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曖ノ音は五歳になりました。【後編】

前編の続き。

二部のお話です。

二部は曖ノ音としてアクシデントもありましたが
ほぼ止まる事なく演奏しました。

いつも唄っている曲へ、
その曲をイメージした映像を投影、
背景音色も含め、楽しんで頂けたらこれ幸いにございます。

普段の白くて可愛らしいマリールーを知る方が見たらば
この日のマリールーの雰囲気の違いをより一層に感じてもらえていたら幸いです。
私色に染められたかな…と。

なぜこの演目にしたか…とか
この曲のこの部分は…みたいな話は
観てくれた皆様の思うままで構いません。
それが陰だろうと陽だろうと、
耳を通し、脳髄を伝い、見えぬ血肉となってくれたらよいのです。
生きづらい日々を少しでも排出できたら良いのです。
ああ、こんな手があったかと技を盗むも良し。
なんだこんなものかと肩を落とされるのも観る側の立派な権利です故、兎に角来てくれた、観てくれた方々へ改めて感謝を。

数曲だけお話を。

昨年の出来事から生まれたサヨナラも言えずに。
こんなことすら唄にしてしまう自分への嫌気と、それでもどこかで吐き出し求める救済と、色んな感情が未だ入り混じる唄です。
昨年できてすぐの頃は私が唄を支配する前に
私が唄に飲まれてしまう事態になってました。
この日は皆様のおかげで、ちゃんとできたかなって。
演奏中の背景は私の記憶そのものです。

その次に演奏しました、スロウリィ。
おそらく初めての片仮名表記楽曲じゃないかと。
曲自体はかなり昔にあって、
けど当時の自分はプラス思考気味な曲はなんか違う…と思ってしまい込んでおりました。
単独公演だからなにか普段は演らないような曲を…と考えていた中、
自然と記憶の蓋が開き、そういえば…と。
当日お越しの方と、配信+通販チェキ購入の方にはCDを、
配信、アーカイブ購入の方にはデータでご案内をさせて頂きました。
弾き語りデモ音源ですがお納めください。

MCでお話した今年の叭紅ノ日に関しては追々考えて…おきます。
気持ちはなにかしたいなぁという塩梅。
予定は未定。
ひとまず引き続き生きます。

曖ノ音として、自身の唄と向き合い五年が経ちました。
ソロは独りですが一人ではない事が分かりました。
曖ノ音単独公演"独唱"に関わってくれた皆様に心より感謝致します。

それでは。

曖ノ音
叭紅

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