quirty Dielöa

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滑稽

https://soundcloud.com/kisara999000/qssjtqki4nfy 初めてボーカロイドに自分の曲を歌ってもらいました。 以下歌詞 滑稽 「息が続くことに意味があるなら、 少し手を離して歩いてみようか。」 ありあわせの手品と笑う子供たち。 記憶の中で動けなくても。 解けたフィラメントが火を消してしまった! 辿り着く先が高貴な迷路なら、 君は笑っていられるのか? 飴細工の城の扉叩いて、 終わらない救いを声を荒らげ求めた。 淀んだ朝に街

    • 夏に狩られた僕は

       街を歩いていると、すれ違った人に左手の手首を掴まれた。 反射的に振り返ると目の前にいたのは君だった。 僕はなぜか驚くことはなく、君に握られたままの自分の左手を見ながら、そこにいくつかの神経を注いだ。 柔らかくて少し冷たい感触だった。  君は僕の姿を上から下まで一通り見終えると少し笑って「随分髪が伸びたね」と言った。 「君は笑顔が少しビジネスライクになったみたいだね」と僕は答えた。 その言葉は前もって内ポケットに入れて用意していたかのようにすんなりと出てきた言葉だった。  す