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0007 『コンサルタントの「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本[第2版]』岩崎 剛幸

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0007 『コンサルタントの「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本[第2版]』岩崎 剛幸(いわさき たけゆき)

【要約】
 様々な分野のコンサルタントの特徴や違い、コンサルタントに共通する大変さや向いている人物像が書かれている。顧客以上の知識は必要だが、それ以上に学ぶことに対して貪欲であること・人間力が求められている。

【感じたこと】
 これから効率化でITコンサルタント企業も出てくるかもしれないし、直接会わずにアドバイスをもらいたいという人も出てくるかもしれない。
どの仕事もそうかもしれないが、コンサルタントという仕事も最終的には人だと思えた。大切なのは勉強し続けることと、相手の立場に立つこと。
コンサルのスタートであるショベル研究のように、自分と関わった人が最終的に少しでもよい暮らしができるようにサポートがしたい。勇気をもらえた。

【MEMO】
・現場に強いコンサルタントこそ本物のコンサルタント
(現場・現実・現物)

①「現場」現場で今何が起きていて、何が一番の課題なのか知っていて、かつ現場を見た瞬間に掴むことができる
 現場に出向く

②「現実」数字 経営・営業・カテゴリー・財務

③「現物」一消費者として体験

・コンサルティング会社の歴史
 フレディック・テイラー(米)科学的管理法に由来
 ①課業管理 ②作業の標準化 ③作業管理のための最適な組織形態
 ブルース・ヘンダーソン
 1963 ボストンコンサルティンググループBCG 契機

・代表的フレームワーク
①科学的管理法
 「ショベル研究」
 鉱石や炭をショベルですくい、貨車へ積み下ろしを行うという作業の中で、どうすれば効率よく
 一日の総量を最大化できるか
 作業効率+組織改革(機能ごとの部署設置、協力体制の整備)
 →雇用者・労働者winwin

②アンゾフ・マトリックス(1957イゴール・アンゾフ)
 顧客と商品、既存と新規の視点から、企業としての全体政略を立てる際にどちらの方向にもっていくのか

③SWOT(ケネス・アンドルーズ)
 企業が目指す目的に対して、現在の内部環境と外部環境を分析し、適切な戦略構築に役立てる

④プロダクトライフサイクル(1950ジョエル・ディーン)
 人の寿命と同じように商品にも寿命があり、ステージによって戦略は変わる
 今は企業(市場のポジション把握や今後の戦略)にも応用されている

⑤3C分析(customer, competitor, company)
 外部環境の市場と競合の分析からKFS(Key Success Factor)を見つけ出し、自社の戦略に活かす分析をするフレームワーク
 (分析)
 市場→規模・成長性、ニーズ、購買決定プロセス、購買決定者
 競合→寡占(かせん)度、参入障壁、競合の状態(売上高・市場シェア・利益・顧客数) の観点
 自社→経営資源・企業活動を定性的・定量的に把握

・コンサルティングの価値
 現場で悩みぬいているクライアントの社長と共に悩み、考える
 知識は必要だが、予期しない問題や経験したことがないような課題に直面した時に、
 そこをどうやって切り抜けるか

・とにかくメモをしまくって、話を聞き漏らさない

・1枚の紙にまとめる

・最悪の状況を想定して前向きに明るく考える

・UP OR OUT

・入社10年目までにやるべきこと
①自分のお客様をもつこと
②自分の担当業種・テーマの100行脚に取り組むこと
③これは日本一と言える自分のコンサルティングスキルを磨くこと

 

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