いじめられっ子が人気YouTuberになる話

というテーマを頂いたので
お話を書くよー

脚本?シナリオ風の書き方は初めてだから
ちゃんと書けるかかなー?

ちなみに1万文字でって言われたけど
2,300文字くらいしかない…


そしたら丁度
#2000字のドラマ  っていうタグ見つけたから
それに募集してみようかなって。

小説風の書き方の人が多いけど
この書き方でも大丈夫かな?


てかさ、この記事全体の文字数でいうと
これ3,000文字超えてるんだけど
大丈夫かな?
物語自体は
2,300文字くらいしかないんだけど…

メインキャラクターも
3人なのか…?って感じだし。


まあ、こうやってウジウジ考えてても
記事全体の文字数増えていくだけだし、
投稿しちゃお。


追い追い付け足していって
1万字になったら
再投稿するつもりではいるけど
いつになるのやら…(笑)




−−−登場人物---

山本小夜(19)・・・美容系YouTuber、栗色の髪の毛

さやか(さや姉)(24)・・・美容師

杉浦・・・小夜の小中高の同級生、いじめっ子

モブ男・・・杉浦の腰巾着

先生(中学)
先生(高校)
ヤンキー
カフェ店員
女子生徒
男子生徒


◯小夜のマンション・キッチン(朝)
   スマホのSNSの画面
   「【祝】チャンネル登録者50万人          
   20時から生配信」投稿ボタンを押す。

   コボコボコボ…カチッ… 
   コーヒーができる。
   
   コーヒーメーカーに目をやる小夜。

   コーヒーをカップに注ぎ、
   カップを手に持ってリビングへ向かう小夜。

◯同・リビング(朝)
   ソファに体育座りで座る小夜。
   カップを両手に持ってコーヒーを飲む。
   どこか遠くを見る目。

◯(回想)小学校・授業中の教室
   小夜の席の後ろに杉浦とモブ男。

杉浦「髪の毛茶髪に染めてるとか不良やん」

モブ男「茶髪で学校くるなよ」

   クスクスと笑いながら
   小夜に消しゴムのカスを投げる。
   消しゴムのカスが小夜の髪につく。

小夜「・・・」
   
   後ろを振り向くことなく、
   じっ…と黒板を見る小夜。

◯(回想)小学校・教室・給食
   机を向かい合わせて
   4人組の班で給食を食べる教室。
   
   小夜と杉浦、モブ男は同じ班。

◯(回想)中学校・下駄箱
   制服を着崩した金髪のヤンキーが
   先生に腕を掴まれてる。

先生「おい、お前そんな頭で学校くるな。
   染め直してこい」

   横を通りかかるセーラー服を着た小夜。

ヤンキー「うるせぇーな!」

   先生の手を振りほどく。

ヤンキー「あいつも茶髪じゃねぇか。
     あいつも注意しろよ!」

   ビクッとする小夜。
   恐る恐る振り向く。
   小夜を見るヤンキーと先生。

先生「山本は地毛だから仕方ないだろ!」

   気まずそうにその場を去る小夜。


◯小夜のマンション・リビング
   ソファで寝ていた小夜が目を覚ます。

小夜「夢か…」

   頬を涙がつたう。涙を拭う小夜。
   ふと時計を見る。
   時計は11時過ぎ。

小夜「やばっ!」

   慌てて身支度をする小夜。


◯カフェ・テラス席(昼)
   席に座ってスマホを見てるさやか。

小夜「ごめん!遅れた!」

   さやかにかけ寄る小夜。

さやか「もぉー、遅いよー」

   腕時計を見るさやか。時刻は12時20分。
   ごめんごめんと言いながら席に座る小夜。

さやか「とりあえず、飲み物はコーヒーでいい?」

   うなずく小夜。
   手を挙げて店員を呼ぶさやか。

さやか「すみません。コーヒー1つお願いします」

注文をとって立ち去る店員

小夜「さや姉ごめんね。
   久しぶりの会うのに遅刻して」

   顔の前で手を合わせて謝る小夜。

さやか「許さん」

   ふふと笑い出すさやか。
   つられて笑う小夜。

店員「おまたせしました」

   コーヒーと一緒にケーキが運ばれてくる。
   プレートには「祝 登録者50万人」
   驚いた顔でさやかとケーキを
   交互に見る小夜。

さやか「登録者50万人おめでとー!!」

小夜「え!ありがとー!えっ!」

   ケーキを眺めながら、
小夜「えー!すご!びっくりしたー!」

さやか「小夜がさ、
    最初YouTubeやるって言ったときは
    ビックリしたけどさ、
    なんだかんだ続けてさ、
    ついに50万人。
    すごいよ、小夜。
    わたしゃ嬉しいよ。」

小夜「さや姉ありがとーだよー」

   お互い目に涙を浮かべながら。

小夜「ここまでこれたのも
   さや姉があの時、
   声をかけてくれたおかげだよ」


(回想)高校・生徒指導室
   生徒手帳に地毛証明の印鑑を押す。

先生「ほら、山本」

   生徒手帳を小夜に返す先生。


(回想)同・教室前の廊下
   俯いて歩く小夜。
   声をかけてくる杉浦とモブ男。 

杉浦「よう、モナ・リザの失敗作」

  クスクスと笑う杉浦とモブ男

小夜「・・・」

俯いたまま歩く小夜。

(回想)街・下校中(夕)
   俯いて歩く小夜。
   そこへ1人の女性(さやか)が近寄ってくる。

さやか「すみません、今お時間よろしいですか?
    カットモデル探してて…」


(回想)美容室(夕)
   カットし終えた髪を鏡で見せながら
さやか「うん!この髪型の方がずっと良い!」

   鏡を見つめる小夜。

さやか「せっかくの美人さんなんだから
    前髪はあげてた方が良いよ。
    もったいない!」

   小夜の髪の毛を触りながら

さやか「それにしてもきれいな髪の毛だよね。
    染める必要がないくらい素敵な色。
    うらやましー」

   小夜に微笑むさやか。


◯カフェ・テラス席(現在)

   過去を思い出しながら

小夜「その後もさや姉が
   お化粧の仕方とか教えてくれて…
   私も誰かに教えてあげたいと思って
   YouTubeしてみようと思ったんだよ」

   目に涙をためて嬉しそうに微笑みながら
さやか「そっか…」

   立ち上がって笑いながら
   小夜の頭をくしゃくしゃに撫でる。

さやか「私の自慢の妹だああー!」

   ふぅーっと息を吐いて
   ふと時計を見るさやか。

さやか「やっば!そろそろ仕事に戻らなきゃ」


◯カフェ・外
   カフェを出る小夜とさやか。

さやか「じゃあ、またね!50万人おめでとう!」

   右手をすっと挙げて
   駆け足でその場を去るさやか。

小夜「またね」

   小さく顔の横で手を振って
   さやかを見送る小夜。

   さやかの姿が見えなくなった後、
   ふぅーと息を吐き、
   表情がなくなる小夜。

   さやかとは違う方向に歩き出す。


(回想)高校・教室前の廊下(朝)
   さやかにカットされた後の小夜が登校する。
   
   颯爽と歩く小夜。

   ヒソヒソと話す同級生たち
女子生徒「あれホントに山本さん?」
男子生徒「めっちゃ美人…」

   杉浦とモブ男の前を通る小夜。
   見惚れる杉浦とモブ男。


(回想)高校・体育館の裏
   向かい合って立っている杉浦と小夜。

杉浦「あのさ、俺さ、
   昔からお前のこと好きだったんだよね。
   お前に構ってほしくてさ、
   ひどいことも言ったんだけど
   ほんとごめん!」

   眉一つ動かさず杉浦のことを見る小夜。

杉浦「それでさ、あのさ、俺と…付き合って…」

小夜「ごめんなさい」
   杉浦が喋り終わる前に答える小夜。

杉浦「えっ…なんで…」

小夜「ごめんなさい」

   そのままその場を後にする小夜。
   その場に立ち尽くす杉浦。


◯街(現在)
   歩きながらフッ…と鼻で笑う小夜。


◯小夜のマンション・撮影部屋(夜)
   時計は20時20分。
   カメラに向かって

小夜「みんなー!ごめんね!
   遅刻しちゃった」

   飾りつけた白い壁。
   「祝 50万人」の文字。
   床一面の風船。

   飾り付けた壁を見せながら
小夜「飾りつけに時間かかっちゃった」

   照れくさそうに笑う小夜。

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   たくさんのコメント
   「かわいい」の文字。
   

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