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チェンクロ課外活動10【なんか妖怪?】

チェンクロの妖怪研究家Ainです。
(誰も名乗っていないなら言ったもの勝ちですよね)
本日はチェンクロ世界における妖怪の歴史について解説したいと思います。

1.妖怪の歴史

一口に妖怪の歴史といってもユグド史で捉えるのか、ゲーム史で捉えるのかで事情は異なります。
ユグド史の妖怪の起源は、少なくとも数千年前には存在したということだけしか分かりません。

そもそも妖怪と所縁が深い【炎の九領】の地を彩るは戦の歴史。詳細な妖怪の記録は戦火で散逸した上に、妖精としては短命な鬼達の間では時代と共にほぼほぼ伝承として語られるのみとなりました。憶測の域は出ませんが【大天狗バンラン】の記憶から、こういうことだったのでは? という可能性は想像できます。

かつて【九頭竜オロチ】との戦いで共闘した鬼族と妖怪達。勿論火鬼もいました。
火鬼は元々数が多くなかった上に、オロチとの戦いで多くの同胞を失っています。封印されたオロチの心臓は【四緒手】(※)の中にあり、溶岩の熱さをものともしない火鬼が監視役には適任でした。こうして火鬼は歴史の表舞台から姿を消します

当時の鬼と妖怪は決して仲が良いという程でもなかったのでしょうが、共にオロチと戦った同志として交流はあったものと思われます。

●今では信じられない時代があったようです。

しかし時の移ろいと共に出生率の違いもあって、数を増やし合い争う鬼達の中では妖怪との共闘の記憶は忘れ去られ、次第に住処を追われる形となったのでしょう。後述する【海ガッパ】もこの時期に九領を去ったのかもしれません。

ここまでがユグド史に於ける妖怪の歴史になります。
近代の鬼と妖怪の関係については後述するとして、ここからはゲーム史(主に義勇軍と妖怪の関わり)について解説したいと思います。

(※)第四領の火山

2.義勇軍とイナミ

チェンクロで初めて妖怪の話に触れられたのが【九尾の少女イナミ】。彼女が参戦したのは2014/7/17のフォーチュンリングガチャ。(実は初めてのリングガチャだったりします)
そんな彼女の育ての親は九領の霊獣でもある大妖怪【九尾の狐】でした。

九尾の狐は九領の地で平和に暮らすことを望んでいたのですが、日増し勢力を拡大する鬼族と妖怪軍団との軋轢を止めようとした結果、最悪の形で住み慣れた地を離れることとなりました。(【十尾の狐と百鬼夜行】参照)

そんな九尾を更なる不幸が襲います。毛皮を狙う密猟者達に追われた彼女は海を越え精霊島に渡り、イナミの両親と出会いました。
イナミの両親が亡くなった理由は定かではありませんが、病か黒の軍勢という可能性が高そうです。

暫くはイナミと共に平穏に暮らしていた九尾でしたが、執念深い密猟者達は精霊島に侵入。イナミを庇った九尾は命を落とします。(当時の精霊島にはラウトの他にもヴォルクリスなんかもいた筈ですが、黒の軍勢の対処に手一杯だったのでしょうね)

イナミ自身は森妖精達に可愛がられて育ったようで、義勇軍との出会いを経て徐々に他種族のトモダチを作っていきました。しかし大妖怪の眷属とはいえイナミは森妖精で妖怪ではありません。イナミとの出会いから暫く後、義勇軍は本物の妖怪軍団と相対します。

3.妖怪軍団急襲

2015/1/13九領外伝【魔鬼動乱】が配信されました。
ツル姫の依頼で九領兵の訓練を行っていた義勇軍は、突如現れた妖怪に大混乱。これが義勇軍と妖怪のファーストコンタクトとなります。
妖怪軍団を率いるシドウとユミコに翻弄されつつも、義勇軍は事件の影で暗躍する黒幕の正体に迫ります。

●当時妖怪は架空の存在と思われていました。

妖怪達はユミコの外法で呼び出されてはいますが、彼女は協力を要請しただけで操っているでもなく妖怪達は自主的に黒幕に忠義を尽くしていました。
(その忠誠心は五年後に引き起こされたオロチ復活の際(※)にも健在)

この事件で現れた妖怪は【カッパ】と【烏天狗】。
昨今の妖怪に比べれば種類は少ないですが、彼らは妖怪が絡むイベントの常連として今後も大いに暴れ回ります。

この事件以降妖怪の姿はとんと見かけなくなりましたが、翌夏新たな妖怪が出現します。

(※)3部アマツ篇12章【決着】参照

4.夏祭りと猫又

炎の九領はお祭りシーズン。ツル姫は義勇軍にも協力を要請して祭りの警備を強化していたのですが、例年になく魔物来襲の報が多い。
原因究明の為にフーコを遣わしたツル姫ですが、よりにもよってフーコが魔物封じの文様を壊してしまい、魔物だけでなく封じられていた妖怪達までもが跳梁跋扈する事態に。(※【フーコの夏祭り】参照)

ここで新たに現れた妖怪が【猫又】。
カッパ、烏天狗に比べれば出番は少ないですし言葉も喋れませんが、今後の妖怪絡みの事件に度々混じっています。次に妖怪が現れるのは3部以降となります。

●専用グラフィックほしかったですね

5.雪女のミユキ

【雪女】の末裔と言えばミユキ。
元々は剣の道を志していたミユキですが、炎のマナが強い九領の地では本領を発揮すること叶わず師匠に破門されてしまいます。そんな彼女を高く評価したのが四領筆頭陰陽師ドウマ。ミユキは彼の下で隠密を務めることとなります。

●万年雪に覆われた高山に故郷がありそうです。

おっちょこちょいで子供っぽい性格をしていますが、砂漠のオアシスを凍り漬けにできる程の実力者。
九領の鬼達には基本扱えない氷の力を宿してはいますが、角があるので分類上は鬼に属します。

今も雪女の純血種(?)がいるのかは不明ですが、ミユキの実家が集落にあるのであれば、他にも雪女の末裔がいるのかもしれませんね。

6.バカンスと海ガッパ

夏だ! 海だ! 海ガッパだ!?
海ガッパとは夜明けの大海の一部の島々に生息している妖怪。九領のカッパとは語尾が違い、腰簑やグラサンにシュノーケルを身に付けている。

●ユグドの「カパ」に対して海ガッパは「スイ」と鳴きます。

初登場は2017年の踏破【私をバカンスに連れてって】で住処を追われ、2018年踏破【冷やしスライム始めました】でフォルテナータ家経営のプールに住み込みで働くこととなります。

2019年は【豪華客船、大狩猟ツアー!】にて別の一族がヤドカリと共に船の補給地を荒らしていました。

2020年は【渚のシースー大作戦】島の守り神のカッパ様が【カッパ祭り】で供されるカッパ巻きに飽き飽きしてエチゴを操って大暴れしていました。

2021年【夏と水着と龍神祭】では、ある島の守り神の眷属が海ガッパで、試練の番人を務めていました。

こうして見ると3部以降毎年夏になると海ガッパが出てくるイベントが続いていますね。

7.妖怪天国

炎の九領の南東に位置する第八領は魑魅魍魎跋扈する忌み地として恐れられています。
その最大の要因が彼の地に住む妖怪達の存在。
八領の民も地理的に九領の辺境にあることから他領との交流の少なさが噂に拍車を掛けている模様。

第八領主は古より妖怪達との不可侵条約を結んでおり互いに不干渉を貫いています。
その理由は定かではありませんが、家格の低さも一因なのかもしれません。

ここからは第八領に生息する妖怪を解説します。
他領にもいるカッパ、烏天狗、猫又は当然いる他、【火喰い鳥】、【ガマ】それに大天狗のバンランがいます。(妖怪ではないですがゾンビとも共存中)
(詳細は【十尾の狐と百鬼夜行】参照)

8.その他の妖怪

イベントでは噂程度の話題しかなく、存在自体があやふやですが、こんな妖怪もいました。
次はレア度の高そうな妖怪について紹介します。

【カマイタチ】
姿は確認できませんでしたが、九領のご老はカマイタチを目撃したようです。

ネタばらしをすると、このカマイタチはSEGAの誇る音速ハリネズミになります。
これそのものは勘違いでしたが、九領にはカマイタチの伝承があることが窺えます。
(詳細は『超音速のハリネズミソニック』の【ソニック遭遇!?】参照)

【タヌキ】
フーコが裏山で出会った化けダヌキ。妖術が使えます。(詳細は『おいろけ忍者フーコ』の【あらたなちから】参照)

【ぬりかべ】
存在は確認できませんでしたが、エステバン先生が話題にしていました。(情報ソースは見つかり次第追加します)

9.妖怪の仕業

ここまででに紹介しきれなかった妖怪の絡む事件も、ダイジェストでピックアップします。最近は年に数件起きる感じですね。

2017【4th集う絆、よみがえる過去】
平和記念式典に向かう九領義勇軍の面々の中にカッパが紛れていました。連れてきたのはアイリ。結果ひと騒動が起きてしまいます。

●鳴き声が「カパ」でないので別氏族と思われます。

2018【ちぇいんくろにくる まものますたーず】
火鬼の集落で暇をもて余していたヒトリ。シズチは最強の『まものますたー』を目指すことを提案します。

2019【狐と犬の雪遊戯】
大寒波に襲われた九領ではしゃぐシェギギム、テリリアと共にツル姫の元に急ぐ隊長。
一方の四領では守護霊獣になったイナミとコシロが大量のお菓子を領民から貰い大はしゃぎ。

2019【転スラ×チェンクロ】
ツル姫から領内に現れた妖怪の調査を依頼された義勇軍は、洞窟でリムルと名乗るスライムと彼の仲間達と出会います。

2020【ツル姫の『愛は九領を救う』?】
愛の聖人の日に便乗して甘味で九領全土との交流を図るツル姫は、第八領主イザナミの願いで妖怪達にも菓子を配ることになります。

2020【納涼、世直し、夏浴衣】
第六領主アキカゼとの取引を終えたパルヴィは、彼の提案で聖王国で開かれている九領祭りを訪れる。
ところがパルヴィが留守の隙に、烏天狗と盗賊に積み荷を奪われる事件が発生。たまたま居合わせたレミラとルイーズが賊達を追うことになります。

10.まとめ

ユグドの妖怪はまだまだ未知の存在ですよね。最後は妖怪に関する知識をまとめて締めにしようと思います。

妖怪は主に九領に生息する種族で、動物や魔物とも異なる存在。起源は不明ですが数千年前から生きている者もいる模様。

知恵の高い者(天狗やカッパ)は言葉も喋れるが、喋れないもの(一部のカッパ含む)も多い。

過去に言及された妖怪は10種類。
カッパ(海ガッパ)、烏天狗(大天狗)、猫又、九尾、雪女、火喰い鳥、ガマ、カマイタチ、化けダヌキ、ぬりかべ

妖怪絡みの事件は3部以降年々数が増える傾向にあります。(21年は異世界絡みの事件が多いので目立ちませんけど)

現在のユグドは新世界の異変に晒されています。
これらが妖怪達の活動に影響を及ぼす可能性もありますよね。ゲンリュウサイ配下やらバンランの傘下。他の地域の妖怪達も水面下で何か動きがあるかもしれません。今後の妖怪達の動向に要注目!?

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