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J-WAVEの深夜番組レギュラー陣が、元日に集結!

 2024年元日午前1時(2023年大晦日25時)、J-WAVEの新春特番・TOKYO M.A.A.D SPIN NEW YEAR SPECIALが放送された。今回はその中でも冒頭の企画の、各曜日のレギュラー陣が集結した対談のようすを紹介する。
 ナビゲーター同士が仲良く和気あいあいと話していくうちに、いつの間にか新企画のブレインストーミングの場になっていたようにも感じた。出演者のファンはもちろん、音楽イベントの開催に興味を持つ方にも、刺激を受ける内容だろう。2024年のTOKYO M.A.A.D SPINにも、ぜひご注目いただきたい。

 まずはこちらの曲でスタート。

電気グルーヴ『お正月』


Naz Chris:明けましておめでとうございます。Naz Chrisです!
一同:イエーイ!(拍手)
Watusi:いやあ~2024年、始まりました。明けましておめでとうございます。Watusiです!
Ren Yokoi:すいません、明けましておめでとうございます。Ren Yokoiです。あけおめー!
Zeebra:あけおめウェイヨー!Zeebraでーす。よろしくお願いしまーす。
Naz Chris:ウェイヨー!Zeebra兄さん、ウェイヨー!
高木完:明けましておめでとうございます。高木完です、どうもです。
木村コウ:Happy New Yearで、木村コウです。今年もよろしくお願いしまーす!
Zeebra:っつーことで!
Naz Chris:月・火・木・土が揃ってるという。
Zeebra:ハイハイハイ!
Naz Chris:めちゃくちゃ、もう年イチの七福神さまみたいな。
木村コウ:(笑)
Zeebra:普段は我々がね、プライベートとか別な現場で会うことはもちろん多いんですけども、一度に顔を見るときってのは、何て言うのかな。この番組の画像みたいなやつ?
Naz Chris:ハハハ!
Zeebra:みんなのアー写が並んでる、あの画像のときでしか見れない!
Ren Yokoi:ないですね。(笑)
高木完:別々の写真がね。
Zeebra:そういうことなんですよ、はい。
木村コウ:いつも暗い所で会ってますね。
Zeebra:そうですね。まあそんな感じでございますけども。
Naz Chris:2024年、明けたばっかりということなんですけど…
Ren Yokoi:(飲酒)
Naz Chris:ああっ、飲んじゃった!?狡いな。一人で、もう。どうでした?他の曜日の放送を聴いてるんですけど、実際ナビゲーターがどんな感じだったかって、あんまり聴かないじゃないですか。ゲストさんの話が中心だから、番組中は聴けないし。ちょっとその辺、順番に訊きつつ、今年は番組でどんなことしたいか、どんな楽しい放送が待っているかっていうのを話したくって。月曜日的にWatusiさん、いかがでした?去年は。
Watusi:去年はね、月曜日はだいぶ変わったんじゃない?
Naz Chris:変わりましたよね。
Watusi:堀井さんですよ!堀井さん。
Naz Chris:堀井雄二さん。ドラゴンクエストの。
Watusi:あと、Tプロデューサー。
Naz Chris:元・日本テレビの電波少年・土屋敏男さん。
Watusi:僕らがテレビとかマンガで見てたような人が普通に来て、いやあ、こうだったんですよ、ああだったんですよっていう友達のようなトークができるのは、僕は想像してなかったんで。ラジオって、良いもんですね!
Naz Chris:月曜日はメディアミックスみたいなのを意識していて、漫画・ゲーム・ファッション、火曜日はファッションが凄いですけど、音楽とか映画とか、そういう人たちのメディアミックスを1年間頑張ってきたかなっていうところではあったんですけど、完さま、火曜日は?
高木完:僕ね、自分で誰が来たかインスタ見直してるんですけどね、
一同:わははは!
Zeebra:正しい正しい!インスタの方がよく覚えてるから。
Watusi:武先生出られてますもんね。
高木完:武先生と川添さんも出ましたからね。
Watusi:あ!そうかそうか。
高木完:この番組やってて、そういう大先輩のお話をマジで普通に聴けるのは嬉しいですよ、僕も。
木村コウ:そうですね。
Naz Chris:宝ですよね。
木村コウ:アーカイブにしたら凄いですよね。
高木完:この番組全部がアーカイブになった方が良いよ。
Zeebra:なんか厳選して本とか、書籍化したらいいのに、ねえ?
Naz Chris:火曜日は一回、本になったんですよね。
高木完:あれももう、初めのころのちょこっとだけだよね。
Zeebra:あれかも。みんなでまた対談やったりだとか、良かった回の書き起こしとかね。
Naz Chris:木曜日、コウさん、いかがですか?
木村コウ:海外からもいろんなDJの人に出てもらって、なかなか楽しかったですね。気が付いたらLGBTQの番組みたいになっちゃってて、ドラッグ・グイーンみたいな人がいっぱい出てきて、華々しい感じになってました。
Naz Chris:木曜日はもう多様性、LGBTQ枠っていう。
Zeebra:はあはあはあ、ダイバーシティーをね。
Naz Chris:去年はジョン・ディグウィードから始まって、なんと今週の木曜日はクリスチャン・スミス!
Zeebra:ああそうなの?素晴らしい!
Naz Chris:さすがインターナショナル枠・木曜日!木村コウという。
木村コウ:いえいえ。なんとかなってます、みたいな(笑)。コロナが明けてみなさん日本に来てくれるようになったのが嬉しいですね。
Naz Chris:いやーホントですね。はい、ということで問題の土曜日!イヤッハハハ!
Ren Yokoi:問題じゃないでしょ(笑)
Zeebra:まず言っとくと、ウチら土曜日は月イチじゃないですか。なんで、毎週はやってないため、みなさんと比べると4分の1ぐらいの稼働。
Ren Yokoi:だいぶ気が楽ですね。
Zeebra:月に一回考える感じなんですけども、あとは親子で番組やってみるべ!ってところが。
一同:凄いよ。
Ren Yokoi:本当にただ単に他愛もない親子トーク。普通にこの度に親父に会いに来るっていう。
Zeebra:まあまあそうですね。
木村コウ:家で話せない話ができるんじゃないですか?
Ren Yokoi:いや、家で話してる話。
木村コウ:はははは!
Ren Yokoi:全然いつもの会話!
Zeebra:いつもの会話だし、おかげさまでここ始めてから、他でも一緒にやる仕事も増えた。
Ren Yokoi:増えたッスね。
Zeebra:この前も、ブルーノート。
Naz Chris:プレイス。
Ren Yokoi:ウチのおばあちゃんも、みんな立たせて踊らすみたいな。
Zeebra:ノリノリで。他のお客さんアンタたちもう立ちなさいよ!みたいなね。そんなこと言ったらいずれゲストに来てもらわないといけないから。
Ren Yokoi:親子トークヤバイっすね。
Naz Chris:はい。ということなんですが、正月じゃないですか。ちょっと気になるのが、マドスピメンバー、普段正月何やってるんだ?っていう。よくいうじゃないですか。DJで例えると日曜日は寝てるっていう。みなさん何やってるんですか?正月。
高木完:大晦日はすごいな。この時間。
Zeebra:大晦日はオレ、完ちゃんと一緒にいるパターン結構多くて。
高木完:年明けはね。今年も一緒だけどね。その後はどうなってんだっけな。
Zeebra:逗子の方とか戻られたりはする?
高木完:お母さんもういないからね。おせち食えないしさ。
Zeebra:あっちに戻っても…って感じ?
高木完:そうなんだよね。
Zeebra:親戚が集まったりとかは?
高木完:普通のプライベートじゃん(笑)
一同:はははは!
Ren Yokoi:いやいやいや、逆にそういうのが聞きたいじゃないですか。これ完全にプライベートトークってことですからね、正月早々。
Watusi:都内のクラブってヘタすると、一日二日からやってるもんね。
Ren Yokoi:やってますよ、普通に。今年もWombとかやってるし。
高木完:一日から!?
木村コウ:一日の昼の12時にもう一回カウントダウンやるとことかありますね。
Ren Yokoi:ねえ。ワケわからないですよね(笑)
Naz Chris:アールラウンジとか。
Zeebra:何のカウントダウンだ?
Watusi:コウ君は、働くのは一日から?
木村コウ:今年はお休みで。いろいろあって。
Ren Yokoi:ウチはもう毎回家族で集まってますよ。
Zeebra:普通にウチの母親の家でね。
Ren Yokoi:だいたいオレは、家族行事の前に飲みすぎてグロッキーで帰ってきて怒られるっていう。
Zeebra:そうだよね、4回に1回ぐらい来ないときあるからね。来ないのはRenだけですから。オレがねえ、お前の担当みたいになってるんだよ。エージェント!みんなで元旦に集まっておせちをつついて、みたいなことはやってるかな。今年の抱負の話って、さっきチラッと出てましたけど、他は?この番組どうしていこうって話はどんな感じなんですか。
Naz Chris:曜日別にってことですか。全体としてもありますよ。
Watusi:1回目からやってるレギュラー組、5年目になっちゃうもんね。
Naz Chris:凄いことですね。
高木完:オレ、この番組やるようになってから、ちゃんと人の目を見て話せるようになった。
一同:ハハハハ!
Zeebra:そういうのね、すっげぇ、ある!なんか自分がちゃんとしていく感じがある。人の話をすっげぇ聴くし!
高木完:前はあんま聴いてなかった!?
Naz Chris:じゃあ今年どんな感じにしていきたいかを、今度は土曜日チームから訊いちゃおうかな。
Zeebra:どうする?
Naz Chris:公開会議的に話してくれれば。
Zeebra:ゲスト呼ぶ!はもちろんあってもいいんだけど、4月スタートだったでしょ?だから3月までは今までの形でやらせていただいて、4月から続けられる場合は、ちょっとやり口変えてもいいなあとは思うよ。
Ren Yokoi:それ、どうする?そのやり口って何やねん?(笑)お婆ちゃん、やっぱ出すしかない?(笑)
Zeebra:やっぱり自由度が高いじゃない?この番組は。その中で我々が「…は???」みたいなやつとかを、やってそれが面白かったらスゲェ良いワケでしょ。
高木完:なるほどねー。ハードル高ぇな、だいぶ一気に。
Naz Chris:そうか。去年、L.AからのMC RYUさんのポッドキャストをやってたんですけど、あれでRYUさんがどこにもない企画やりたいって言ってて、ずっとリスナーと電話つなぎっぱみたいなのっていう。そういう全然ないことやりたいって言ってましたよ。
Zeebra:あ!じゃあだったら、確かにリスナーと電話つなぎたいな。オレ普段自分でパソコン持ってて、コントローラーつないで曲出すんですけど、まあまあ入ってるわけですよ。自分のポッドに。なんだったら20万曲ぐらいあるから。その中から「お前ら、何聴きてぇんだコラ!」みたいなやつを「いくぞぉー!」ってリクエストから何から。
Naz Chris:それは嬉しいかもしれないですね。
Zeebra:例えばカウンセリングみたいな感じでね。
Ren Yokoi:ああー!君にはこれが必要だよ的な!?
Zeebra:そう!じゃあ君にこんな曲を処方しましょうみたいな。
Naz Chris:嬉しい嬉しい!
Ren Yokoi:インターラクションですよね。リスナーのみなさんへの。
Zeebra:そういうことそういうこと!
Watusi:Zeebraに訊け!コーナー。電話かかってきて。
Ren Yokoi:じゃあオレそこで良い感じに回しときます。
Naz Chris:素晴らしい。
Zeebra:まあ、ちょっとね。土曜日はやりたいと思うんで、みなさんぜひぜひRenとZeebraこうしろ!とか、いろいろコメント下さい。
Ren Yokoi:待ってます!
Naz Chris:ハッシュタグ・MAADSPINをつけて、つぶやいて下さいませ。コウさんどうですか。今年の木曜日は?
木村コウ:ちゃんとダンスミュージックをやんなきゃいけないなと思ってて(笑)。
Naz Chris:いや、やってます!木曜日はだいぶやってますよ。
木村コウ:若手とか、アンダーグラウウンドな人もお話聴きたいなと思いますね。東京、これから盛り上がってるぜ!ってところを見せたいですね。聴いていただきたいですし。完ちゃんは、どんな感じですか?
高木完:僕!?僕は普通。
一同:(笑)
高木完:誰、呼ぼうかな~って。それが面白いから、俺の場合。誰と話しようかなって。ホラ!ここじゃないと話さない事多いから。
Zeebra:意外とそうですよね。
高木完:だいたい、あんま突っ込んで話しないじゃん。去年は公開・ごめんねとか、結構やってるもん。公開仲直りみたいな。
一同:はははは。
高木完:KRUSHとかさ、結構やってるもん。
Zeebra:俺もやろう!
高木完:公開仲直りいいよ!
Zeebra:謝りたい人がいるからね。
高木完:それ、呼んだ方がいいよ!
Ren Yokoi:親父が謝りたい人ね?
Zeebra:コレね、俺の番組的にも結構嬉しい。この番組的にも結構嬉しいと思う。
高木完:それは…ちょっと訊きたいな!
Zeebra:あのねえ、ちょっと待って!みなさんもしかして勘違いしてて、あそこは出てこないからね!
Ren Yokoi:(笑)
Zeebra:もっとねえ、ええー?そこ、そんなことあったの?と思うようなことがあるんですよ。(小声で)自分のね、2つぐらい上の先輩でございます。
Ren Yokoi:もうオレ、絶対誰か分かる。
Naz Chris:気になっちゃいますね。
Zeebra:はいっ!っつーことで!
Ren Yokoi:NazさんとWatusiさんは?
Watusi:私もう、ついていくだけだから。
Naz Chris:いやいやいや!何言ってるんですか。呼びたい人、いるって言ってたじゃないですか。
Watusi:呼びたい人はいるんですよ、やっぱり諸先輩方がお元気なうちに話聴きたいなって思う人はまだまだたくさんいるんで。
Zeebra:もちろん!そこは大切ですよね。
Watusi:Nazさんは?
Naz Chris:コロナ渦でラジオなどの音声メディアの価値って、また見直されたじゃないですか。ここで興味を持ってくれた人が、コロナ明けて日常に戻ってフラットになりつつあるんだけど、ラジオの固定概念を覆すようなものがやりたくって、音声メディアとしてのラジオって母体として大事なんですけど、それがもっと時代や社会を変えていくような、ここで出会ったものが社会で形になってヒットを産んでいくとか、新しいイベントのイノベーションが起こるものとか。DJやダンスミュージックやカルチャーの価値が改めて世界に発信される、ちょっと大きいことも掲げた方が。目標って、下がるのは簡単なんですけど、一回設定すると上げられなかったりするじゃないですか。そこに4月ぐらいまでは照準を当てて、やりてぇな!っていう。
Watusi:お願いしゃぁっス!マジで。今後のためにも!
Zeebra:例えばなんですけど、コロナが起きたことによって、それまでここにいる方々はいろいろと活動もしてきたわけじゃないですか。ナイトライフを盛り上げよう!みたいな機運がハンパじゃない高かった時期があったと思う。コロナによってインバウンドもガアーッ!と下がったけど、今はだいぶ戻ってきた。
Naz Chris:円安だし。
Zeebra:そうそうそう!それもあってどんどん状況変わってる中で、もう一回ナイトライフ盛り上げる流れ、本気でやった方がいいなってマジ思うんですよね。
高木完:番組全体でのイベントが欲しいよね。
Zeebra:そうそうそう!だから「TOKYO M.A.A.D SPIN」っていうイベントをやろうよ。
Naz Chris:例えば、どういうイベントが良いと思いますか?
Zeebra:もう極論言うと、一週間やる。月曜日は月曜日、火曜日は火曜日って感じで、そこにナビゲーターがプラスゲストを誘って。
Watusi:体力、エグくねー?
Zeebra:なんだったら、T.D.M.W(注:TOKYO DANCE MUSIC WEEK)と合体?
Watusi:TOKYO DANCE MUSIC WEEK、夜中もやる!みたいな。
Zeebra:そう!あっ、いいじゃん。そうしよう!今年のT.D.M.Wは、それどうですか?
Naz Chris:いいですいいです。
Zeebra:深夜まあまあデカ箱借りて、ずっと毎晩それでやってく。
Watusi:言ったね!?
Naz Chris:言った言った!あははは!
一同:ウエーイ!
Zeebra:ちょっと待って!土曜日は4組いるんっすよね、確か。土曜日はみんな集まって、オールジャンルでできればいいかなと。
Ren Yokoi:全然イケるっすよ。
Zeebra:そういうのは是非!でございます。
Naz Chris:Zeebraさんコレ、証拠として残りますんで。
Zeebra:はい!
Naz Chris:あの、言い出しっぺってことで。
Zeebra:あっははは。分かりました。ちゃんとやりますよー。夜、頑張りましょう。そうだ!オレらそろそろ行かなきゃいけないんですよ。
Naz Chris:マジですかー?
Zeebra:次の仕事ありまして。
Ren Yokoi:ということで、みなさん2024年もよろしくお願いします!Ren Yokoiでした。
Zeebra:Zeebraでした!
木村コウ:お疲れさまでした。
Naz Chris:ウェイヨー!
一同:(拍手)

続いて、BPM PRESIDENTS & TINNIE PUNX『HOO! EI! HO!』をオンエア。

近田春夫&ビブラストーン『HOO! EI! HOO!』
(番組でオンエアされたバージョンとは別音源です)


 こうしてZeebraを中心にアイデアの源泉が沸くようすを聴いていると、筆者自身も自分の好きな音楽シーンを盛り上げたいという思いに駆られる。このnoteアカウントを始めたころは、漠然と日記のような書き込みをしていたが、もう少し音楽シーンにワンプッシュできるような内容にしていけたらいいなと思った。理想は90年代にCDショップで手に取れたフリーペーパー、エイベックスのBeat Freakやタワーレコードのbounceだ。ああいうテイストを自分でもnoteで再現できたら…と思うのだが。同様のことを考えている方にも、TOKYO M.A.A.D SPINをチェックしていただきたい。きっと閃きの源になるはずだ。

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イースト・プレス社の公式サイトから、出演者・高木完の著作『東京IN THE FLESH』の告知。(2022年3月17日発行)


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