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オススメしたい漫画

最近色々な漫画を読んでいるのだが、オススメしたい作品が多いので紹介する。
ネタバレしないよう心掛けているので、作品の初期から読み取れることを重点的に書いているため、もしかしたら連載中に設定が変わったところがあるかもしれないのでそこはご容赦を。

古見さんは、コミュ症です。

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古見さんは、コミュ症です。の1巻はこちらから。
コミュニケーション能力に難のある容姿端麗な女の子、古見硝子が一癖も二癖もある生徒の集う伊旦高校に入学し、初めてできた友達である只野仁人と共に友達百人という目標に向かって奮闘する、というラブコメ漫画。
クラス単位でキャラクターが出てくるため、登場人物はそれなりに多いがキャラクターの名前が性格を表すので、キャラクターが覚えられないよ、といった方でもオススメできる。不意の再登場でも安心だ。
さて、この作品で好きなキャラクターを紹介させてほしい。私が一番好きなのは片居誠だ。

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この片居くん。見た目は不良だが、ただ口下手で奥手な、すげー良いやつなのだ。何なら見た目が不良なだけ、ただそれだけなのだ。
この作品のヒロインである古見さんと同じで誤解されやすい性格な彼は、ひょんなことから主人公の只野くんと仲良くなり、最終的に只野くんに懐くのだ。

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この関係がとても良い。恋愛感情に片足突っ込んでる片居くんの不器用な気持ちがとてもかわいい。

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片居くんと只野くんの関係を脅かす存在、加藤さん。そう、片居くんに恋心を抱いているのだ。この加藤さんの恋心にいつ片居くんが気づくか私はお預けを食らってるようですたまらんのですよ。

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あと、キャラクターというより関係が好きっていうのがナルシストの成瀬くんと汗っかきな阿瀬さんの関係。

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主人公やヒロインである只野くんや古見さん(どちらが主人公でどちらがヒロインでも私は一向に構わんッ)と遠いところでフラグが順調に立っていく二人も見どころだ。


可愛そうにね、元気くん

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可愛そうにね、元気くんの1巻はこちらから。あと、Webで週刊連載してるので、気になる方はこちらから。有料で最新話が読みたいのであればこちら
主人公の廣田元気は同級生の八千緑七子(表紙の子)の傷つく姿を見て興奮する性癖の持ち主。その欲を解消させるために八千緑をモデルにした子が陵辱される漫画を描いていた。そんな彼の趣味が、ある時、クラスのアイドルである鷺沢守にバレてしまい、それを種に鷺沢に振り回されるようになるが、という恋愛ミステリー漫画。
まず、絵が綺麗! 八千緑さんと鷺沢さんのそれぞれのちょっとヤバ目な雰囲気がそれぞれの作風に合ってて最高。

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主人公の元気くん目線はもちろんのこと、時に鷺沢さんを中心に描写することもあるが、八千緑さんの心情は一切わからない。どこか抜けててドジなのは果たして故意なのか、はたまた本当なのかはまだ不明。でも段々ドジな八千緑さんに対して父性が湧く人もいるし、陵辱される八千緑に興奮していくのも事実。

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連載してるから、毎話の終わりの引きがかなりすごい。続きがかなり気になるエグい終わり方。
あと自分の恋に悩む元気くんがかわいい。そこを惑わす鷺沢さんもかわいい。登場人物がだいたいヤバい奴なのに、本気で面白いし、話の展開や終着点が一切読めないのも面白さのポイント。


保安官エヴァンスの嘘

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保安官エヴァンスの嘘はこちらから。
クールな保安官のエルモア・エヴァンスは西部一のガンマンと評されている。しかし、モテた父の教えを守る彼の恋愛経験は0。それは彼をライバル視する金髪の女ガンマン、フィービー・オークレイも同じだった。二人は互いに気はあるものの、どうしてもカッコつけてしまうため恋に発展はしない、もどかしいラブコメ漫画。
読んだことないけど、かぐや様は告らせたいの西部劇バージョンと言ったところか。

エルモア

保安官としての腕前はかなりあり、寡黙な印象を受けるが心の声は頻繁にしゃべる。心の底は残念な男ではあるのだが訓練量に裏付けられた射撃の腕前とモテない男ならではの言い訳、女運のなさは一級品なので、いわゆるなろう系の真逆を歩む。

フィービー

基本的にエヴァンスの下心が空回りするさまを描いているので、各話ごとに彼が意識するヒロインがいるが、作品全体を通してのヒロインでありライバルであるフィービー・オークレイの可愛さたるや。上記の画像は公式サイトから引っ張ってきたのだが、回を増すごとに可愛さが増えていく。
オークレイは賞金稼ぎとして何度もエヴァンスに張り合いながらも本心ではエヴァンスのことを王子様みたいに捉えているところがある。そんな本心に気づかずにオークレイにかっこいいところを見せたがって無茶を試みるエヴァンス、それがさらにオークレイの恋心を加速させてゆく。

アビー

エヴァンスのオークレイが共闘する長編が度々あるが、ある長編回でサブヒロインを務めるアビーが爆裂に可愛い。公式設定で美人って言われているのに、生真面目ゆえの残念な性格なのが個人的にとても好み。

ヤンキーショタとオタクお姉さん

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ヤンキーショタとオタクおねえさんはこちらから。Web連載しているので最新話はこちらから。
オタクのOL、佐伯かづ子の家の隣のアパートに住む愛川龍桜は小学5年生。クールな彼は幼少期の出来事がきっかけでかづ子のことが好きだけど、対するかづ子の苦手なものはヤンキー、そして大好物はショタ。かづ子は好き嫌いが合体した龍桜くんにオタクイベントへストーカーされたり、あるいは龍桜の同級生にいろんな目に合わされたり……ヤンキーショタに振り回されるかづ子と、オタクおねえさんの言動に一喜一憂する龍桜くんの姿を描いたショタおねラブコメディ漫画。
ヤンキーおねえさんとオタクショタとかだったら確実にエロ漫画だったが、逆転するだけでここまで健全なラブコメにできるかと感心した。

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龍桜くんの普段の言動はとてもクールなんだけど、そこにかづ子が関わると一気にやんちゃポンコツツンデレボーイとなってしまう。
そのポンコツがきっかけで母親に怒られることもしばしば。
作者的には龍桜くんで萌えてほしいんだろう。

かづこ

かづ子の色気が最近すごい。龍桜くんが惚れるのもわかる。巻を増す毎に龍桜くんは常識人に近づいていくし、かづ子は可愛くなっていくし、二人の関係はしっかり構築されていく。そこが大変良い。

衛宮さんちの今日のごはん

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衛宮さんちの今日のごはんはこちらから。あとWeb連載してるので最新話を追いたいのであればこちらも。
ゲーム「Fate/stay night」を原作とするが、かといって原作とは打って変わって主人公たちの平和な日常を描いた料理系グルメ漫画。
正直私は原作などについて聖杯戦争というワードやなんとなくのキャラクターくらいしか知らないので、細かい内容は間違っていると思うが、そこまで厳密な作品ではないと思うのでおおよその解説をする。
主人公の衛宮士郎は高校生でありながら家事全般をこなす主夫のような男の子。彼の同居人であるセイバーや、高校の後輩である間桐桜、魔術の師匠であり友人である遠坂凜らと共に過ごす平和な日常を特に料理に重きを置いて描写する料理漫画。
実際に作中で出た料理のレシピとか載ってて一人暮らしには心強い。ホイル焼きとかよくやる。

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アニメもやってたりしていた。1ヶ月に一本でとても落ち着いた雰囲気なアニメ。見てて疲れない上、どこか優しく癒やされるアニメである。

スナックバス江

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スナックバス江の1巻はこちらから。
場末のスナックバス江ではママと明美の二人が働いている。常連のおじさんタツ兄やツッコミメガネの山田、モテないオタクの森田、どこかズレてる小雨、あるいは世界観をぶち壊すようなメタ過ぎるゲストキャラクター達が織りなすトークを描いた型破りなギャグコメディ。
ギャグの種類が多岐にわたる。メタ的な話もあれば、シュールな言葉遊びもあり、風刺もあれば絵面の面白さで勝負することもある。連載漫画なのでその御時世に伴った風刺がやや多めか、ただそれに頼りきりになることはなく、あるあるネタを持ち出してきたり、漫画という表現ならではの面白さもある。
個人的には小雨ちゃんが可愛くて好きです。

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そうでもないかもしれない。
公式でバズらせたいから配布してる画像集はこちら。URL確認したらbazueってなってるけど、もしかして担当した人バス江じゃなくてバズ江って認知してるのかな。それともバズるとかけてるのかな

ダンジョン飯

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ダンジョン飯の1巻はこちらから。
島の地下に広がる広大なるダンジョンから這い出た朽ちかけの男が自らを王と名乗った。その男はダンジョンの主である狂乱の魔術師を倒した者に国を全てをやろうと言い残し死んでいった。そうしてダンジョンを探索する冒険者の時代が始まった。トールマンという種族のライオスもその冒険者の一人で、妹で回復魔法使いのファリン、攻撃を主とするエルフの魔法使いのマルシル、ハーフフットという種族で鍵開けや罠解除に長けるチルチャック、東の国からやってきた剣士のシュロー、武器に詳しいドワーフのナマリの計6人でダンジョン深層にいるレッドドラゴン討伐を試みる。しかし、空腹が原因で彼らは窮地に陥り、全滅の危機にファリンはドラゴンに食べられかけている自分以外を魔法で地上へ転移させる。こうして地上に出たパーティからシュロー、ナマリは離脱。金銭的、時間的余裕のない中ファリンの救出を単身試みる戦士ライオスに、魔法使いマルシル、鍵屋チルチャックは協力を提案。そこでライオスはダンジョン内で魔物を狩って自給自足を行うという奇策を以て、ダンジョンの攻略を始める。そうして魔物食の一皿目を作る際に協力をしてくれたドワーフのセンシを仲間に加え、彼らは魔物を食べながらダンジョンを攻略していく、そんなファンタジーグルメ漫画の金字塔。
このマンガがすごい!とかを受賞している至高の名作。ゲームやアニメなどでファンタジー作品に触れた人々にとっては非常に面白い作品。

サソリ

スライムをマロニーちゃんみたいにして鍋で食べるっていうのは発想の勝利。なんだかんだで料理はおいしそう。

ライオス

それから登場人物が非常に魅力的。主人公のライオスは魔物が(比喩抜きに)食べたくなるくらい好きな一方で人間に対して関心が薄い。作品の話の途中で二つ目のパーティにも焦点が当たるのだが、そこのパーティのリーダーであるカブルーはあるトラウマから魔物の知識はあまりないがダンジョンの政治的要素など人間的なところに非常に強い関心がある。その二人の対比を描きつつ彼らがそれぞれ得意不得意とする両点について時にきっちりと、時に最低限に描写しているのがすごい。
一見するとシリアスに見えるが、本編はどちらかというとコメディー色が強い。

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有名なのは上のマルシルのブレイクダンスとかか。シリアスなシーンであろうと戦闘シーンであろうと容赦なくギャグを突っ込み、時としてそのギャグが目の前の問題の解決の糸口となったりする。