✅皐月賞の最終予想


この皐月賞というレースには特別な思いがある。
ホープフルS、弥生賞ともにお世話になった馬が出走する。
中でもトップナイフが出走するレースは外した覚えがない。

中山2000m戦における3歳牡馬の脚質は比べやすく個人的にも判断しやすいのがひとつ。

中山2000mは最も相性の良いレースでもあるのでイメージは良い。

この距離の一戦を攻略するためにはポイントがある。

そのポイントを重要にしつつ予想をしていきたい。


それでは考察のほうに。


①皐月賞 中山2000mのポイント

①前目ポジションから使える持続力
②基礎スピードとレース中の追走力
③スローで流れてラスト1Fまでロンスパ求められる持続力

一見簡単そうに見える3つのポイントだが、
このポイントを踏まえることで買える馬と買えない馬が出てくる。


②皐月賞の傾向

「4角通過7番手以内」が6年連続で勝ち馬になっている。

タッチウッド
ファントムシーフ
トップナイフ
ソールオリエンス
フリームファクシ
タスティエーラ
ホウオウビスケッツ
ワンダイレクト
グリューネグリーン
グラニット

ざっと10頭くらいが考えられる。

むしろ勝ち馬、馬券内にくる馬はこの中から出るのではないかとも思ってしまう。


③ラップ適正

中山競馬場・芝2000m・右内回り

2022年(良)
12.6 - 11.0 - 11.6 - 12.2 - 12.8 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 11.4 - 11.5

2021年(稍重)
12.1 - 11.7 - 12.5 - 11.9 - 12.1 - 11.4 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 12.6

2020年(稍重)
12.2 - 11.3 - 12.1 - 11.8 - 12.4 - 12.9 - 12.2 - 11.9 - 11.8 - 12.1

過去3年のレースラップ。

中山競馬場芝2000m右の内回りを使用。

スタート直後は12秒台前半のラップが流れ、400m地点では10秒台後半から11秒台前半のラップが刻まれる。

前半から中盤までは上り勾配が多い影響もありスローペースを想定したい。

今年は稍重〜重馬場まで見込めるので力の必要な馬場にもなりそうだ。

直線は約310mと長くはないが逃げ、先行馬は二度目の急坂で差し馬の餌食となるので垂れやすい。

基本的にはラスト3Fもしくは2F最速になりやすくラスト1Fまで大きく減速することはない。
ロンスパの脚力が求められる持久力戦。

早めに仕掛けて4コーナーで1脚使って出し抜ける馬にも勝機がある。


レース展開イメージ

スローで流れて直線での持久力戦

4コーナー付近で1脚使って後続を出し抜ける馬に展開利あるレースだ。


上記の展開イメージから、


②で絞り込んだ馬でトップナイフ以外に狙いたい馬が「4頭」



まずはフリームファクシ。
きさらぎ賞でとてつもない持続力を発揮した馬でもある。
13.0 - 10.7 - 12.5 - 12.6 - 12.4 - 12.1 - 12.1 - 11.3 - 11.1 - 11.9のラスト3Fでギアチェンしラスト2Fで加速しゴールまで末脚求められた持久力戦に持ち込んでの勝ち切り。
オープンファイアの33.8秒という上がりタイムにも出し抜いた内容。

1分59.7というタイムは過去3年の中でも最も早く、タイムを見ても優秀だろう。

2番手の位置から4コーナーで1脚使って出し抜いた持続力を評価。

新馬戦は13.2 - 12.1 - 12.1 - 12.1 - 12.6 - 12.6 - 12.4 - 11.4 - 11.3 - 11.3のラップタイムでハナを奪ってミッキーカプチーノの出し抜かれて2着まで。
ハイレベルな一戦ででマイペースに持ち込んでラスト1Fまで脚力求められたロンスパ戦。

東京の長い直線であれだけの後半要素を見せられたら短い中山の直線でも4コーナーで1脚使えば勝ち負けもできそうだ。

内枠を引いて先行できそうなので前目から出し抜けそうな有力候補。


ベラジオオペラ。
スプリングSでは12.3 - 11.2 - 11.9 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 12.6のラップタイムで差し切り勝ち。
前半からグラニットが乱ペースを刻む中、重馬場の中でも淀みなく流れた展開で5番手の位置から直線出し切った。
外枠に入れば前走のように揉まれずに楽に折り合えると思っていたが今回も外枠へ入ってくれた。
明らかに前走はこの皐月賞を見据えた折り合いに専念する競馬で、4コーナー付近からギアチェンし、見事に差し切った。
スプリングSの中では最も評価したいしこのレースに繋がる競馬。

セントポーリア賞のようにラスト4F 12.7 - 11.4 - 11.2 - 11.4のラスト3Fで一気に加速して持続力戦へ持ち込めば展開利がある一頭。

力のいる馬場になれば買いたい有力候補。


ファントムシーフ
共同通信杯では12.9 - 11.1 - 11.3 - 12.4 - 12.8 - 12.4 - 11.3 - 11.3 - 11.5のラップで前から出し抜き勝利。
先行できる基礎スピード力と長い直線での持続力を持ち合わせた総合力の高い馬。
ラスト4F→3Fにかけて1秒以上加速した展開でゴールまで末脚求められたハイレベルな一戦。

前半1000m1分を超えているのでスローペースの展開。その中でも前からキレ味も見せたこの馬は素直に評価したい。
ルメールが追い切りにも跨っているように勝負度合いは高い。
ホープフル4着の実績もあるのでここでも上位だろう。


そして今回最も狙いたい馬がタスティエーラ。

2走前の共同通信杯は前目で決着したことからもポジション差の敗因とも捉えたい。
やはりこのメンバーで直線が長い東京舞台でキレ味とわれる展開だとあと一歩及ばずというところか。
その中でも上がりは使ってこれているので特に評価は落とす必要はなさそう。

前走の弥生賞の内容が非常に良い。
メイチではあったと思うが理想的な競馬をした。
12.3 - 11.2 - 12.4 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 12.1 - 11.6 - 11.5 - 11.9のラップでラスト3F.2Fと加速してゴール前200mは減速する持久力戦。
やはり基礎スピードはあるタイプで確実に前に取り付ける先行力は中山2000mでは必須。

そしてトップナイフを1馬身出し抜く4コーナーを過ぎてからの加速と持続力は評価できるものがあった。
映像を見ればどの馬よりも3コーナーから4コーナーにかけてのコーナリング、そしてトップスピードにのっての加速力は光っており、中山2000m適正そのもの。

今回は外目の枠に入り、グラニット、トップナイフ、ファントムシーフ、フリームファクシなど有力勢をマークしながら折り合えるポジションを確保できると思っている。

追い切りの様子を見ていると色々工夫している点が見られるが、正直どの馬も皐月賞にかける思いは一緒なはずだ。

その中でもスローに落ち着いて持続力の展開に持ち込めば他馬を出し抜ける展開となり脚質が活きてくるだろう。

この舞台で狙いたい最有力候補。

最後にトップナイフは中山2000m戦の結果で物語っているように内枠に入ればスピード力を活かして4.5番手ポジションに取り付ける。

そして得意のコーナリングから直線手前で1脚使って持ち味の持続力を出し切れる。
この舞台で買わない手はない。


積極的に買いたい5頭の考察。



今回の想定される展開から前目に位置した中で、4コーナー付近で1脚使って後続を出し抜き、そして持続力戦へ持ち込みたい。

やはり勝機はこれに尽きるだろう。

ラップ適正からハマりそうな馬を狙うだけ。
最も展開利ありそうな馬を導く。


今年の皐月賞


本命は、


タスティエーラ



本命と推奨相手

◎タスティエーラ
○フリームファクシ
▲トップナイフ(中山2000m巧者)
☆ベラジオオペラ
注ファントムシーフ


推奨買い目

単複→◎

馬連流し
◎→○▲☆注

ワイドフォーメーション
◎○→○▲☆


◎の単複が本線。

少しでも参考になりましたらスキを押してもらえると嬉しいです。


◎が突き抜けたらリットマンコールをぜひお願いします。


この記事をお読みいただいて的中した際にはぜひよろしくお願いいたします😁