『最強の集客装置』



おはようございます!


さて。
今日は、いろいろあるけど、結局『人』だよね。という内容でお話させて頂きます。



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▼ 「箱」で呼ぶんじゃない。

「人」で呼ぶんだ。
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自分の仕事の生業が【飲食業】から【ホテル業】に広がってから、積極的に、そして意識的に宿に泊まるようになりました。



集客に成功している宿、苦戦している宿、高い宿、安い宿…とにかくたくさん泊まって、その「成功」と「失敗」と「高い」と「安い」の理由と原因の仮説を立て、確認してまわる日々。

#自分の 【研究費】の範囲でね

#家庭内稟議


ホームページには「徒歩10分」と書かれていても、「体感時間」までは書かれていないので、やはり、自分の足で確認するしかありません。


もちろん物理的にも金銭的にも、全ての宿を網羅する事はほぼ無理なので(したいけど)宿泊された方のコラムや経営者のインタビュー記事なども読み漁ってます。

そんな中、北海道の宿『MAOIQ(マオイク)』を経営されている、オーナーの武隈洋輔さんのお話は本当に勉強になりました。


※MAOIQのH P→https://maoiq.jp/


オーナーさんが建築士さん(違ったっけな?)ということもあり、建築の話もたくさん書かれていたのですが(※「このデケエ窓のメンテナンスって、どうやってるんですか?」など)、なにより、MAOIQが「一棟貸切」というスタイルだったので、200名~400名キャパのホテルでしか経験のない身としては学ぶことだらけ。


僕は、メディア映えするような議論をほとんど信用していなくて、「現場(死線ギリギリ)でもがいている経営者」の声を信用しているので、こういった「実際に一棟貸しの宿を運営されている方の声(現場の声)はヨダレもの。

いろいろ込み入った話もされていたのですが、やっぱり気になった「コロナ禍をどう過ごされたのですか?」という質問に対して返ってきた答えが最高だったので、共有させていただきます。

以下、オーナーの「武隈さん」の言葉です。

「コロナが襲ってきて、客足が本当に途絶えてしまって、そこそこ絶望したんです。どれだけ宣伝をかけたところで、新しいお客様が来てくださることはほとんどない。

だけど、やっぱり諦めたくなくて、この状況の中でやれることを探したところ…お恥ずかしい話ですが、出てきた答えは『これまでお越しくださったお客様に声をかける』だったんです。

そうして、『ダメもと』で声をかけてみたところ、なんと、本当にたくさんの方が『リピーター』として来てくださったんです。

皆さん、助けに来てくださったんですかね(笑)?

でも、これ…たくさんのお客様を抱えるホテルだったら、ちょっと難しかったかもしれません。
ウチは「一棟貸し」なので、物理的に、お客様と一対一で向き合うことになります。

そうすると、私みたいな者にも『今年も会いに来たよ』と言ってくださるお客様がいて…そして今、相変わらずのコロナ禍ですが、そういったお客様に支えられています」



聞けば、MAOIQはリピーターが本当に多いのだそうです。

たしかに、僕自身、「毎年行く場所」はあまりありませんが、「久しぶりにあの人に会いたい」はあります。
自分がリピートしている場所は、「箱」ではなく、「人」が理由になっていることがほとんど。

それにつけて、「ウチは『一棟貸し』なので、物理的に、お客様と一対一で向き合うことになります」は説得力しかありません。

僕の働くホテルは、MAOIQとは違いいわゆる【大箱】ですが、この話は、そっくりそのまま、転用できると思いました。


どれだけ立派な「箱」を作ったところで、人というのは、そもそも「箱」のリピーターになるよりも、「人」のリピーターになる方が近い。

『ホテル』に必要なのは、「困った時にだけ近くにいてくれる人(コンシェルジュ)」で、この人材を確保しない限り、絶対に成功はないと思いました。
#実際に 、最高の【お節介かあさん】を採用できたよ!


このへんも、いろいろ探った上で、また共有させていただきます。


デケエ土地を確保しようが、何億つぎ込もうが、最後の最後は絶対に「人」だよね…というお話でございました。


それじゃ

今日もありがとう!


じゃ

またね!

阿部

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