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東京と教養

上京して一週間が経った。とりあえず家事とかはできている。家がある田無は住むぶんには都合がいい。駅にはイトーヨーカドー系と西武系のデパートがどちらも入っているし、夜遅くまで開いているドラッグストアもある。飯屋もたくさんあるしコンビニも福島に比べたら全然多い。百均やブックオフもある。

今日は4月より入社する会社の目の前まで、通勤と同じ条件で行ってみた。ドアtoドアで1時間しない程度。始業が遅いので通勤ラッシュからは基本はずれられるのが良い。
今日の通勤に限らず、電車内では文庫本を読んでいる。電車はなんか読書が進むな。創作活動を続けるならば、就職したとしても変わらずにインプットをしなくてはならない。意識的に行っていかなくては。


一人暮らしに際して家計簿もつけることにし、昨日エクセルで家計簿のテンプレートを公開しているかたのものをダウンロードした。その方の使い方例には支出内訳のなかに「教養」という欄があった。これは本とか演劇とか、自分の糧になる情報を得るためにかかった費用のことである。これでの支出はケチってはいけないなと思っている。自分の中に貯め込んで貯め込んで、いつか実になる日を思いながらぬか床のように仕込んでいく。その積み重ねこそが良い作品に繋がるのだ。


なので新宿では
筒井康隆『残像に口紅を』(中古)500円
尾久守侑『国境とJK』2300円
内藤隆『けものフレンズ2』620円
を買った。『残像に口紅を』は前々から読んでみたかった本で、『国境とJK』は以前立ち読みして巻末の詩「ヲタクになれなかった君たちへ」がずっと印象に残っていたからだ。尾久氏は現在精神科医だが、医者は高校のころはモテないオタクでもいざ医者になれると女が寄ってきて脱ヲタしてしまいがちらしい。なんとなく、これからイケイケのベンチャー企業に入る私と重なった(俺もさぁ休日バーベキューでウェ〜〜イとかやって、名画座行きたいとか思わなくなってしまうのかなぁ)。『けものフレンズ2』はアニメは散々な出来だが漫画版はやさしい世界らしく「本当の二期」とかまで言われている。私もかばんさんとかペパプ暴行事件とかイエイヌとかで精神バキバキにされたクチのフレンズだが、しかし(だからこそ)内藤先生には期待を抱いている。読むのが楽しみだ。

このnoteを書いている13時現在、14時から始まるルミネtheよしもとのライブを待っている。もちろんこれも「教養」だ。なにを糧にできるかはその人にかかっているのだし。てかまあ教養とか抜きにしても今日は野性爆弾とか天竺鼠とか観られるから楽しみ。1時間半で3500円と決して安くはないが、しかしケチってはいけない(戒め)。せっかく東京に来たんだしさ。


だからそのかわり節約できるところはする。昼飯は日高屋のラーメン390円にしたし、よしもとを待っている今だってドトールとかに行かずバスタ新宿のテラス(「へんたつ」の聖地!)にいる。就活のときに散々お世話になった場所だ。1時間ぐらいなら待つのなんて全然苦では無い。なんてったってインドで3時間遅延の電車待ったりとか散々してきた人間だ。遅れに遅れを重ね25時間同じ車両にいたこともあった。だからちょっと待たねばいけなくなったらインドモードスイッチを入れればいい。いつのまにか時間が過ぎてくれる。

今日新宿に来る電車の中で筒井康隆『時をかける少女』を読み終わった。次のnoteで感想とか書こうかしらん。


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