棚橋さんが復帰をする。

DDTで佐々木君が可愛らしいお顔をなさって試合をしているのを見たり、デスピーさんが良い声で語る動画に課金を懇願したりしていたら、今日の昼間に棚橋さんが復帰を発表なさっていた。NJCで復帰だそうです。帰宅して動画を見たらいくらか痩せて、髪の毛が伸び、シュッとした棚橋さんがネイビーのスーツを着て、堂々とした顔で復帰の記者会見をしていた。動いて喋る棚橋さんがこんなにありがたいものだと思わなかった、って、復帰のたびに毎回思っているのですが今回も思いました。涙を禁じ得ない。棚橋さんはいつものように丁寧な表現で質問に答えていて、安心をしました。質問に答えるだけではなく、もういっぽ踏み込んで自分を残す言葉を選ぶ。今日という日の棚橋を、棚橋の復帰を、力強く印象付ける言葉を置いて行ってくれました。ありがとう

突然なんですけど、わたしは棚橋に裏切られたことがない。個人的な約束をするような間柄ではないので当たり前なんですけど、裏切られたと感じたことがない。ずいぶん前に、まだ一度も会場に行ったことがない時に棚橋さんの参加されている食事会のようなものに参加させていただいたことがあります。その時棚橋さんはIWGPのチャンピオンでした。秋の両国大会で鈴木みのる選手とのタイトルマッチを控えていて、わたしは初めてのプロレス観戦になるその大会のチケットを取っていました。一足先にお暇しようとした私と友人に気づいた棚橋さんは立ち上がって、わざわざ出口まで送ってくださいました。それで、その時、私は「両国大会行きます、応援しています」というようなことを言ったのですけども、棚橋さんは「はい、必ず勝ちます」と私の目を見てしっかりと言ってくれました。そりゃ言うよ、言わないプロレスラーなんていないよと思いながらもその答えがすごく嬉しかった。試合当日、両国国技館の一階の一番隅の升席で棚橋棚橋棚橋棚橋と叫びすぎた私は、棚橋が鈴木みのるに勝った時酸欠で顔半分ぐらい痺れて半ば放心していたのですが一緒に行ってくれたその当時付き合っていた人が「よかったね、たなはし、約束守ってくれたね」と言ってくれたのを今でも覚えています。そう、約束守ってくれた守ってくれたの、と、思いながら泣いたのです。それからずっと、五年間、棚橋に裏切られたことがない。相互の関係ではないのに裏切るもくそもないし言葉の使い方を間違っているのをわかっているけど、棚橋を見ていて後悔したことがない。私は棚橋を信頼している、これはもうどうしようもない事実でですね。それは棚橋も私たちのことを信頼して、そして受け入れてくれているからだと思うんです。イベントに行くとわかる、棚橋の前で何をやっても多分棚橋は受け入れて、いやもとい受け身を取ってくれる。そして全部をハハッ!って笑ってくれて、私たちの思いつめた言葉も感動も感謝もちゃんと受け取ってくれる。これが信頼でなくてなんだというのか。書いていて泣けてきた。ああ棚橋さん、私はあなたがプロレスを続けてくれることが嬉しい。プロレスでしか我々は棚橋さんと繋がることができないから、私は棚橋がまたリングに戻ってきてくれるのが嬉しい。

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観戦の記録など

写真と文章みたいなものです
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