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フミさん・流さんのシャッターチャンスはいつ?〜ラグビーの試合を普通のデジカメで撮ると〜

1.舞台写真は美しい

歌舞伎座2Lサイズで500円、東京宝塚劇場2Lサイズで300円、原宿ジャニーズショップL版でたしか160円?

肖像権。よく分からないが『勝手に自分の顔や全身の映像を使われない権利』なんだろう。

舞台の撮影はいかなる方法も絶対NGだ。その代わり舞台写真が販売される。

プロが切り取った美しいその一瞬

どれを買うか迷う、それは至福の時だ。

2.自力で頑張るしかないスポーツの試合

ラグビーは、試合中写真なら撮り放題だ。

しかし、舞台と違って、彼らは片岡仁左衛門のように見栄を切ってくれるわけではない。タカラジェンヌのように大階段をゆっくり優雅に降りてくれるわけでもない。彼らは常に全力で走り、ぶつかり、倒れる。常に動いている。

そう、シャッターチャンスはいつ来るか分からない。

もちろん、プロ仕様の『バズーカ砲』みたいなカメラで、80分間撃ち続ける!という方はなにも困らないだろう。こういう方は中央最前列から5列目くらいまでにたくさんいらっしゃる。

私の手元には、スマホとCanonの家庭用デジカメしかない。子供の遠足や運動会に持っていく普通のデジカメ。一眼レフでもミラーレスでもない。

とりあえずカバンに入れて秩父宮に乗り込んだ。

3.普通のデジカメでどこまで撮れる?

いつも出遅れる私、前方の席などとっくに埋まっている。真ん中より後ろの席に着席、

全体の雰囲気は撮れる、とりあえず。

スマホはズームに限界があるので、カメラは必須ということを以前痛感した

スマホを信じすぎてはいけない

トップリーグの試合にはCanonデジカメの性能を信じてカメラ一本に。

運動会でも使えます!という量販店のお兄さんのアドバイスは貴重だった。かなりズームできるぞ。

サントリーが練習を始めた。周りの女性はひたすら

大スター松島幸太朗様を激写する

松島さんの人気は破格だった。プレーのレベルが異次元、ということもあるが、独特の雰囲気、

『ニューシネマパラダイス』 『道』といった

イタリア映画に出てくるような哀愁と孤独

がそこはかとなく漂っているのが女性の心を掴むのか。実際の松島さんは孤独でもなければ哀愁を漂わせる理由もない普通の青年だろうけど。

練習中は選手同士で談笑している事もあり、意外とリラックスした表情にお目にかかれる。立ち止まっていることも多いので

この選手の『ビジュアル』が撮りたい

というニーズなら十分デジカメで事足りる。

試合が始まった。

SH流大選手を撮りたい、と思う。が、

SHのベストショットはどの瞬間なのかわからない。

スクラムの前に立つSHは、まさに

わずかに俯いて『立っている』

ので『映え』は今ひとつだ。

しかし、パスする瞬間は家庭用デジカメで撮影すると

流選手が踊ってる

ようにしか見えない。何度撮っても

カッコいい流大

にならないのだ。シャッタースピードの問題?

雪が降って凍死寸前になった第二節の第一試合

キャノンのフミさんを撮るために凍える手でシャッターを切ってみたが、手が寒さで震えが止まらないことも加わり、

踊ってるフミさん

しか撮れなかった。自軍の選手だからといってCanonカメラが勝手にベストショットを切り取ってくれる訳ではない。

結局、試合で唯一全員が立ち止まる時間

SOがキックを蹴る瞬間

だけそれなりに美しくカメラに収めることができた。しかし、私のカメラを見直すと、

キャノンの優さんとサントリーのひかるさん

の写真ばかりが並んでいた。ビジュアル美しいご兄弟だからそれはそれで満足したが、しかし、

流さんとフミさんの写真は最後まで踊っていた

教えてほしい。

SHのシャッターチャンスはどの瞬間ですか?






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