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新橋らしい風景(ほぼひとりごと(2020年11月7日(土)))

(写真は、新橋駅烏森口の裏通り、ど真ん中に写っている電柱の存在感にひかれます)

#新橋 #烏森口 #電柱


40年ほど前から、新橋の裏通りの雰囲気は変わっていません。お店の名前は、入れ替わっていますが、火事にでもなったら、逃げるのは大変そうな狭い道、はみ出した看板、電柱、懐かしい風景です。


隣の建物に、寄りかかって建っているようなお店の中で、電柱の存在感は半端ではありません。下の方は電話線、上の方は電力線です。有線放送の通信線もまだ、残っているかも知れません。


しばらくぶりに足を踏み入れると、なじんだ看板を見つけることができなかったり、寄り添っていた建物が改築されたりしているということがあります。それでも、新橋らしい雰囲気は変わっていません。


昼間は、気楽に通れる細い道ですが、夜になると、キャッチのお兄さんやお姉さんが客引きをしています。銀座もそうですが、景気が下向きになると、キャッチが増え、勧誘もより積極的になります。


駅前のニュー新橋ビルが壊され、建て替えられるという話もあるようです。そうなると、烏森神社の周囲にあるこのエリアもそのままというわけにはいきそうにありません。どうなるのでしょうか。


耐震、防火、土地の有効利用と言われると仕方ないかなと思いますが、改築後、再開発後や、どう奇をてらったデザインにしても、無機質な街が登場してしまいます。雑然とした新橋の街も風前の灯かも知れません。


ほとんどが木造なので、重機が入ると、あっという間に消えてしまいそうな新橋の風景です。誰も通らない昼間の細い道、振り返ると、突然夜になり、知っている人に出合えるような気がしました。

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