(仮)ロシアツァーリの権力

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隣国の独立承認を取り消すことは、1812年序盤の(1812年祖国戦争)パフォーマンスを取り消すよりもより重大なことだと思うのですが…

toomas hendrik ilves氏 https://twitter.com/IlvesToomas/status/1534609923337818113

この動きを、一議員の「取るに足らない」個人的な行動と見なす人は、ここでのポイントを逸している。このことは、モスクワの中央エリートや官僚たちの政治的見解の現状をよく示している。それは、多かれ少なかれ、ツァーリ宮廷のコンセンサスである。

モスクワの皇帝の宮廷全体が、この妖怪の中の意見を持っているか、オウム返しをしているのです。しかし、ツァーリに反対する勢力や、原理的には賛成でもツァーリが行き過ぎたと考える勢力も確かにある。最近の共産党指導部(=ツァーリ朝廷)と......ツァーリ朝廷の対立を考えてみよう。

...地域のコムソモール指導部(=ツァーリ宮廷ではない)。後者は「ドンバス防衛」に原則的に賛成しながら、プーチンは行き過ぎたと主張した。

このような意見はロシアに存在するが、ツァーリ裁判所には存在しないし、表明もされない

ロシアの政治家の中に正気と理性を見出したいなら、奴隷根性と順応主義が他のどんなことよりも優先されるツァーリ宮廷ではなく、他の場所を探すべきだ。ツァーリ宮廷では、誰も話をする相手がいない。

さらに、戦術的ではなく戦略的なデスカレーションを望むのであれば、制度としてのツァーリ宮廷の解体を目指さなければならない。プーチンを「リベラル」(=プーチン政権を民族的純度が低いと批判する過激なロシア民族主義者)に変えるだけでは不十分なのです。

問題はプーチンにあるというより、ツァーリへの隷属的な服従にあるのだ。従って、プーチンを別の皇帝に変えても問題は解決しない。ツァーリという地位はあまりにも大きな力を与えるので、彼の悪徳、妄想、暗黒面はすべて百万倍にも増幅されるのだ。

ツァーリという地位は非常に大きな権力を与え、それを持つ者はあらゆる方法でその制約のない権力を乱用するような腐敗作用を持っているのだ。だから、ツァーリという地位と、それを可能にする政治システムこそ、解体されなければならないのだ。


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