10年推している推しと1年推している推しの話。

2021年11月25日で山本希望さんを推して丁度10年になった。という話を前に書いた。

そして今年、2022年7月1日で、山本希望さんの所謂「接近戦」に初めて参加してからも丁度10年が経った。

「接近戦」
この場合は「お渡し会」である。
2012年7月から放送されたテレビアニメ「じょしらく」のオンエア直前イベントとして、2日にわたり開催されたこのイベント。
初日に声優の後藤沙緒里さん、小岩井ことりさん。2日目に佐倉綾音さん、南條愛乃さん、山本希望さんが出演した。
なんとこのメンツで完全無料だ。すごい時代だと感じる。

この10年、山本希望さんの接近戦にはたくさん参加した。
上手くいったことも、考えてきたことを思うように伝えられなかったことも、今振り返るとそのどれもが良い思い出になっている。



接近戦に限らず、彼女を推してきたこれまでの10年を振り返ると、「10年間、絶えず彼女の活動を見続けることができたこと」は、とてつもなく幸運なことだったのだなと感じる。


どうしてそんなことを思ったのかというのは、山本さんを推して10年というタイミングだからだということと、山本さんとは別の、ある推しの存在がある。


内山悠里菜さんという新人声優だ。

「CUE!」、そしてDIALOGUE+という声優ユニットをきっかけに僕は内山悠里菜さんにハマり、約1年が経った。

そんな2022年6月25日。
DIALOGUE+結成3周年の翌日、内山さんの体調不良による活動休止が発表された。

活動休止のお知らせとともに、6月、そして7月の番組やイベントへの出演キャンセルが発表され、活動休止中のSNSの更新停止も発表された。


かなりのショックを受けている。

DIALOGUE+としての活動が4年目に突入したタイミング。
1月から2クールに渡り放送された「CUE!」のアニメが最終回を迎えたタイミング。
まさに「これから」というタイミングでの活動休止のお知らせだった。

「7月末までの活動は休止」ということは発表されているが、8月になったら活動を再開するのかどうかは全くわからない。
活動休止はもっと長期になるのかもしれないし、もしかしたらもう戻ってこないかもしれない。
案外8月になったらあっさり活動再開するのかもしれない。

何もわからないのだ。


いや、キツすぎないかコレは????????


「推しが活動休止する」ということを、今、僕は人生において初めて経験しているのだ。

推しの体調が心配。
推しの今後が心配。
供給が無くなることへの不安。

心配をすることと、回復を願うことと、戻ってきてくれることを信じることしかできない。


山本希望さんの場合、ハマってから現在まで常に「何か」が存在していた。
新しいアニメやゲームの仕事。
ラジオや動画番組の更新。
イベントへの出演。
それらが無かったとしても、ブログやツイッター等のSNSの更新で近況を知る機会はあった。

内山悠里菜さんについては今後それらが無くなる。

いや、正確には彼女の活動休止直前に出演が発表された、国道擬人化コンテンツ「コクドル!」というものがあり、その「コクドル!」のWEBラジオの初回放送(7月14日配信予定)に出演が予定されているのではあるが、活動休止の発表以降「コクドル!」側から何の情報も出ていないので本当に予定通りラジオが配信されるのかどうかもわからない状態だ。


キツすぎる。

新しい情報が何も無いのだ。
活動休止が発表されてから約1週間が経ったが、たったの1週間しか経ってないのにふとした瞬間に気が狂いそうになる。

最終回を終えた「CUE!」のアニメの話を聴けない。
毎週パーソナリティを担当していたラジオ番組は代打で他の声優が出演し、ユニットの生配信番組にはひとりだけ出演していない。
内山悠里菜さんのオンラインお話会は延期。
イベントは延期。欠席。ユニットの活動は他のメンバーのみで開催。
現在の内山さんの状態は一切わからない。
いつまでこの状態が続くのかはわからない。


キツいな~~~~~~~~。


ハマって1年かつ、「CUE!」とDIALOGUE+メインで追ってる程度の自分がこれだけキツいんだから、それよりも前から熱心に推してる人らはこの比じゃないんだろうなと想像すると更にキツい。
他のオタクが楽しそうに過ごしているのを見て羨ましく感じてしまうのもキツい。


自分のことを10年推し続けているオタクが、ハマって1年程度の新人女性声優にこんなに狂っているのを知ったら山本希望さんはどう思うんだろうか。
呆れるだろうか。
別に何も思わないかもしれないな。
でもDIALOGUE+っていう声優ユニットはすごく良いので、ぜひ曲を聴いてみてもらいたい。


考えてみれば、推すのと推されるのは人間と人間のやり取りだ。
いつ、どのタイミングで何が起きるかなんてわからない。
10年、絶えずに推しの活動が見れるということは本当に奇跡のようなことなのだなと思う。


内山さんが活動休止の間、色々な供給が途絶えるわけだが、その中でもいちばん大きい影響を受けるのがDIALOGUE+の活動だろう。

大好きな推しがいない間、この声優ユニットとどう付き合っていくのかという問題が出てくるわけだが、なんだかんだ言いながらも番組や動画は見ていくだろうし、イベントやライブにも行くことになるだろう。
このはちゃめちゃに楽しい声優ユニットと付き合っていく上で、僕はあまり負の感情は持っていたくない。
ハマって約1年で、この声優ユニット自体がだいぶ好きになっているらしい。

「とりあえず」と言うと角が立ちそうだが、内山さんがいない間、彼女のことばかり考えていると本当に気がおかしくなりそうなので、とりあえずは「二推し」を楽しもうかなあと思う。


結局、僕らは今目の前にあるものを楽しむことしかできないのだ。


「無い」と言われたものについてアレコレ考えすぎるのも良いことではない気がする。

内山さんがいないDIALOGUE+とこれからしばらく付き合っていくことになるわけだが、今あるものを楽しみながらも、「このユニットにおける内山悠里菜さんの存在」を再確認していければいいなあと思う。
「内山悠里菜」は絶対にDIALOGUE+に必要なピースだから。


一方で、ありがたいことに山本希望さんの方はそれなりに色々供給がある。
久しぶりのレギュラー出演アニメも始まった。
「うたわれるもの  二人の白皇」。初回から出番があって良かった。
誕生日も近いし、またお手紙を書こう。


このように終わりの見えないキツさを抱えて始まった夏であるが、正直言ってこういう記事を書くこと自体が怖かったりする。
やること全てがフラグのような気がしてくる。
人間はこうして考えすぎていると、本当に頭がおかしくなるんだろうなぁ。


何年かして、それこそ10年経ったころに「こんなこともあったな~~~www」と振り返って笑い話にできたらそれが一番幸せだろうな。

「良かった良かった」と胸をなでおろし、心の底から楽しいと思える日がまたやってきますように。


上手くいったことも、思うようにいかなかったことも、いつの日にかきっと、そのどれもが良い思い出になる。と信じて。



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