減り、就業者割合も増えており共働きの増加が分かり社会進出が進行しています。

〇日本の雇用の真実

日本の雇用は、団塊の世代を守るために作られた
→経済変動が起きた場合も、リストラよりは雇用を止めるほうを優先し就職氷河期など若者にしわ寄せを行い団塊の世代のポジションを守ってきたのです。
→数が多いことは、いろんな強みを生んでいるのは間違いないがそれが影響し、団塊の世代の下の世代にしわ寄せがいっており富が回らない状態。
なんなら、今後の年金体制的にはこの団塊の世代、2次世代に対して1人を1.5人で支えていくような体制を取らざる負えない状況になるといわれています。

〇上級国民!?霞が関の論理

【霞が関理論】
年金の話に対して官僚の話も載っていましたが、ひたすら対症療法を繰り返していくだけだそうです。
対症療法とは、年金が破綻しそう→保険料を引き上げ→医療・介護保険が膨張したら給付を減らす→それでもダメなら消費税率を少しだけ上げる
これを行うことで、20年間耐え続ければ、2040年を過ぎれば高齢化は徐々に下がっていく。
わざわざ、自分の身などを危険にさらすような「改革」などのゲームをしなければならない理由があるのかというもの。
→国会で寝ているだけでも、給与がある議員さんたちはこれで良いのでしょう。しかし、我々庶民はただこれを受け入れていてはただただ税金が上がり、貧乏くさい生活が続いていくのです。。

こうなってくると、国が何とかしてくれる、誰かが何とかしてくれるなんて期待を込めるのももうおかしい話ですよね。ここからの時代大事になっているのは、少しリベラルな思考を持っていく必要があるのではないかと考えます。

〇リベラルな思考を持っておくべき理由

近年、日本経済は調子がいいとは言えない状況となっています。そんな中、企業側からも終身雇用は守れないと発言があったりと今後、今までのように会社に行って仕事をしているだけで収入が安定しているとは言えない状況になっているまた、コロナ下多くの企業で業績を落としておりいつリストラ、収入源が減るかわからない状態へと陥っています。

そこで、不安に襲われただただ悩むんで過ごすのではなく、より新しいマインドへ切り替える必要があると考えます。

リベラルな思考と聞くと、自由を訴え何に対しても抗議を行ったりデモ行為をしたりする印象、またネット上で批判したりと少し良くない印象かもしれません。
ここでいうのは、固く企業のことだけを考えた思考を変え少し自由な思考を取り入れる必要があるという主張です。

Youtuber、instagramerなど個人の影響力が強くなっていることから、社会→個人へ視点が移っています。
その中で、必要になってくるのは自己責任、自己コントロールという考え方です。

個人で活躍できるということは、誰にでも行動次第でチャンスを手にできるということですが責任も個人で追う必要があるということ。また、稼ぐだけ稼いで全て使ってしまっては後々破産まっしぐらでしょう。

しかし、この考えを会社員の人がもつことによって企業に縛られずより自由にキャリアを描けたり、より良いパフォーマンスを発揮できるはずです!

・仕事においても、誰かの責任にするのでなく自ら動くことによってより早い着手ができ準備を十分に行える。
・タスク管理を行い、無駄な残業をすることなく時間内に仕事を終わらせ夜の時間を他のことに投資できる。
・自分がどういうキャリアを歩んでいきたいのか、自分がどう言うことを考えていくべきなのか常にコントロールしていく必要がある。


自分の思考に歯止めをかけず、より自分のやりたいことどういうキャリア、人生を描きたいのか思考してみてください!
私自身も、凝り固まった思考の持ち主でしたが、自分の思考を改めて向き合っていくと素直な自分を取り戻すことができ改め道に進むことができました!

やったことのないことにおびえることなく、やりたいことをとりあえず試してみるというのも重要だと考えます。
ぜひ、自分の思考に一度向き合ってみてください!


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