神聖な新生の心声(ハイステ)

2.5は過剰包装が華というところがあって、
衣装もビジュアルも映像も音楽も舞台セットも設定ももりもりのもりみたいな。それが顕著なのがハイステだなぁって思っていて。シリーズ全部観てないけど。ハイパープロジェクション演劇と銘打ってるだけあってマッピングの仕方とか面白くて、はわ〜ってなるのだけど。
個人的にはごちゃごちゃして視線がとっ散らかるのと、原作の絵や文字(とくに古舘先生の文字のデザインセンスがずば抜けているから)を使われると強すぎて2次元と3次元が乖離しちゃうなと思うところもあって、もちろんバランス取れてる所もあるし、何度も見れるなら色んな見方ができて楽しそうだなと思うので。そういう過剰包装的な演出がハイステの魅力で武器なんじゃないかな〜と思っていて。だから今回の固定モニターで素材映像を流すだけなのめちゃくちゃダセぇ!とおもいました。正味な話。
新キャスお披露目で、試合のない話数でっていうのはわかるし、たしかに見易いから入りやすいんだけど、切り替えのタイミングでこういうことになるの物足りなくない?!ていうか今後こういう感じなの?!って思い…どうなんだろう…過去にも試合ないときは固定モニターってきいたので、うーん??ハイステくんならもっと出来るだろ…??みたいな。

と、演出に文句つけたけど脚本構成はめちゃくちゃ良かったな…。原作をちょうど強化合宿前までしか読んでなかったのも相まって飽きずにテンポよくて…。わかりやすくて…。良かったな…。あと謎のギャグシーンなくてよかったし…。(褒める時の語彙が少ない)
新しい子たちのまだまだ!感と、これから!感もバランス取れてて…たのしかった。元々知ってる人は流石だったし、しゅきってなりました。1人ストライドでTDCの場を持たせられるがんばりゅ〜くんとか、厳つい背中からぴゅあぴゅあな青春野郎までえぐい運動量をこなすかねがえくんとか。急に歌が上手いひととか。好きだな…。続投組の安定感も好きだし…。白鳥沢がよかったな、悟くんを3次元になってから好きになると思わないわけだし…。良く動く人間を観ていられるのは気持ちいいな。
何より、聡美ちゃんの潔子さんがめちゃくちゃ良かった。潔子さんは夢見る対象と感情移入の対象だと思うので(ヒロインとしての役割)、憧れと親しみやすさの両立のバランス感がピカイチのセーラームーンなの安心と安定と信頼感じゃないか。選手と観客を繋ぐ役目みたいな。かんじ。伝われ。(褒める時の語彙は少ない)
潔子さんが繋げてくれた、次の試合がとにかく楽しみです。(おわり)

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