見出し画像

同人女とイベント

感想文。浄化されてしまう


人生ではじめて机の向こう側のサークル側の世界にいった。はじめて本も作った!



○本について反省


・非公式ファンブックであることを明示していない(失念)

•やばすぎてちゃんと中身みてない。謝罪しかない。

・ページ数の関係で1ページ分白紙をいれるか1ページ分消してくれと連絡がくる→計算ミス。

・文字が見切れているので修正した方がいいと連絡がくる→驚きの17ページ修正…。丁寧にどこのセリフが危ないと連絡してくれた。電話対応もよく、担当のお姉さんの感じもよかった。好き…。
一生ついていきます○ターブックスさん。

・表紙の色がくすんでいる。→CMYKとRGB‥。気をつけて色を塗ったのに何故?大人な感じでこれはこれでいいけど、やっぱり印刷分はかわってしまうんだなぁと。
入稿時の設定ミスしてしまったかもしれない。

•線、太くね?下から覗いたけど直視できない太さ。コロコロコミックより太いって。

•B5に耐えられる密度の絵を描くのつらい。
余白が怖いタイプだからきつい。
A5主流らしいし次はA5にしたい。A5かわいい。
描く側的には、B5はでかくて視線が分散して目が滑ってしまうし本当書くのがつらいからA5の方が楽な気はする。
ただコマが入らない分ページ数は増えてしまうしやっぱり小さい?
あと同人誌っていったらB5イメージ‥。
真ん中のサイズないのかな‥🤔

•グレスケやばいみづらいのでは?

•途中余裕ぶっこいてたけど、スケジュール自体はギリギリ。

○イベントについての反省点

・荷物集荷サービスを頼んでいなかった為、重たいダンボールを持ちながら帰宅することとなった。

・友人に勧められた出張編集部エリアは午後からでは間に合わない。

・オンリーとかプチみたいなのあるなら備考欄にかかないといけない。知らなくてちょっと離れた所に配置されてしまった。でも隣の方も描き忘れていたそうで1人じゃなくてホッとした。
プチって同じカップリングでも外野の人間が参加してもいいのだろうか‥?誰かが音頭をとっている‥?

・年齢制限本を買うには成人を証明しなくてはならないのに忘れた。大大大反省。

•座ってるの大好きすぎてダラダラしてたら大体全部色々終わってた。



前日からい、行きたくない〜怖いよ〜という気持ちで憂鬱気分だった。
それでも人生の実績解除したい、行ったという成功体験を積み上げたいと勇気を出してみた。
ドキドキのドキ。まともに交流もしていないので、誰がいるとか怖くて前情報は何もみていない。
自分のスペース番号すらスクショしたきりでホームページにログインするのも億劫だった。

机の下を見た時ちゃんとダンボールがあってほっとした。

ぽつんと座りながらも、同ジャンルの人が出す方も買う方もこんなにいるんだなぁと思うと、なんというかとても感慨深かった。
いい意味でみんな私に無関心で、居心地がよい。


ただただ等しく同じ参加者なんだなぁと思うと、会場にいる知らん人達が愛おしくなるし、気負ってたのに反してなんか超超気楽だった。
隣の人が歴戦っぽくて、気さくな感じの人だったのもよかった。

ようやくあっ同人女も一人の人間なんだ!って身をもって理解できた。不思議な感覚。
インターネットで見ると、恐縮してしまうのに頑張れば、声だってかけることが可能なのだ。
あれ?距離感バグってる?危ない危ない。



結論、行ってよかった。
喉元過ぎ去ればなんとやら、今はめちゃくちゃすっきりした気持ちでいる。
いやだ、すっきりしたくない。
もっとギラギラしていたいのに、このまま満たされて成仏してしまうのか。

売れる気もしなかったし、自分に1冊と、イベントに参加した経験をしたいという全て自分の為に行ったので、頒布物はWebで全公開していた。
それなのに、紙の媒体で欲しいという人がいて嬉しかった。紙であることにも意義があるんだなと。

確かに原作の展開次第では展示物は全てネット上から消すつもりなので、手元にあるというのもまた1つの価値なのかもしれない。


とにかく、ちゃんとリアルの人間を感じて、ようやく地に足がついた気がする。
今さらながら、同人女達がちゃんと独立した個体であるということを改めて認識できた。
ネットにはいっぱい転がってるんだけどなぁ。
人と自分を分離できた今、やっぱり生身の体っていいなって気持ちよかった。
あとやっぱり文字はまどろっこしいので、喋る方が好きだ。表情とか空気感読めないのってやっぱり苦手だ。

別に完売したわけでもないし、オフ会のようなことをして同カプの人とキャッキャしたわけでもない。
それでも、来てくれてる人がいてサンプルみましたって言ってもらえるのは嬉しい。
再販投票嬉しいけど、手元にちょっと残ってるの預けた方がいいんだろうか。

人によっては物足りない達成かもしれないけど、私は確実に救われた。

インターネット上の自分は、どちらかというと引きこもっていて、いつもありがとうと思っていても表現する場がないので、直接ありがとうと渡せたのが嬉しい。
めっちゃ交流したくなってしまった。
いつも自分のことでいっぱいいっぱいだけど、自カプの女みんな幸せになってほしい。


はじめてのこの気持ちを大事にしたい。
また行きたくなってしまう。
どうしよう私オフの活動好きかもしれない。
頒布物を作るという目的地があるのも分かりやすくていい。

まだまだこれからだ!と思いつつ、なんかやりきった気分で、もー満足だよ思っている自分もいる。あんなにやらかしているのに不思議だ。
嫌だ次気をつけたいことも、やりたい装丁もあるんだ。絵もうまくなりたい。推しカプで苦しみたい。
ギラギラし続けたいのに。

継続し続けてる人ってすごい。
描きたい話はあるから頑張ろうよ自分。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?