ゆっくり小泉八雲〜プレザントドリーム〜 初日公演見てきたよ

さぁ、上京して初めての舞台!演劇!いやっふぅううい!!

という遠足前夜の子供のようなテンションで、公演初日を迎えました。(お前は役者ではない)

Twitterで感想を呟こうかと思いましたが



「あ、無理これTwitterでは収まらないです はい」


というわけで久しぶりにnoteなぞを書いております。

よろしければお付き合いください。


まずチケットを今回は予約という形を取ったので、開場前に受付しました。

「すいません、終わったら皆さんで食べてください」とお菓子を差し入れる私

「よかったら、上演終了後にキャストに直接お渡し出来ますが…」

「あっ、じゃあそうします」

お菓子を仕舞う。


はっずかし!!!!!

開場して、席に着きました

全体を見渡せそうな場所を選びました\\\\ ٩( 'ω' )و ////

会場ではゆっくり文庫さんの動画が上映されてました。

(やっぱ上映は小泉八雲作品だ)


と思ってたら、らーめんの動画流れてきた


(そこ来ます!?)

余談ですが、めーりんのラーメンでめーりんの顔が拉麺男なの好きです


話を戻します

今回上演内容に含まれていた作品は

以下の通りです。

・恩讐の彼方に〜菊池寛〜

・少年の日の思い出〜ヘルマン・ヘッセ〜

・生き神様〜小泉八雲〜

・よだかの星〜宮沢賢治〜

・一房の葡萄〜有島武郎〜

・キリマンジャロの雪〜ヘミングウェイ〜

・幸福の王子〜オスカー・ワイルド〜

・銀河鉄道の夜〜宮沢賢治〜

・夢を啖うもの〜小泉八雲〜

昔懐かしい作品や、国語の教科書でわぁあってなった方もいらっしゃりそうな作品のレパートリーですね


各作品のあらすじや詳細は、まだゆっくり小泉八雲が上演期間なんで省きます。

みんな西荻窪に見に来て←

とりあえず心に残ったことを置いておきます。

・嶋田さんの小泉八雲

言葉を発した際に「おぉ、言葉遣いがほんとに自然にカタコトである」と驚きました。カムパネルラに寄り添う姿勢は、ほんとに先生のような温かさを感じられ、心がほこほこしました。

田渕さんの小泉節子及びヘレン

まず、田渕さんの気品がすごかった。着物を着てあれほど指先まで美しい所作出来るのか、すごいな!となりました。

日本人女性の個人的に思う慎ましやかさと、芯の強さ、それが滲み出ていたように思います。

その分キリマンジャロの雪での情熱的でストレートなヘレンとの演じ分けの差が見事にくっきりはっきりしていたのが印象的でした。

中崎さんの車掌

車掌、ネクタイが…ネクタイが!(気になってしまった ズレるよね そうだよね)

車掌としての仕事をする顔、思い出を振り返る苦悩の顔、その気持ちや表情の切り替えよかったです!

森谷さんのカンパネルラ

どこか達観した雰囲気がジョバンニとは対照的で実によかったです。エーミールの際は不本意で皮肉を言ってしまう時の表情の流れが印象的でした。


沼田さんのジョバンニ

声が少年で本気でびっくりしました。銀河鉄道に乗る前のジェバンニは、幽霊みたいと言われながらも、今回は全体的にカムパネルラとは対照的に素直で直情的な印象でした。

この印象が、少年の日の思い出や一房の葡萄で共通的なのが私の心に痛いほど刺さりました

仙石さんの五兵衛

おじいちゃんだ!!!

恩讐の彼方に、において了海も演じられた仙石さんですが

老体の了海が回想シーンでは、スっと若い頃に切り替わるという演出でしたが、いやもうあの空気感の変わり方、ほんとによかった。

また生き神様においては

孫のタダに接する部分、危機を感じて焦る緊張感、その後の安堵のおおらかさ。

おじいちゃん!!(2回目)

相原さんのタダ

相原さん、結構体躯がしっかりしていらっしゃる印象を受けたのですが

演技ってほんとに子供になれるんだなぁと改めて感心してしまいました。

また一房の葡萄でのジム

ジムがね、自分はめちゃくちゃ好きです

子供ながらに、五兵衛から何かを受け取り決意をしたような表情になったのも、無邪気に「友達だ!」と宣言するところもよかったです!


稲村さんの実之助

お侍さん、立ち回りといいますか結構キリッとした雰囲気がありました。

掘削を手伝うシーンから、開通したシーンにかけ

「背中で語る」のが実によかった

ちゃんと背中でも感情伝わってきました。

キリマンジャロの雪では、強がりと弱音をひしひしと感じました。

気取りつつも、恐れる 影の面が濃くなってたのがよかったです


坂井さんの先生

芯が強く、しっかり者でありながらも優しい雰囲気が感じられる素敵な先生でした。

一房の葡萄の話を振り返る時

人間として ではなく

教師としての信念を強く感じることが出来ました


春世さんの女の子

女の子ですわ…

いや、おそらく春世さん 同い年(多分)なんですが女の子ですわ

衣装がああいう風だったの、よだかの星を見て「なるほどお!!?」となりました。

よだかの星では、朗読も兼ねての演技でしたが よだかの必死なシーンもすごいよかった

香月さんのハク

登場シーン可愛すぎか

ユーモア溢れておりましたね

所作(とくに手つき)がにゃんこっぽくて可愛い〜ってなりました

やはりどこか異質感、異様感を漂わせていたのが「ああ、人間ではないのだな」と改めて思わせられました

異質感ありながらも、どこかやはり人に寄り添う姿勢が親しみを感じさせてくれました!

本当は役者さん皆様にそれぞれ感想をお伝えしたかったのですが、申し訳ないです。

個人的に「やばい!!」ってなったのは

神を知らないジェバンニと、小泉八雲が同じ空間に並んでいるというのが素晴らしかった…。


土日にまた見に行くのが楽しみです。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?