191015

 191015

 2012年にゲノム編集が登場して約9年。
ベルモンテ教授という人が、今年の夏に早老症ラットの寿命を45%
伸ばすことに成功したらしい。人でいうと10年。

 今日たまたま読んだホリエモンの本にも不老不死の話が出てきて
少し生死について考えた。
 
 もし地球上の人類全員が生死を選択できる立場になったら、
生まれる子どもの特徴も操作できたら、何が起こるんだろう。

 日経新聞では
『進化の原動力が自然の成り行きではなく、
ゲノム編集では「誰か」の「意思」がそこに働く。
目の前の命を救うことは大切だが、
進化を操れるだけの知恵を人類は持ち合わせていない』と
締めくくられていた。

 当たり前にできることが増えて便利な世の中になってきたけれど、
同時に何かも失っている。

 自分はもちろん、大切な人が存在することが当たり前となったとき、
生命に価値はあるのだろうか。
 生命が誕生したときの喜びとか、死を迎える人を目の前にした時の悲しさとか、
限られた時間で誰かと人生を共有する喜びとか、そういった感情は残るのだろうか。

 命を救うのと同時に、失いたくない何かを考える必要もあると思った。

- Ohana.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?