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とある社内SEのワーケーション体験@アパホテル

やってみました。割といい感じでした。

自己紹介

こういう条件の人がワーケーションデビューしています。

株式会社サーバーワークスのコーポレートエンジニア
・会社的にはリモートワーク推奨中、普段はほぼ100%自宅勤務
・普段の業務は社内ツール、内製システムの保守や機能改修など
・開発や保守系の業務多め
・ミーティング少なめ
・裁量労働
・クライアントワークなし

リモートワークは割としやすい条件だと思います。

要するに;

・アパホテルでワーケーション(4泊)した
 ・自宅から徒歩30分くらい、都内のロケーション
 ・最低限の荷物だけ持参して、ちょいちょい帰宅した
・意図した目的からするとけっこう良い体験だった

なんでアパホテルに?

自宅環境に飽きました。

私は他人と比べても極めてインドア傾向な人間であり、引きこもり耐性も抜群に兼ね備えた優秀な引きこもり人間だと自負していました。
・・・が、外出の選択余地がない状況が続くと外に出たくなるテンションが定期的にやってきます。引きこもる自由があるからこそ引きこもっていられるんだなぁ・・・と思いました。

いい加減自宅環境も長いので、ON/OFF の切り替えなどそれなりに工夫するようになってますが、とはいえ慢性的なマンネリテンションは隠せません。

難儀なことに、そういうテンションが仕事のパフォーマンスにも出てしまう性分なので、テンションを買うつもりで労働環境をがらっと変えてみようよ思いました。手っ取り早く、かつ冒険感が少ないチョイスがいいなと思い、自宅から割と近くにあり、周辺の飲食系店舗やコンビニが充実しているアパホテルを選びました。

持ちもの

・PC & 電源
・モバイルモニタ (ASUS ZenScreen)
・ミーティング用のヘッドセット
・最低限の着替え
・マスク
・アイマスク(就寝用と、休憩用のホットアイマスク)
・ちょっとした外出用に使うリュック

自宅ではモバイルモニタを2枚目のディスプレイとして利用しているので、それをそのまま持っていきました。物理環境はアームと以外ほぼ自宅と遜色ない条件です。

持ち運びしづらい装備がなかったので特に宿泊先のファシリティのこだわりがありませんでした。据え置きのディスプレイを普段使いしている方だったら、ワーケーション対応でディスプレイの貸与に対応している施設を選ぶと良いでしょう。備え付けのディスプレイの規格が合っているかどうかの確認をしたり、自前の変換アダプタも持参すると良いですね。

過ごし方

基本はホテルにこもりきりでした。PC とモバイルモニタを広げて普段の業務をやっていました。

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シーツ等の交換で昼頃にスタッフさんが入室伺いにいらっしゃるので、そのついでに散歩がてら自宅に戻って衣服の替えを補充したり、近場の飲食店で食事をとったり、コンビニで水分おつまみ類の補充したりなどしていました。

自宅が徒歩圏なので、エリア的には割と普段の行動圏内です。ホテル来てまでなんで自宅帰るんや...意味ないやろ...と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが。
手軽に労働環境を変えてみることが目的ですし、散歩コースとして自宅往復はちょうどよさそうと思って意図的に近場を選んでいる意図がありました。自宅が近いから忘れ物しても平気ですしね。なので、ワーケーションデビュー戦のチョイスとしてはこれが安牌かなって思ってました。

よかったこと

テンションを入れ替える目的は割と達成できました。

(1) 非日常感が手軽に得られる

環境が変わることももちろん大きいのですが、同じくらい「食事のレパートリー」が変化することがよかったです。適当に散歩しつつ店を探してみるのも含めて、脳には良い刺激になったかなと思います。

(2) 誘惑が少ない

自宅はね、サボってしまう誘惑がたくさんありますね。つい本棚を見てしまい、意味もなく本を眺めたりとか。

視界に入るものが減るので集中はしやすいです。

(3) 通称アパ水が手に入る

連泊するとミネラルウォーターがもらえるらしいです。

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通称アパ水と言うらしいのですが、私は今回初めて知りました。
社長のご尊顔のインパクトがすごいですね。

これのおかげで、飲み物の補充にかこつけて無駄にコンビニに出掛けたりしないで済みました。変な無駄遣いをせずに済んだので、このサービスは地味ながら良かったと思います。

(4) 自宅の近くだったこと

いざとなれば自宅に帰ればいいので、気軽に準備して出かけることができました。PCまわりの設備で不足があった場合など、業務継続に思わぬ障害をきたした場合の保険にもなります。慣れないワーケーションに初挑戦するなら、自宅付近のホテルというのは割と良い選択肢ではなかろうかと思います。

注意すること

実際にやってみて思ったこと。

(1) 日光浴しづらい

ホテルの一室なのでしょうがないですね。明示的にやった方がいいだろうとは思います。日光浴びてるかどうかでやっぱリズム感は違うと思うので、意識的に外に出たほうがいいような気はしています。

※とはいえ、今回に関してはホテルのシーツ交換や食事どき、洗濯物ローテのタイミングなど、自然と外に出る機会があったので私自身はそれで困りはしませんでした

(2) シーツ交換のタイミングで外に出る必要がある

基本的には向こうのタイミングでいらっしゃるので、昼食前後くらいのタイミングでミーティングが入りがちな方だとちょっと調整がしんどいかもしれません。

まあ、最悪ゴネればそのまま居座ることもできるの「かも」しれませんが。その場合は予めワーケーション目的の滞在であり、シーツ交換のタイミングで部屋にいる可能性が高いことを滞在先に相談した方がいいかもしれません。

私は特にミーティングがなかったので影響なかったですが、ここが唯一、今回のワーケーションで想定外でした。

まとめ

普段からリモートワーク自体は慣れていましたし、ホテルに自宅環境とほぼ変わらない条件を持っていけたので仕事がしづらいとかはなかったです。

いい感じにテンションも張り替えできましたし、よい体験でした。

場所に保険かけたのもよかったですね。就労環境が悪くてもどうにでもなるので、気軽に試せました。自宅周辺のホテル、割とありやなと思います。

概ね仕事できることはわかったので、次は ADDRESS のようなコロケーションのサービスを使ってみたり、Weekly マンションに入居してみたり、ワーケーション対応の旅館をハシゴしてみたり...などなど、もうちょい思い切った試行錯誤をしてみたいなと思いました。

最後に。今回の費用ですが、25,000円(4泊分)くらいでした。これを高いと感じるかは人それぞれだと思いますが、私としては今回の試みを健康なメンタルで日々過ごすための投資として見てるので全然ペイできる感覚です。外食が減ってる分生活費は浮いてましたし、費用はさほど問題にならないかなと思ってます。どうせ休日も外出は制限されてますし、コロナ下で仕事も捗る新しい趣味が開拓できるなー、くらいの気持ちで今後もワーケーションできればいいなぁと思う次第です。

皆さんもワーケーションデビュー、いかがでしょう?ぜひ検討してみてください。

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