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【歌詞解釈】back numberの黄色が刺さった

 音楽を流し聞きすることが増えたなーと思って、ちゃんと音楽聴きたいなーとyoutubeでディグってたら、back numberの黄色という楽曲のMVに出逢った。
 音源はもってるんだけど、なかなかどうしてちゃんと聴いていなくて、改めてちゃんと耳で味わってみた。
 音楽・歌詞・ストーリー性・映像すべてがちゃんと自分に刺さって、心動かされるまま気が付いたらスケッチブックを開いて絵を描いていた。

使ったのはステッドラーの色鉛筆とマルチライナー。背景は色鉛筆の芯を削ってティッシュでエアブラシみたいに伸ばしてふわふわとさせました。

 楽曲を聴きながら、ちゃんと色を選んだ。選びたかった。
 汚いとしている感情、蓋を閉めてもなお溢れ出してしまう感情は『紫』
 紫色の感情で覆い隠そうとしているのは美しい思い出の『黄色』
 黄色の中央は赤いハート――即ち本心なんだけど、いろんな理由を色にして、4~5色くらいの色鉛筆でバツ印をつけている。
 泣き笑いの表情にしたのは、本当の気持ちを見ているのが辛くていろんな色のバツ印でかき消したけど、なおも残る愛おしさからやっぱり捨て去ることはできなくて、ジレンマに自嘲している感じを出したかったから。
 僕の画力だとこんなもんですが、描いてて楽しかったす。
 趣味なので、他の誰かと比較するより自分が楽しいほうが大事だと思ってテケトーにやってる。
 その分、自分が納得するまでトライアンドエラーになるわけだけど……w

これ以上心に君が溢れて
誰かを傷つけてしまわないように
君の恋の終わりを願う本当の私に
今はガラスの蓋を閉めて

黄色 - back number 歌詞より抜粋

 人間誰しも、怖いもの見たさってあると思う。
 見たらつらい思いをする怖いものだとわかりつつ、実際に見て「怖い」と感じ、「怖いものだ」と理解したい。
 自分自身が感じるつらさの原因を遠ざけてしまいたいけど、どこかそのつらさを眺めていたい。
 今日のブログのタイトルである「今はガラスの蓋を閉めて」というフレーズの奥には、「理性としてはガラスの容器の中に自分の本心を閉じ込めつつ、でもまだ自分の本心を手放せず眺めていたい」という感情も隠れているように思える。
 MV中で海にぶちまけている水は振り切ったという隠喩なのだろうか。
 back numberの歌詞って、感情と行動の狭間で揺れている心模様の描写が繊細だなーと思う。
 今まで一番好きな曲としていたのがblues収録の『ささえる人の歌』なんですけど、しっかり『黄色』になりそう。

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