寝たきりから一人暮らし2:回復期病院


<はじめに>

2014年8月突然病気になり、寝たきりになってから回復期の病院へ転院(リハビリテーション科)しました。
それ以前の状態に関しては、前編をご覧下さい。
<教訓>以降の内容は有料記事となっております。
収入が障害者年金以外にない状況のため、ご容赦ください。

[状態]
初期状態:介助ありで車椅子に乗り移り可能。
転院時の状態:歩行器での移動自由、トイレ・着替え・入浴が介助なしで可能、耳鳴りの減少。

<教訓>


1.看護師さん、療法士さんに細かく相談
看護師さんや療法士さん(リハビリの先生)は我々以外の患者も経験されているので、経験は豊富です。
健康な相手だったとしても、相手が何を考えているか、何を感じているかを推測するのは至難の業です。
可能性が高いとすれば家族ぐらいでしょうか。
さらに、リハビリが必要で回復期病院に入院する場合、声をだす事が難しくなったり、表情を作ることが難しくなったりすることが多いため、コミュニケーションは通常より難しくなります。
なので、看護師さんや療法士さんとは「しつこいかな?」と思うぐらい密なコミュニケーションをとるようにする事をお勧めします。
療法士さんから目標を尋ねられることがありますので、正直にお話しした方が良いです。
その内容に合わせてリハビリのメニューを計画してくれます。
主治医をここから省いているのは、看護師さん、療法士さんに比べて、会う機会が少ないためです。

2.担当者の能力に問題があるなら交代してもらう準備を
これは、どの職種の担当者に関しても言えます。
悲しいことですが、医師、看護師、療法士(リハビリの先生)など、全員が十分な能力を持っているとは限りません。
こういった場合に問題のある担当者に対してストレスを溜めながらリハビリをするのは効率が悪いので、別の方へお話しして、担当者の交代を依頼するべきだと思います。
性格的に合わないという場合は他の方を交えての話し合いによって、改善できる場合が多いと思われますので、やはり他の方に相談した方が良いと思います。
残念ながら、担当者に能力的に問題があるという場合は記録を取り(メモ、音声など)、別の方に担当者を変えていただくよう相談すれば成功する確率は高くなると思われます。
問題のある担当者に直接話したとしても、こういった人物は自己保身を第一に考える(例:「途中交代をされたら自分の評価が落ちてしまう」など)傾向が強いので、そういった話をなかったことにしようとする可能性が高いためです。

私の場合ですと、主治医が能力的に非常に問題のある人物でした。
以下は主治医の失態の一部です。
視野の確認・診察ができない、他施設への訪問時用の書類の書き忘れなど、挙げだすとキリがありません。
私が主治医の能力的に問題にある事に気づいたのは、入院期間の終盤だったため、私はそのまま転院し、泣き寝入りとなってしまいました。
今でも思い出すと強い不快感を感じます。
これをお読みいただいている方には私のような経験をしていただきたくないです。
能力に問題がある担当者に担当されてしまった場合は証拠をある程度揃えた上で、他の方にご相談される事をお勧めします。

3.記録を取る
私はスマートフォンのロックを解除できるようになったのが、2015年1月27日だったため、それまではスマートフォンを使用できませんでした。
視力が現在よりもかなり悪く、紙媒体への記録もままならなかったため、スマートフォンで記録を取り始めたのは3月1日からでした。
この記事も3月以降のことに関しては、その記録を参考に書いています。
また、自分の身体状況の変化なども記録しておけば、不安になった時にやる気を維持する助けになります。



ここから先は

4,926字

¥ 320

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?