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明治時代のピアノ・ワルツから最新KPOP作っちゃうNiZiUスタッフ天才すぎる。古い曲のサンプリングがねじれて深くて広くてゆるい宇宙空間を爆誕させる

NiziUの新曲、「chopstick」明治時代に作られたピアノ曲サンプリングしてるらしい!
3拍子の原曲を、4拍子現代KPOPにアレンジしてるから
変拍子っぽくていいし、新旧ごちゃ混ぜで脳みそが溶けそう最高

嵐が少年隊の古い曲「ABC」をサンプリングして、櫻井くんが中2病ラップを乗せた斬新すぎるスケボーキング作曲のa day in our life の感動思い出す!!!

嵐が人気が出始めたゼロ年代。世の中ヒップホップブームで、コテコテのアイドル歌謡曲がゴミ箱に捨てられてた時期だった。少年隊のABCは、筒美京平大先生がお造りになった(歌詞は松本隆)名曲ではあったが、氷河期真っ只中の2002年、みんな一旦忘れていた。森田剛くんはDEV-LARGEに楽曲提供を依頼し、完コピでラップしていた時代(ファン置いてけぼり)だ。

しかし少年隊ABCのイントロ、華やかなバカラック?みたいな部分をサンプリングして、その上で若い嵐が最新の流行のラップを重ねる。このスケールのデカさと時空のねじれ、意外すぎて脳みそが溶け、そしてどことなく上品さも漂うa day in our lifeは最高だった。しかも天下のジャニーズ、少年隊の曲をサンプリングする著作権問題を解消出来るのも、当時はジャニーズだけだった。ジャニーさんの姪っ子が作ったレコード会社だからこそ、あっさりサンプリングの許可が降りたわけだ。ジャニーズに楽曲を依頼され、そんなカラクリをサクッとやっけのけたスケボーキングカッコええ。

話が嵐にそれすぎたが、
ヒゲダンとかシティーポップの焼き直しみたいな曲はロスジェネには既視(聴)感あって心動かされないけど、NiziUの新曲は1800年代の曲をサンプリングって時空を超えてきてかっこいい!!!これはすごい!!!!

✴︎ちなみに昔ビリージョエルが、ベートーベンのワンフレーズをサビに入れてたのは気づかずにいましたw

一方、関ジャニ大倉くんが、計算し尽くした女子小中学生マーケテイングのロジックで作り上げた「なにわ男子」のデビュー曲。ゆっくりしたBPMで聞き取りやすい歌詞、小学生も踊れそうなシンプルな振り付け、一度MV見れば体の動きがわかる「なにわ男子」のデビュー曲の、透けて見えるあざとさ。キンプリ、スノストとデビューからCD売り上げが好調な関東ジャニーズに対して、絶対失敗できないプレッシャーでデビューする関西の「なにわ男子」西は、絶対売れますというロジックと守りが必要だったのか。結果大コケはしないけど、みんなの脳みそがときめきwのカオスになって病みつきになるような曲にはならなかった。

一方、NiziUの新曲はマーケティング「あ、チョップスティックってクラシックの曲あったよな」って思いつき(仮)から、1800年代と2020年代をサラッとファンキーに圧倒的にフレッシュに繋いでKPOP作れるスタッフ陣の方が心動かされる!!!

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