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創業者の覚悟とは?

敬愛する @yamotty3 氏の上記Postを見て、自分も思うところがあったので文章化してみる。

> 創業者としての自分の存在価値って何だろうか。
このテーマを折につけて考えているが、最近自分の中でやっとシンプルになった。結論は「ゴールに対してのあきらめの悪さ = Grit」という一点につきる。

これはその通りだと思う。
自分の答えもこれを別で表現したもので、「誰よりも覚悟ができている」であった。

覚悟にも種類がある。それは課されている責任に対応していて、自分には少なくとも2種類の覚悟が存在していた。(あんまロジカルに分けれなかった)

1つ目の覚悟とは、事業や会社がうまくいかなかったことが確定した時に、ケツを拭く具体的な方法とその辛さのイメージが付いている状態のこと。最悪のケースをイメージした上でやると決めているか?ということである。
2つ目は、株式で資金調達している場合、株主に対して成長させ続ける責任を負っており、自分の時間を未来に及んでロックさせている状態のこと。ストックオプションを配布しているのであれば従業員に対する責任でもある。

共通しているのは、責任に対するアクションプランの知識を持った上で、それを自分がやるんや、と腹落ちしている点。覚悟の強さ=知識の深さ×腹落ち具合 で表現できると思う。知識がないと腹落ちもクソもない。勢いでしかない。
(勢いも大事)

覚悟の定義をした上で、自分が8.5年くらい会社やってて、覚悟が強まった、と思うタイミングが3つあったのでそれを紹介する。

①はじめて正社員を採用した時
これは1つ目の覚悟に該当するもので、自分以外の人生の一部を背負った感覚があった。結婚に近いっちゃ近い。端的に言えば、うまくいかなかったら路頭に迷わせてしまう!という感覚。これは今でも採用の度に思う。

もちろん、優秀な人間ばかりではあるので、勝手に転職できるのだろうが、短い人生の数年以上を預かるわけで、少なくともその期間は次に活かせる経験をしてもらう必要があると感じた。ある一定規模までは、基本的には給料を下げてきてもらうことがほとんどで、経験も積めず、単純に金銭的にマイナスの期間を生み出してしまうことは大変心苦しい。

②2億円以上の調達をした時
これも1つ目の覚悟に類すると思っている。5,000万円とかだったら、5年とかかければ返済できる自信はあった。しかし2億となると、当時はまあ無理だな、と思っていて、自分で責任を取れない額を預かった、という感覚があった。

リスクマネーなので、起業家側は気にするな、という考え方も正しいと思う。シリコンバレーとかはすぐに潰してすぐに次のチャレンジをしている。それも合理的だ。単純に自分は違っただけで。個人的には、それで覚悟が強まったので良かったとは思う。

その後も、調達時の契約の買取条項により、ケツを拭くのに数年かかった生々しい事例を複数件知ったことでより深まっている。

③Exit戦略を定めた時
これは後者の覚悟。具体的なことは書けないが、M&AでもIPOでも、現時点では大きくさせ続ける、最低でも10年戦うということを決めた時。

恥ずかしながら一定額でのM&A路線が残っていた時は、これから5年位だろう、と思っていた時もある。それが最低でも10年という時間軸にすることは、実は結構な覚悟が必要であった。10年先の人生を決めろっていうのは、今までも結婚以外ではなかった。
(逆に言えば、結婚とは一生の意思決定であり、最も過酷なものだと捉えている。その意思決定をしてくれた妻には大いに感謝している)

ある一定規模になったら創業者が社長をやらなくてもいいという展開もありうるが、それを前提にした考えは甘えだと思う。その規模でもワークする社長であり続けられるよう、学習・成長をし続ける姿勢はあって然るべきと思う。
(もちろん、日本にはプロ経営者が少ないことにも課題意識があるので、ポジションにしがみつく、というスタンスには賛成しない)

孫正義に比べれば、10年でも短い、という話もあるかもしれないが、20年はちょっとまだわかんない。金融領域は生涯やっていたいとは思うし、今の会社でやれる気もしているが。


おそらく、これからも多くの覚悟を求められるように思う。例えば、今覚悟を試されてるな、と思うことが一つある。
卑近な話ではあるが、今まで考えたことのなかった時価総額○億円を目指す、というような目標を自分で据えてみたところ、そこに至る知識(事業計画)も覚悟もまだまだ足らんな、と思った。

弊社も色々採用中だよ。


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