うつわ 人器と天器 その4

 学習という言葉がありますが学ぶと習うで学習です、学ぶは真似ぶ⇨真似る事に端を発し真似ぶ〜学ぶとなりました、真似る事です。習うの習は羽と下部は白ではなく本来は臼です。臼に入れた沢山の祈祷文の上で繰り返し何度も羽を擦り合わせて御祈祷した事が所以ですから、繰り返し繰り返しと言う意味です。従って学習とは、繰り返し繰り返し真似てみるといった意味を含みます。
 ですから前述のように、感謝を先にして繰り返し繰り返しお陰様を意識し、真似てみる事です。
 そうすれば、繰り返し繰り返しの中で器の形成が可能となります。次のフェーズはどうすれば大きな器にするのかの課題が見えてきます。大器晩成という言葉もありますが、大器晩成どころではありません溢れんばかり滔々と降り注いでいる恵ですから心器のキャパにより恵を受けられる量は当然異なります。雨水を例としても、お猪口が受けられる量と湯呑み、丼茶碗・バケツ・ドラム缶では溜まる量に違いがあり溜まる時間も当然異なります。
                                     つづく


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