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東京マルイ M14 SOCOM 電源スリーブケーブル化

前々から気になっていた東京マルイ M14 SOCOM を入手しました。

この電動エアソフトガンは専用設計のメカボックスを持つ他、高剛性レシーバーにチャンバーやバレルがしっかりと保持され命中精度を高める構造となっているなど優れた設計で、トイガンとしてだけではなく電動6mmプラスチック弾発射装置という工業デザインとして見ても高い完成度を持っていると思えます。

先日、程度の良いものが某フリマサイトで出品されているのを見つけ、これは運命の出会いだということにしてポチしました。

実際に手にしてみると、高い射撃性能に驚く反面、設計が古いのかそこにコストがかけれなかったのか、はたまた別の理由か、いまいちな部分もありました。

一つはストック内部の電源ケーブル。

変換コネクターの影響もありますが、バッテリーを出し入れする度にケーブルを折り曲げたり移動させてバッテリースペースを作る為や上手く蓋が閉まる場所に移動させる必要があります。

適当にやるとケーブルを過度に折り曲げたり、コネクターが引っかかってバッテリーを出す時に地味に苦労します。

M14シリーズは電動エアソフトガンの中でもストック内のバッテリー収納スペースは大きな部類に入ると思うのですが、電源ケーブルの取り回しにコツがあり、ここの使い勝手はいまいちです。

また、分解する際はあらかじめ電源ケーブルの奥にあるヒューズボックスの位置を適切に調整しておかないと、分割中にストック内部でケーブルやコネクターが引っ掛かりりスムーズに分離できません。

そこで、

電源ケーブルを自作することにしました。

上がノーマルのケーブル、下が自作ケーブルです。

コネクターはライラクス製です。イーグル模型のシリコンケーブル18AWGにケーブルスリーブを被せ、20Aのヒューズを組み込んでいます。

今回利用したケーブルスリーブは、

「テックフレックス PETチューブ 3.175㎜1/8インチ ブラック」

です。購入は秋葉原のオヤイデ電気です。

ケーブルスリーブは、ケーブルを過度な折り曲げや傷付きから保護する役目もありますが、今回採用した理由は、

「カッコ良いから。」

です。

実際のところ、ケーブルスリーブを使ったケーブルを作りたくなり、身の回りで素材を探していたらM14 SOCOMが目に入ったのです。

コネクターの端子は圧着した上から熱収縮チューブを被せています。ここで熱収縮チューブをしっかりと縮めておかないとコネクター本体の穴に入りませんでした。

ヒューズ周りはネットで組み込み方法をいくつか探し、
モーター端子+ミニ平型ヒューズ 20Aのシンプルな方法を採用。

完成したカスタムケーブルを組み込んだ所、シリコンケーブルの柔軟性に適度なコシが加わり、ノーマルケーブルよりバッテリーの出し入れはかなり楽になりました。また、分解の際はケーブルを事前に整理せずともスムーズにレシーバー部分の分割ができようにもなりました。

この他、期待していなかったのですがトリガーを引いてから弾が出る迄のタイミングも若干早くなり、レスポンスも向上している様に感じます。

参考にサイクルを計測するとノーマルケーブルの場合は、秒間13.1発。

カスタムケーブルの場合は秒間13.7発。

と、秒間0.6発アップしていました。バッテリーはギガテックのニッケル水素8.4V1600mAh、0.25gBB弾使用です。

これは狙った場所にサイトが合いトリガーを引いたタイミングと、弾が発射されるタイミング相互間のタイムラグが減るので、結果的に命中精度の向上にも繋がると思います。

バッテリーはそのまま、SBDの他にはカスタムパーツは組み込まずケーブル交換で効果が出のは驚きです。

製作中は慣れない端子の圧着が上手くいかなかったり、コネクター取り付け後にケーブルスリーブがほつれたりずれたりし、納得できる仕上がりになるまで数回チャレンジしています。

この時、コネクターを数個無駄にしてしまいいっその事ケーブルスリーブ無しで作ろうかとも2回程考えましたが、エルガイムなどSFロボットメカデザインにあるパワーケーブルのような自作ケーブルを見ると、諦めずに想いを具現化してやっぱり良かったと思えました。



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