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旧作ザオリク図書館・両性具有の名作コミック「ボクのふたつの翼 1巻」

 今回は漫画「ボクのふたつの翼」(2002年連載開始)をレビュー。
 セクシー系コミックの大御所こと、唯登詩樹先生の名作で、両性具有+イトコ同居もの。昔パラパラ読みの積ん読放置だったんで、この機会に読み始めます!

 都内在住の女子高生・ひろみは、ある日田舎から一人で上京してきたイトコの真琴と、9年ぶりに再会。
 二人は地元高校の同クラスに通うことになるのだが、なんと昔から美少年だと思っていた真琴は、実は両性具有であり、今では身長175センチFカップのグラマーさんに成長していたのです! という展開の、セクシー恋愛コメディです(最終的にひろみとくっつくかは、まだ不明)

 ウルトラジャンプ連載なので、エッチ度もやや抑えめではあるが、当然下ネタは多め。両性具有ならではの肉体的悩みをネタに絡めつつ、イトコの秘密がバレないように、高校生活をサポートしていくのが、主人公・ひろみの役割である。
 しかし転校早々、真琴が同級生のレズ女子・栞奈(かんな)に告白されてグイグイ迫られたり、別のクラスのイケメン男子に一目惚れしてしまったりと、1巻からどんどん恋愛イベントが目白押し。
で、真琴は男も女も恋愛ストライクゾーンみたいなんですよねー。相手サイドも真琴に惚れてるし、かなりのモテモテ。

 もちろん作者はあの唯登詩樹ですから、男性読者向けのイベントもちゃーんとあり、後半からは真琴が男性器を持つがゆえの、様々な性の悩みにひろみは関わっていきます。ま、ウルトラジャンプは成人誌じゃないんで、そのままSEXに突入したりはしませんが、終盤エロい回はある。
 私これ、以前から女装男子系の話かと勘違いしてたんですが、読んでみると、両性具有のキャラ設定でちょっと驚きました。かなり旧作だし、記憶が混同したかな。
 さて、1巻では真琴が体育倉庫でレズ女子・栞奈のアタックをなんとかかわしたところで、次巻へ続きます。
 肝心のひろみは、恋愛感情とか関係無く、イトコを真面目に支えたいと考えてるみたいで、ただのお色気漫画じゃ終わらなさそうな予感がひしひし。



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