主夫への緩い道のり

海外駐在から帰国後、小学校5年に転入してミニバスを始めた息子、バスケママ(アメリカのサッカーママと同義)として息子の放課後の練習と週末の試合に付きっきりになった妻、小学校1年生の娘の面倒を見ることを含む週末の家事が僕の仕事になった。

息子が中学校に進学した後も、バスケママを卒業した妻は、起業に向けて資格の取得、起業支援学校の勉強に忙しくなり、僕の週末の主夫生活は変わらなかった。妻が起業し、息子が高校生になり、娘が小6になった今も僕の週末主夫の役割は変わらない。それが習慣になったからではなく、そんな主夫としての役割は全く苦では無い。

家事は体、頭、心をフル活用するマルチタスクで、常に周囲に気を配ってしまう自分の性に合っていると思う。妻の事業が上手く行き、収入が安定すれば完全に主夫になる、と妻には本気で言っている。

内田樹氏の本に日本人は「道」を作るとあった。剣道、柔道、華道、茶道など。道は尽きない、道を極めたと言い切るのは生半可ではない覚悟がいる。僕は半端ながら主夫として5年間歩み、それなりの学びを得ながらレベルを高めて来た自負はあるが、果たして完全主夫を本気で求めているのか、緩く道を歩みながら探求しようと思う。

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