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彼女が帰ってしまったあとに思うこと。

まいど、黒井です。

およそ25時間。あっという間ですね。きのう、きょうと一泊二日で彼女がうちへ遊びにきていました。

きのうの12時すぎに来て、きょうの13時すぎに帰っていったので、ぼくの家には25時間ほどいたことになります。

濃密でありながらほんの一瞬の出来事のようでした。

彼女はひきこもりのぼくと会うのに、わざわざ4時間ほどかけてぼくの家まで遊びに来てくれます。ほんとうにありがたいことです。

あ。

そういえば、今回もまた「来てくれてありがとう」って、口では言えなかったなあ。

いざ会うと、なかなか言えないのです。

でも、いっぱい抱きしめてあげられたし、あたまもなでなでしてあげられたし、ぼくの気持ちはしっかりと伝わったことでしょう。


ただ、いつも、彼女が遊びにきて、そして帰っていくと、それからしばらく「これまで自分はどうやって生きていたのか」が分からなくなってしまいます。

胸を大きくえぐり取られてしまったかのような喪失感が、どこからともなく溢れてきて、いつの間にか溺れてしまう。

なんとかもがいて、ふだんどおりの生活を送ろうとするんですけど、ふと胸に手をやると、やっぱり深くえぐれているような気がするのです。

光のまったくない暗闇のなかに、ぼくはいつもひとりでいる。でもまわりが暗いのであんまり孤独を感じない。そこに彼女が遊びにくる。すると強烈な光に照らされて、あたりは明るくなり、ぼくは少し元気になる。彼女とふたりで楽しく過ごす。しばらくすると彼女は帰ってしまう。すると、明るく照らされた世界にぼくだけが残り、ひどい孤独を感じてしまう。

おそらくこのような順序で「彼女が帰ったあとの不調」が作られるのだと思います。

立ち直るまでには、だいたい一週間。長いときは一ヶ月ほどかかります。そうして立ち直ったころには、もう彼女と過ごした貴重な時間が、ひどく遠い記憶のように感じるのです。

でも、楽しかった記憶は、けして嘘じゃない。

楽しかったな。幸せだったな。

それだけは忘れないようにして、きょうは眠ろう。


Twitter:黒井@ガチひきこもりブロガー
ブログ:たのぶろ
お供え:黒井の欲しいものリスト

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