若手が育たないボランティア団体あるある

普段は会社員として働きながら、運動が苦手な子どもにバドミントンを教えたりしています。

現在ボランティア団体で若手の育成に励んでいます。自分の所属している団体は、若手から『こんな事をやりたい』という声が複数上がっているのでどうしようかなと悩んでいます。
おそらく、こういう『嬉しい悲鳴』みたいや悩みを抱えている団体よりも『そもそも若手がいない』という団体の方が多いと思います。

自分はいろんな団体を見てきましたが、若手が育たない団体の特徴っていくつかありますが、個人的に思っているのが、『自分達(ベテラン)が楽しく活動をしていれば若い人達もついてくる』と思っている人達がメチャクチャ多いなと。
そのやり方で上手くいく団体って本当に少ないと思っています。若手とベテランの信頼関係がしっかり築けていないとそんなことはできません。大半の団体は、そのやり方では上手くいかないと思っています。

『自分達が楽しくやれば』理論を振りかざして失敗している例としてわかりやすいのが、田舎のお祭りとかだと思います。一部の役員が、お酒を飲むための口実としてやっているとしか思えないようなお祭りに、嫌嫌参加させられている光景はよくみかけます。
そういう所に限って『最近の若い連中はこういう集まりに参加しない』というのですが、そんなもの当たり前だろと。最近じゃなくても参加するわけないだろと。

自分の団体では、とにかく『若手が中心だよ』と言ってます。あまりにもしつこく言うのでみんなウンザリしていると思うけど、それでも言ってます。それぐらい言ってます。
そして、『こういう事をやりたい』という若手にはとことん話しを聞きます。どんな事をやりたいのか、なんでやりたいのか、等。
そして、どうやったらその企画が成立するかを考えます。とことん考えます。
そして、若い人達のやりたいことを実現するために労力を割きます。それが自分の役割だと思っています。
ボランティアをやりたいと思って入会する人達にはそれぞれ想いがあります。それを汲み取ってどうやって実現できるかを考えるのがベテランの仕事だと思います。
そうやってやりたいことを実現出来た若手が中堅になり、若手を育てていくものだと思っています。
古臭いやり方だとは思うけど、自分はこのやり方で若手ボランティアスタッフを育てていきたいなと思っています。

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