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完璧な与信とは?

B-Dash Campで与信うんちゃらというセッションで登壇させてもらった後に考えたことをまとめた。
「完璧な与信とは?」
「与信のための新たなデータソースは?」

「完璧な与信とは?」という問があって(現状の解はジーマ信用だとして)、二つのレイヤーがある。
一つはデジタルアイデンティティで、オンラインでその人が何者かわかること。
もう一つはスコアリング。

デジタルアイデンティティが普及すると、いわゆるニューリテールができる。オンラインとオフラインがつながり、小売からものづくりまでつながる。要は、オンラインで集客してオフラインで体験させてオンラインで課金させてデータを商品作りに活かす。

スコアリングができるとコストが下がる。未払率下がるし、さらにはクレームやらのオペコストも下がる。それがいいかは別として。あと、デポジットや先払いもいらなくなるので、資本コストも下がる。

ただ、さらなるステップとしては、無与信でいい経済、という路線もある。ブロックチェーンに代表されるような、相手は誰でもいいけど、確実に資金移動が為される場合。お金だけじゃなくてサービスがソフトウェア化することで、確実なサービスの提供も可能となる。


「与信のための新たなデータソースは?」という問。データソースの前にロジックが必要。現状クレカは40年くらい「日本から逃げない奴を評価する」というロジックがベースにあると思う。大企業公務員勤め・妻子あり・戸建持ち。年収とかよりもまずそっち。

それは、住所を特定して郵便やら訪問やらで回収する、という今の回収スタイルに対応している。つまり、ロジックは回収スタイルに寄る。デジタル時代の回収方法とは?を考えるのが、与信モデル進化の入口だと思う。

デジタル時代の回収方法として既に動きがある。
・給与前払いサービス→将来給与を抑える(法人与信が必要)
・YELL BANK→ECの将来売上債権を担保にする(伸び率予測必要)
・メルペイ後払い→物で返済できる=メルカリで売る
ただ結局一番シンプルなのは先払い・デポジットだよね、ていうのはある。

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