負けずぎらい / ヤコビアン

この曲は少し視点が広く、好きなことを好きなだけ取り組むことが、今の日本において難しいと感じたことに対しての、アンチテーゼになります。

昨今でも話題に上がっておりますが、スポーツや勉学をはじめ、あらゆる分野において、過度な実力主義に陥っている側面があると思っています。
私自身もスポーツを通して、そんな実力社会の中に身を置いて活動をしていた時期がありました。そこで「好きなだけでは続けられないんだな」と痛感します。

ところが音楽に出会い、好きなだけで、うまい下手は関係なく楽しんでいる人たちを見て、こんな素敵な世界があるんだと、気づくことができました。

そんな中、相も変わらず実力社会に身を置いている一つ下の弟を見て、尊敬すると共に、かつて私も居たそちら側の社会では気づくことができなかったことを、応援歌のつもりで、歌にのせて届けたいと思い制作したのがこの曲です。

皆さまの中でも、どこか「やりたい」と「できない」を結び付けてしまっていることはないでしょうか。そんな時は視点を変えて、好きなだけで、好きだからこそ、続けられるんだと、そんな気持ちの後押しができたら嬉しいです。
そしてそれができるということは、好きなことから逃げない「負けずぎらい」な気持ちがあるのかなと思い、本楽曲のタイトルとしました。

《歌詞》
どうしてそんなに不安げな顔をしてるの?僕から見た君の歩んできた道は
まっすぐで太く枝別れのない強く確かなものなのに
あの頃抱いてた夢もいつの間にかあきらめてた大人になるってそういうこと?
でもきっとあるはずさ君にも消えることのない一つの希望(ひかり)

やりたいことはわかってる本当はね
叶えられないものなんだって目をそらしているんだ
他人(ひと)の目気にせずただひたすらすすむだけ
君にしかできないことさぜったい!

好きなだけじゃ続けられないそんなことはわかってるけど
好きだからこそ続けられること 僕がこれから魅せてあげる

こんなにたくさんの思い出が君のことを支えて励まして背中押してるのに
今の君は僕が知ってた頃の輝きを失ってしまったの?

できないことから逃げずに前を向いてみよう
次に手と足を交互に前に出してみるんだ
少しずつでいいただひたすら進むだけ
あの日の夢叶えるんだ さあ!

この世界中どこにいたって あなたを想う人がここに
いるってことだけは忘れないで前を向け走れ あの空へと

好きなだけじゃ続けられない?そんなことはわかりたくもない
好きだからこそ続けられること 僕と君とで魅せてあげよう

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