世界の上澄みを憧憬し、泥土で顔を洗おう
最近色恋を描く映画やアニメの純情さや無垢さに触れると痛みを感じる。もちろん痛覚としての痛みではない。胸を締め付けられるような痛みだ。それはときめきともまた違う。どちらかというと、痛い、というのは、あいつイタイ奴だな、の痛いだ。痛々しいのは他人のはずなのに、自分の心も痛くなるのだから不思議だ。ポエムツイートを見たときに何故か見ているこっちが恥ずかしくなるそれに似ている。何も馬鹿にしているのではない。心をえぐってくるから痛い、ただそれだけの事なのだ。けれども、いつからそれを痛々し